たった3人の弱小プロダクションで
デザイナーとしての第一歩を踏み出した新人女子の奮闘記。
広告事情に精通した著者が作り出す世界はとってもリアルで、
働くことの原点に立ち返られるチャーミングな一冊でした。
「この遊園地はあの遊園地かな?」などと
考えながら読み進められるのもまた一興。
山本幸久さんの本はどれも好きなんですが、
人を見る目が温かみにあふれていて
読み終わったあといっつも胸がほんわかします。
働き続けてちょっと疲れて、
なんとなく立ち止まっちゃったときに読むと
なおさら心に響く気がしました。
凸凹デイズ
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醐宮、大滝、黒川の過去の話と現在の話とを織り交ぜて、物語は進んでいく。
そのコントラストがとてもよかった。仕事に迷いや挫折、悩みはつきものだが、
そういうことを深刻にとらえずに軽いタッチでリズミカルに、時にはユーモラスに
描いている。読んでいて心地よさも感じた。仕事はお金だけでは決められない。
どれだけ自分が打ち込めるか、どれだけやりがいがあるか、そのことのほうが
大事だと思う。この作品の中に出てくる人たちの人間関係もさわやか♪心が
温まる作品だった
そのコントラストがとてもよかった。仕事に迷いや挫折、悩みはつきものだが、
そういうことを深刻にとらえずに軽いタッチでリズミカルに、時にはユーモラスに
描いている。読んでいて心地よさも感じた。仕事はお金だけでは決められない。
どれだけ自分が打ち込めるか、どれだけやりがいがあるか、そのことのほうが
大事だと思う。この作品の中に出てくる人たちの人間関係もさわやか♪心が
温まる作品だった
どんな小さな安い仕事でも引き受ける零細企業凹組の女性一人、男性二人が主人公の話。三人それぞれの不器用ながらも誠実な生き方に感動させられる。現在と過去が交錯する形で物語は進んでいくが、それが小説に奥行きを与えてくれ、ラストの爽快さにもつながっていく。仕事をしていて苦しいとき、悩むとき、そんなときに元気づけてくれる秀作です。
原田宗典さんの「何者でもない」でも劇団員の普通の主人公が
ある特定の人の圧倒的な個性に、自分が特別な人間ではないことに
気づかされて、嫉妬や諦念するといったところがあったんだけど
この物語では、クロの才能に圧倒されたり嫉妬しながらも
それぞれが自分だけの個性を見つけて自分の居場所を
作っていくってところがいいですよね。
キャラもそれぞれいい味出していて、特にオータキの青年時代の
コンプレックスの塊のような感情はすごく理解できて
ちょっとせつないようなつーんとするような苦しさを
感じさせられました。
最後のほうのオータキの「おかえり」には(成長も感じられて)
いろんな意味でジーンとさせられたなぁ。
ただ、口紅の広告コピーだけは(男の勲章って、、、)
ひどすぎねーかなーと?
話をつなげようと強引過ぎた感があります。
でも、いい小説ですよ。
ある特定の人の圧倒的な個性に、自分が特別な人間ではないことに
気づかされて、嫉妬や諦念するといったところがあったんだけど
この物語では、クロの才能に圧倒されたり嫉妬しながらも
それぞれが自分だけの個性を見つけて自分の居場所を
作っていくってところがいいですよね。
キャラもそれぞれいい味出していて、特にオータキの青年時代の
コンプレックスの塊のような感情はすごく理解できて
ちょっとせつないようなつーんとするような苦しさを
感じさせられました。
最後のほうのオータキの「おかえり」には(成長も感じられて)
いろんな意味でジーンとさせられたなぁ。
ただ、口紅の広告コピーだけは(男の勲章って、、、)
ひどすぎねーかなーと?
話をつなげようと強引過ぎた感があります。
でも、いい小説ですよ。
仕事場はアパートの一室(1K)。従業員3名。東京郊外にある零細デザイン事務所凹(ぼこ)組が舞台。そこで起こった現在のドラマ(ヒロインが主人公)と10年前のドラマ(ヒロインの先輩が主役)が交互に描かれていく。その構成が、読者を行間や余白に込められた何かにじんわりと導いていくのが秀逸。凹組(その由来は微笑ましい)を始め、出てくる会社の名前、機械の名前、商品の名前、人物の名前・・・ネーミングがとてもチャーミングで、せつないけれどやわらかい独特の世界観を効果的に彩っていると思う。悪い奴も良い奴もみんなどこか憎めない愛嬌があって、それが会話や地の文にもにじみ出ていて、気がついたらほっぺたがゆるんでいる。こころの汗もひとしずく。



