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読み違え源氏物語
清水 義範
価格: ¥1,500 (税込)

単行本
出版社: 文藝春秋
発売日: 2007/02
ISBN: 4163256709
おすすめ度:5.0
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ミステリーとして読むおもしろさ
「源氏物語」を推理小説として読むのもおもしろい。その読み方を「私」と友人の「千原章太郎」との問答形式で本作品を小説仕立てで展開している。まず「夕顔殺人事件」と銘打ってミステリーとして読むおもしろさを述べている。
 六条御息所が物の怪になって嫉妬心から夕顔を殺す一般論を説くが、千原は「推理力」を使ってその裏に巧妙に隠されている「真実」を読み取らねばならないと言う。夕顔は本当に死んだのだろうか、死んだまねをしてたのではないか、と千原は意外なことを言う。更には、夕顔は空蝉の一人二役トリックではないかとも言う。空蝉は光源氏とのアバンチュールを楽しみたくて、別人になりすましていたのではなかろうか、という大胆な仮説を立てるのである。また、夕顔が死んで光源氏が長患いしたのを主謀者であった頭中将は心配していたとも言う。
 この後に続く「かの御方の日記 葵の上」「プライド 六条御息所」「愛の魔窟 朧月夜」なども現代的感覚で解きほぐし、焼き直した「現代版源氏物語」である。
「源氏物語」も、ミステリー小説として、新観点から読むおもしろさがある。
 



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