姫野カオルコさんの作品を読むのは初めてで、他がどのような作風なのかは知りませんが、この本は、読後に物足りなさを感じました。
私の祖母は昨年に倒れ、話せなくなってしまったので、ハルカと同じ1920年生まれの祖母がどのような時代を生きてきたのかわかるかな?と思い読み始めました。私の祖母は、駆け落ち同然で結婚したり、早くに夫を亡くしたというせいもあるのか、とっても粋なひとで、最初にでてくるハルカとどこか似た雰囲気を持っています。しかし、普通の家庭で育ち、普通にお見合い結婚し、まあ当時は普通でもなかった女性が仕事をするということだけで、ハルカがあんなに粋なおばあちゃんになるのかなあ・・・?という疑問が残ります。
他の方も書かれていましたが、50代のハルカで終わらせるのではなく、その後の老年期も描いて欲しかったと思います。そうしたら、自分にも参考にできる点があったかも・・・
浮気ばかりのハルカの夫、大介さん、どうかなあ〜と私から見たら思うんですが、ハルカは冒頭で「これだけラッキーな結婚にアタったんやもんな」といってます。これ、どういう心境から言っているんだろう?まだまだ結婚して日が浅い私にはわからないのかな?
ハルカ・エイティ
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夫がどんな人だったのかがいまいち分からずに終わって
残念だったが、ああいう夫婦の形はうらやましかった。
共に生きて生きたいと思う人と、恋愛したいと思う人は別。
残念だったが、ああいう夫婦の形はうらやましかった。
共に生きて生きたいと思う人と、恋愛したいと思う人は別。
ほかの方も書かれていますが、私もこの作品にはがっかりしました。戦前・戦中・戦後を生き抜いた女性の人生記という物語はよくありますが、そうした作品からでしか戦争を知らない私のような世代が読んでも「あれ?この時代の生き様ってこんなもんか?」と肩透かしをくらった感じがしました。100歩譲って重くなりがちな戦争時代を軽やかにさわやかに描こうとした・・・と考えてみてもどうも上っ滑りな印象を持ちました。たまたま戦争の時代に生きた人々のストーリーでテーマは戦争ではなく夫婦愛・夫婦道だったという見方もありますが、「夫婦」に焦点をあててみてもやはりちょっと現実感がなさすぎます。最後まで夫である大介の人物像があいまいなままでどこに魅力があるのかいまいちわかりませんし、そのことによってハルカの魅力も半減してしまっているような気がします。登場人物もごちゃごちゃしておりその一人一人が雑に描かれているためだれがだれなのかよくわからなくなってしまいました。
姫野さんの作品は好きなので期待して読んだぶん、がっかりしたのが大きかったです。
姫野さんの作品は好きなので期待して読んだぶん、がっかりしたのが大きかったです。
昭和と言う時代、戦争、それらを乗り越えてきた「ハルカ」の人生。女一代記ともいえる本作品は、「姫野カオルコにかかると、戦争もこんな書き方になるんだ〜」という、新しい切り口がとても新鮮でした。
「西の都・大阪には、またB29が飛んできた。びゅんびゅん飛んできた。200×年に暮らす若い男には、若い娘の半裸全裸の写真撮影地としてだけ認知されているサイパンからグアムからテニアンから。」てな具合。
ともすれば、悲惨さだけを伝えがちなこの時代を、現代と比較しながら軽妙に語る語り口は、今の若者にとってはむしろ説得力を持って伝わるのではないかと思います。
しかし、「ハルカ」80歳の今があまりに魅力的で、そこにいたるまでの彼女の人生が大して波乱万丈でもなく、最初の「今」に比べると、パワー不足の感がありました。夫との死別のくだりや60代、70代も書き込んでほしかったです。
「西の都・大阪には、またB29が飛んできた。びゅんびゅん飛んできた。200×年に暮らす若い男には、若い娘の半裸全裸の写真撮影地としてだけ認知されているサイパンからグアムからテニアンから。」てな具合。
ともすれば、悲惨さだけを伝えがちなこの時代を、現代と比較しながら軽妙に語る語り口は、今の若者にとってはむしろ説得力を持って伝わるのではないかと思います。
しかし、「ハルカ」80歳の今があまりに魅力的で、そこにいたるまでの彼女の人生が大して波乱万丈でもなく、最初の「今」に比べると、パワー不足の感がありました。夫との死別のくだりや60代、70代も書き込んでほしかったです。
「あれっ?もう終わり?」
名残惜しくて、飛び出た言葉ではありません。
今回は、期待外れだったな・・・の気持ちから出た言葉となりました。
80代になっても、素敵な女性として楽しく暮らしているハルカさん。
どんな人生を送ったら、人生の終盤も「女」として、素敵に綺麗に
毎日を送れるの?その疑問は、この半生を振り返る小説の中にある!!
と、思って読み始めました。そして、どこどこどこに?と思って
いる間に、最後のページにたどり着いてしまいました。
いかにしてハルカさんが、ハルカさんとなったかを書ききれていない
ように感じました。腑に落ちない感じが残りました。
期待して読み始めた分、がっかりも大きくなってしまったみたいです。
名残惜しくて、飛び出た言葉ではありません。
今回は、期待外れだったな・・・の気持ちから出た言葉となりました。
80代になっても、素敵な女性として楽しく暮らしているハルカさん。
どんな人生を送ったら、人生の終盤も「女」として、素敵に綺麗に
毎日を送れるの?その疑問は、この半生を振り返る小説の中にある!!
と、思って読み始めました。そして、どこどこどこに?と思って
いる間に、最後のページにたどり着いてしまいました。
いかにしてハルカさんが、ハルカさんとなったかを書ききれていない
ように感じました。腑に落ちない感じが残りました。
期待して読み始めた分、がっかりも大きくなってしまったみたいです。



