人間の才能って、長くは続かないものなんでしょうかね。
「ぼくは勉強ができない」で見せた、きらりと光るような
才能の輝きを、この本では一片たりとも見つけられなかった。
まず、心理描写が思わせぶり。
「読ませる」短編、という評価を、最初から意識して書いたと
思わせる。何より、彼女の真骨頂(?)である性的描写が、
ヘンにまわりくどい。最近、こうしたまわりくどい文章を、
うまいと評する風潮がありますね。
登場する男性たちの多くは「肉体労働者」であるが、
これも、「肉体労働している男はこうだろう」という決め付けが画一的。
エリートの夫に蔑まれ、息の詰まるような毎日を送っていた女性が
ゴミ収集業の男性のもとに走って、やっと生きてる実感を得る、
みたいな話は、どう考えても陳腐でしょう。げんなり。
いわゆる「頭脳労働」じゃない「肉体」使った仕事してる「筋骨隆々」の
「男らしい」男のもとにいけば、「女の幸せ」が手に入れられる、
なんて、山田詠美の物の見方って、その程度だったのか。
こりゃ林真理子以下だな、とがっかりしているところです。
風味絶佳
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久々に読んだ山田詠美。
『切ない』っていう感情を素直に喚起させてくれた。コックリとあまぁーいけどゾクってする。
それが心地良いなっていう本だった。
肉体の技術を生業とする人々かー・・。
特別な人の醸し出す空気、佇まいはほんっとうに
愛おしく、噛み締めるものなんよね。
軽くよめるけど、その残す余韻は素敵−☆
タブン何回も読み返すだろうなー
『切ない』っていう感情を素直に喚起させてくれた。コックリとあまぁーいけどゾクってする。
それが心地良いなっていう本だった。
肉体の技術を生業とする人々かー・・。
特別な人の醸し出す空気、佇まいはほんっとうに
愛おしく、噛み締めるものなんよね。
軽くよめるけど、その残す余韻は素敵−☆
タブン何回も読み返すだろうなー
空は、すごいねえ。こんなものをいっぱい作れるんだから。それで、人を喜ばせたり、困らせたりするんだから。才能あるねえ。
ステキだなあ〜〜と思った作中の一文であります。
ステキだなあ〜〜と思った作中の一文であります。
この小説は、巧い&美味い。
昔は山田詠美さんの描く、学校のなかでの微妙な、こまっしゃくれた心理みたいなものがすきだった。『ぼくは勉強ができない』や『放課後のキーノート』が心のバイブルになって、ファンになった。最近の詠美さんはそういう本は書かない。そういう類の本を書くのは実はあまり好きではないんだ、と何かのインタビューで読んだ。その時は哀しかったけれど、この小説。なるほどね、と思った。詠美さんは好きな小説を書くと饒舌になるんだ、と思った。まるで流れるような言葉。あとからあとから沸いてくる素敵な場面、感情。一言で表すと、巧い。
ああ、やっぱり詠美さんはプロの物書きなんだな、と強く感じた。
大人になって、あのころと違った感覚で詠美さんの小説を読むと、なるほど、拒否していた部分がすんなりと受け入れられる。全然いやらしくない、男女の愛の描写。少し狂ってしまったような、愛の描写。今はわかるような気がする。
また、おいしそうな料理やお菓子の描写が多い。愛情って、料理と通じるところが多いのかもしれない。と、いうことで、美味い。
昔読んだ小説のように、心のバイブルにまで上り詰めることは無いにしろ、読んだことは決して後悔させないし、面白かった。
昔は山田詠美さんの描く、学校のなかでの微妙な、こまっしゃくれた心理みたいなものがすきだった。『ぼくは勉強ができない』や『放課後のキーノート』が心のバイブルになって、ファンになった。最近の詠美さんはそういう本は書かない。そういう類の本を書くのは実はあまり好きではないんだ、と何かのインタビューで読んだ。その時は哀しかったけれど、この小説。なるほどね、と思った。詠美さんは好きな小説を書くと饒舌になるんだ、と思った。まるで流れるような言葉。あとからあとから沸いてくる素敵な場面、感情。一言で表すと、巧い。
ああ、やっぱり詠美さんはプロの物書きなんだな、と強く感じた。
大人になって、あのころと違った感覚で詠美さんの小説を読むと、なるほど、拒否していた部分がすんなりと受け入れられる。全然いやらしくない、男女の愛の描写。少し狂ってしまったような、愛の描写。今はわかるような気がする。
また、おいしそうな料理やお菓子の描写が多い。愛情って、料理と通じるところが多いのかもしれない。と、いうことで、美味い。
昔読んだ小説のように、心のバイブルにまで上り詰めることは無いにしろ、読んだことは決して後悔させないし、面白かった。
山田詠美さんの作品を読むのは初めて。
あまりハードなものは、怖い気がして。
これは軽いほうだろうと思う。
表題作、グランマの決め台詞が、主人公のシチュエーション(振られたばかり)に合っているかどうか。
別の作で、引越屋が、ある品物を見つけて娘に手渡しているのに、どれかの袋に入れておいたと言っているのは、著者のミスだろう。
あまりハードなものは、怖い気がして。
これは軽いほうだろうと思う。
表題作、グランマの決め台詞が、主人公のシチュエーション(振られたばかり)に合っているかどうか。
別の作で、引越屋が、ある品物を見つけて娘に手渡しているのに、どれかの袋に入れておいたと言っているのは、著者のミスだろう。



