読み進めるごとに、実写化したら面白そうだな!とは思いながらも…。
原作の独特な世界観が空回りして、ちゃちな映像になりそうな予想もつく。
現代版日本むかし話のようなレトロで妖艶な世界観がゆらりと醸し出されていて引き込まれます。
あめふらし
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梅雨時にいい感じの読後感です。
オムニバスなのだけど、全編繋がっています。
『よろず春夏冬中』のひとつとも繋がってる、と思います。
(記憶が曖昧ですが)
独特の湿った雰囲気や、人物、不思議な物語など、
今までの長野作品にありがちながらマンネリを感じさせない
完成度の高い作品なのでは…と思います。
オムニバスなのだけど、全編繋がっています。
『よろず春夏冬中』のひとつとも繋がってる、と思います。
(記憶が曖昧ですが)
独特の湿った雰囲気や、人物、不思議な物語など、
今までの長野作品にありがちながらマンネリを感じさせない
完成度の高い作品なのでは…と思います。
一話完結のオムニバス…といっていいのかな? キーワードは蛇と魂。うーん、なんとも象徴的でしょう? 蛇といえばユングの象徴学では…アレですから。
主人公は市村岬くん…でいいのかな? なにもかもご承知の橘河=「あめふらし」と、彼と不思議な養子縁組をしている仲村に、毎回毎回振り回されている彼ですが。時系列で言えば、最後の短編「雨宿」→最初の短編「空蝉」→以下順…という感じなのでしょうが。
話はといえば…ううん、掴みどころがないというか…「わかった!」と思った瞬間、次の章でやっぱり訳がわからなくなったり。
どうも人外のモノたちや、魂を飛ばした人たちがさすらい…あめふらしの元にやってくる、という話なんですが。
この人たち、実は「よろず春夏冬中」(文芸春秋)の中にも出てきますよね? 「雨師」という短編の中に。
こちらの短編集も一話完結の話ですが、それぞれの話は独立していますし、幻想色も薄いですから…読みやすいかな? ただ、ボーイズ色は強いので、ご注意を(笑)。
主人公は市村岬くん…でいいのかな? なにもかもご承知の橘河=「あめふらし」と、彼と不思議な養子縁組をしている仲村に、毎回毎回振り回されている彼ですが。時系列で言えば、最後の短編「雨宿」→最初の短編「空蝉」→以下順…という感じなのでしょうが。
話はといえば…ううん、掴みどころがないというか…「わかった!」と思った瞬間、次の章でやっぱり訳がわからなくなったり。
どうも人外のモノたちや、魂を飛ばした人たちがさすらい…あめふらしの元にやってくる、という話なんですが。
この人たち、実は「よろず春夏冬中」(文芸春秋)の中にも出てきますよね? 「雨師」という短編の中に。
こちらの短編集も一話完結の話ですが、それぞれの話は独立していますし、幻想色も薄いですから…読みやすいかな? ただ、ボーイズ色は強いので、ご注意を(笑)。
長野まゆみの日本語ってきれいだと思います。
「キレイ」ってより「綺麗」の方のきれい。
・・そゆ微妙な言葉の雰囲気が味わえる文章だと思います。
この本自体は(うちの好きな)小川洋子的雰囲気やったと思います。
とかゆって、
違うと思われた方、絶対いるだろなぁ。。すんません。
「キレイ」ってより「綺麗」の方のきれい。
・・そゆ微妙な言葉の雰囲気が味わえる文章だと思います。
この本自体は(うちの好きな)小川洋子的雰囲気やったと思います。
とかゆって、
違うと思われた方、絶対いるだろなぁ。。すんません。
あらかじめ断っておくと、私は「美少年モノ」はむしろダメな人間です。したがって「長野まゆみ=ジュネ系」という認識で、これまでは彼女の著作は敬遠してきたクチ。
ところがひょんなことからこの本を読むことになり、自分の先入観を恥じました。何とも美しいfantasyです。時間も空間も軽々と飛び越えて繰り広げられる物語。ここで描かれている人間模様、性愛、恋愛は全て夢か現か幻かが曖昧で、めくるめくような陶酔に身を任せながらページをめくってゆくうちに一気に最後まで読んでしまいます。何よりも最終章「雨宿り」の切ないことといったら…。鳥肌が立つような、読了後も数日間ふわふわとタマシイが半分物語の世界へ行っちゃったまんま帰ってこなくなるような、そんな魔力のある物語。
相当に濃厚な内容が、つつましやかな文体でオブラートにくるまれているため非常に格調高い文章として昇華されているところにも瞠目しました。すごい筆力だと思います。どこか、倉橋由美子さんの【交歓】を彷彿とさせられる作風でした。
これまでの私と同じように敬遠されていた方がいらしたとしたら、もったいないのでぜひ読んでいただきたい。傑作ですよ。
ところで私が現在悩んでいるのは、これが良かったからといって長野まゆみさんの他の作品にまで手を出すかどうか、ということです。まだ決めかねています…。
ところがひょんなことからこの本を読むことになり、自分の先入観を恥じました。何とも美しいfantasyです。時間も空間も軽々と飛び越えて繰り広げられる物語。ここで描かれている人間模様、性愛、恋愛は全て夢か現か幻かが曖昧で、めくるめくような陶酔に身を任せながらページをめくってゆくうちに一気に最後まで読んでしまいます。何よりも最終章「雨宿り」の切ないことといったら…。鳥肌が立つような、読了後も数日間ふわふわとタマシイが半分物語の世界へ行っちゃったまんま帰ってこなくなるような、そんな魔力のある物語。
相当に濃厚な内容が、つつましやかな文体でオブラートにくるまれているため非常に格調高い文章として昇華されているところにも瞠目しました。すごい筆力だと思います。どこか、倉橋由美子さんの【交歓】を彷彿とさせられる作風でした。
これまでの私と同じように敬遠されていた方がいらしたとしたら、もったいないのでぜひ読んでいただきたい。傑作ですよ。
ところで私が現在悩んでいるのは、これが良かったからといって長野まゆみさんの他の作品にまで手を出すかどうか、ということです。まだ決めかねています…。



