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ワーキング・ホリデー
坂木 司
価格: ¥1,550 (税込)

単行本
出版社: 文藝春秋
発売日: 2007/06
ISBN: 4163261206
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 176873位
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坂木司の長所と短所
ひとえに、作者自身が「いい人」であることだと思う。
それゆえにある意味では安心して読めるし、ある意味では作品の幅の広がりに対する制約となっていると思う。
それを承知した上で、ひきこもり探偵シリーズが許容でき、かつ楽しめた理由は、一人称の語り部が善人だったからだ。
だから、今作の語り部は元ヤンキー(しかもワルぶってるけど善人)という設定にしたのは最大の失敗だったと思う。一所懸命にワルぶって書いてるのが透けて見えて、作中の言葉を借りるなら、「マジヤバ」だった。あざとすぎてストーリーに入り込めない。いつの時代のヤンキーを参考にしてるのかと。
ストーリー自体も、特にひねりも何もなく、読んでて終始微妙だった。宅配便配達人という設定をいかしきれていない。
作者はもうネタ切れなのだろうか。
ほほえましい父と子の関係♪
ホストのヤマトのもとに突然現れた小学生の男の子。息子だと
名乗るその少年と、夏休みの間一緒に過ごすことになった。
最初はぎこちない関係の二人だが、やがて父と息子の関係に・・・。

全体的にほのぼのとした作品。ヤマトの前に突然現れた少年進。
小学5年生にしてはしっかりしていて、ヤマトもタジタジ。
だが、一緒に暮らしていくうちに、だんだんと親子の絆が出来て
くる。心当たりがあったにせよヤマトが、息子だという進の言葉を
簡単に信じてしまうのにはちょっと疑問を感じたが、読んでいて
とてもほほえましかった。ヤマトのホストから宅配業者への転身も
笑える。二人をとり巻く人たちも個性豊かで楽しい。いい人ばかりだ。
この作品には善人しか出てこない?(笑)テレビドラマにすれば
面白いかもしれない。ところで、ヤマトの名前はやはりクロネコ・・・に
関係があるのだろうか?あるとしか思えないのだけれど(*^▽^*)
読者として応援したくなってしまう、父と息子の夏休み
坂木司の作風「優しさ」が、今回は地域密着宅配便と父と息子から、取り消せる失敗を許せる人になろうって意志が伝わってくる。
物騒な世の中になってきてるけど、まだ世の中捨てたもんじゃないっていう気持ちが、この坂木さんにはあるんだろうなってしみじみ思った。
自分に子どもがいるとは全く思ってなかった主人公大和が、ひと夏一緒に生活していく一人息子・進に対して、子どもはなぜ守ってやりたくなるのか、可愛いのか、といった感情が湧き出す描写が所々にあって読者としては応援したくなってしまう。
唯一、宅配便とあまりかかわりが無い私には、その地域密着ってのが実感が涌かなかった。
あー面白かった!
坂木司さん引き出したくさんありますね!こうきましたか〜
ホストクラブ部分だけでも1冊分くらい書いて欲しいくらい
面白いのに惜しげもなく第一章ですっぱり。わーんもっと読みたい!

もう文句なく面白いです。
登場人物一人ひとりが魅力的なのに1冊のなかでは書くのにも
限度があるというのが不満なくらいです。
超個性的な人ももちろんいますが、普通の人もこんなに魅力的なのは
作者の坂木司さんが普通の人をドラマティックに見る目を持っている
からなのでしょうか。

毎度しつこいようですが続編を期待しています。
あと今までも出てはいましたがこれからは迷うことなくすっぴん&
パジャマひざぽっこりでも宅急便を受け取ります。
父と息子のひと夏の体験
元ヤンキーで今はホストの大和の元へ
息子と名乗る小学生がやってきた。
その息子とのひと夏の親子の物語。

小学生の進が妙に味がある。
小学生のくせに、
家事全般に口うるさい。
ごみは分別して出せ、だの
食費は切り詰めなきゃ、だの、
妙に料理はうまいし、
洗濯掃除だって、並みの主夫では太刀打ちできないような完璧さ。
だからふとした瞬間に見せる
小学生らしさ、
父を慕う子供の姿を見ると
何故かきゅんとしちゃいますね〜
これが父性でしょうか?

店の客を殴ったために店をクビになってしまったヤマト。
しかし、そのオーナーが働き口を斡旋してくれる。
それが、運送屋。
車ではなく、リヤカーで住宅街をひた走る。
時折、元ヤンキーの血も騒ぐけれど、
リヤカーを引く姿は好印象。
そしていきなり現れた息子との生活に
戸惑いながらも、やはり父性を取り戻していくヤマト。
途中、ステレオタイプ的な父と息子のやり取りなんかも出てきて
その辺がもったいなかったけれど
全体的に面白く読めました。



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