伊良部神経科第2弾ですが、実におもしろかった。
第1弾を読んでとてもおもしろかったので手にとったが、
前にもましてぐいぐい先を読み進めたくなり、
一挙に読み終えてしまいました。
第1弾よりはやや「こわさ」はなくなったかなと。
だいたいパターンが同じなのと、
職業が第1弾と違ってやや特殊な人が多かったせいか、
自分に置き換えて「やばいかも」という恐怖感は薄れたかと。
その分、逆に気楽な気持ちで読めた。
短編で読みやすく、はずさない本なので、
失敗したくない時はおすすめです。
空中ブランコ
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奇妙奇天烈な精神科医・伊良部シリーズ第二弾。シリーズ前作『イン・ザ・プール』では惜しくも逃したものの、本作で直木賞受賞しています。
出だしの表題作は最初う〜んと思いつつラストが上手く、あとはまた笑える作品が続きます。
相変わらず何にでも首を突っ込んで、ついに空を飛んでしまいました。
爆笑面はやはり「義父のヅラ」。もうコテコテに狙ってますいますが、見事にはまってしまいました。
しかし本書にて「伊良部名医説」が強くなりましたね。奇行が目立つだけで。野球の不思議を語ったときは、自分も思ったことがあるので「うんうん」と読んでいました。
そしてマユミさんのさりげない意外な一面。
さらにシリーズ続編があるようですので、そちらも楽しみにしております。
出だしの表題作は最初う〜んと思いつつラストが上手く、あとはまた笑える作品が続きます。
相変わらず何にでも首を突っ込んで、ついに空を飛んでしまいました。
爆笑面はやはり「義父のヅラ」。もうコテコテに狙ってますいますが、見事にはまってしまいました。
しかし本書にて「伊良部名医説」が強くなりましたね。奇行が目立つだけで。野球の不思議を語ったときは、自分も思ったことがあるので「うんうん」と読んでいました。
そしてマユミさんのさりげない意外な一面。
さらにシリーズ続編があるようですので、そちらも楽しみにしております。
文体、物事の描写力も特に際立ったセンスや洗練されたイメージはない。。
登場人物をティピカルに読者に印象付ける手法は、一般人受けが良く、構成作家出身らしく、ドラマや演劇には向いている内容だと思う。
神経科など、それ系の単語を出したりするのも、近年の一般人が飛びつきやすいキーワードを入れている。
しかし、ヒューマニティや深い人間ドラマの内容ではないので、それらを期待している人は読むのをお勧めしません。
分かる人には、作者の狙いや、構成が見え見えなので、おもしろくはないと思います。
サラっと読書したい人には良いと思います。
登場人物をティピカルに読者に印象付ける手法は、一般人受けが良く、構成作家出身らしく、ドラマや演劇には向いている内容だと思う。
神経科など、それ系の単語を出したりするのも、近年の一般人が飛びつきやすいキーワードを入れている。
しかし、ヒューマニティや深い人間ドラマの内容ではないので、それらを期待している人は読むのをお勧めしません。
分かる人には、作者の狙いや、構成が見え見えなので、おもしろくはないと思います。
サラっと読書したい人には良いと思います。
トンデモ精神科医・伊良部のシリーズ第二作。
ここに登場する5人の患者達、それぞれが違った悩みを持っているが、
その根本の部分には「ああ、それわかる!」というのが必ずひとつはある。
伊良部の見出したむちゃくちゃな解決法に笑わされ、翻弄されながらも、
最後は「そうか、なるほどな」とじんわり感動してしまう。
思い通りにいかなくなった時、人は必死になってもがくが、その原因は思ったよりもずっとシンプルで、
気が付けば「ああ、こんなことだったのか」と思うほど簡単なことだったりする。
それを的確に見つけ、体当たりで解決へ導く伊良部はやっぱりすごい。
とにかく騙されたと思って、一度通ってみてほしい。
"治療"を終えて伊良部総合病院神経科から我が家に帰るとき、
きっとあなたの心もどこかスっと軽くなったような感じを受けるでしょう。
ここに登場する5人の患者達、それぞれが違った悩みを持っているが、
その根本の部分には「ああ、それわかる!」というのが必ずひとつはある。
伊良部の見出したむちゃくちゃな解決法に笑わされ、翻弄されながらも、
最後は「そうか、なるほどな」とじんわり感動してしまう。
思い通りにいかなくなった時、人は必死になってもがくが、その原因は思ったよりもずっとシンプルで、
気が付けば「ああ、こんなことだったのか」と思うほど簡単なことだったりする。
それを的確に見つけ、体当たりで解決へ導く伊良部はやっぱりすごい。
とにかく騙されたと思って、一度通ってみてほしい。
"治療"を終えて伊良部総合病院神経科から我が家に帰るとき、
きっとあなたの心もどこかスっと軽くなったような感じを受けるでしょう。
2004年4月リリース。奥田氏はこの作品で第131回直木賞を受賞している。
この作品は前作に引き続き文句なしに面白い。しかしその一方で、海堂尊の作品があれだけの高いレベルにありながら直木賞を受賞しないのに、この『空中ブランコ』は受賞し、京極作品も京極にしてはひどく的外れな作品で直木賞を受賞している。こういう事象をみてしまうと、やはり直木を獲るには、こういうタイプのキャラクタが必須なのか、とかつまらない感心をする。
ともあれ、最終編の女流作家の『人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。その言葉を扱う仕事に就いたことを、自分は誇りに思おう。神様に感謝しよう。』という最後の言葉は、氏の気持ちそのものだろう。これからも最もパワフルな作品を出して愉しませてくれるのはこの人だなと思った。
この作品は前作に引き続き文句なしに面白い。しかしその一方で、海堂尊の作品があれだけの高いレベルにありながら直木賞を受賞しないのに、この『空中ブランコ』は受賞し、京極作品も京極にしてはひどく的外れな作品で直木賞を受賞している。こういう事象をみてしまうと、やはり直木を獲るには、こういうタイプのキャラクタが必須なのか、とかつまらない感心をする。
ともあれ、最終編の女流作家の『人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。その言葉を扱う仕事に就いたことを、自分は誇りに思おう。神様に感謝しよう。』という最後の言葉は、氏の気持ちそのものだろう。これからも最もパワフルな作品を出して愉しませてくれるのはこの人だなと思った。



