ひとつ前に戻る

電子の星 池袋ウエストゲートパーク〈4〉
石田 衣良
価格: ¥1,600 (税込)

単行本
出版社: 文藝春秋
発売日: 2003/11/25
ISBN: 4163223908
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 211840位
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

amazonの詳細ページへ
スピード感が最高!
1、3、4話が好き(*>ω<*)
表紙の女の子が可愛いです(*'艸`)

物語の立ち上がりは静かで、読者に語りかけたり問いかけたりしながら、ゆっくり進んでいきます。
そして、加速。
この疾走感、ハマりますv

人助けをする時に、しっかり相手の意思を確認するところが好きですね。
これが闇雲に、「可哀想」と思って手当たり次第に助けてたら、嫌味というか、胡散臭くて辟易するでしょう。
マコトが守るのは、自分の仲間の誇り、安全。

実際に起こりそうなことばかりなので、すんなり作品の中に入っていけます。

今回は一話目に出てくるラーメンの出前がツボでしたw
情報屋のゼロワンにも、ラーメンの副作用は有効なんですねw
かく言う私も、一話目を読んでる最中、ラーメンの副作用に苦しみましたw

めちゃめちゃ面白かったです。
おすすめ(o'∀`)っ
ラーメン食べたい。
この巻でのお楽しみといったら、なんてったって、ツインタワー1号2号が主人公の「東口ラーメンライン」でしょう!
ツインタワーの名前、知ってますか?でてきますよ、この巻で!
この2人が主人公だとわかったとたん、自分が興奮してしまっているのがわかりました。
タカシの後ろでいつも高層ビルのように立ちはだかっている寡黙な2人。
この2人にスポットを当てた作者、最高!と血湧き肉踊ってしまいました。
しゃべるんじゃん、この2人。ちゃんとしてるじゃないの、この2人。やさしいじゃないの、この2人!
石田さんは脇役を巧みに使いますね。
ゼロワンとか忘れた頃にでてくるんだもん。
うれしくなっちゃいます。
全体的にこの巻はブラックで、なんともいえない話が多いのですが(他の巻もか?)
とにかくツインタワー1号2号につきますね!!
やっぱり石田衣良の代表作シリーズだ
最近、新作をよく出している著者ですが、やはりIWGPシリーズが一番しっくりくるし、面白いです。
彼の文体に現代の若者や街の空気が非常にマッチしていると改めて感じました。

ネットなどの新しい文化をいち早く取り入れるのも著者ならではでしょう。
そういう新しい文化があってこそ、リアリティが増すと思います。

段々とテーマが重くなっているシリーズ
 著者の人気を決定付けた、I.W.G.P.シリーズ。その第4弾。今回も都会に渦巻く人々のストーリーを4篇収録。
 「東口ラーメンライン」はテレビシリーズ「I.W.G.P.スペシャルスープの回」のベースに使われたストーリー。ただしこちらはTVと違っていたって真面目なお話。TVシリーズはそれはそれで面白いのですが、小説の設定とは微妙に違い、趣の異なる作品となっています(キングのTV版、小説版の違いが最たるもの)。小説のほうは前作位から、マコトというキャラを使って都会の今を映し出す情報小説的な物語になってきている感じを受けます。なので一作目から比べるとストーリー的な面白さが減ってきているような気がします。
 表題でもある「電子の星」ですが、読む人によっては、投げ出したくなるような気が滅入る話。しかしそこにあるリアリティには現代の病んだ社会が存分に描かれています。この世界がフィクションであってほしいものです。
切り札を持ちすぎてしまって優等生化したかも
 マコトの設定が無敵になっちゃって、シリーズとしては、やっぱり難しさが出てきているはず。だってブクロの最大チーマーのキングと警察署長と力のある暴力団の実力者がみんな味方だなんて。切り札を3枚も持ってちゃあなあ。
 だから、「ラーメンライン」の風評ゲリラが一番しっくりきた。ヤクザと警察に持って行きにくい話だからね。

 最後のSMの話だけど、ちょっと納得がいかなかった。マコトって、変態は死んだ方がいいって思ってるのかな。むしろ、変態達の世界へ、お金に惹かれて入っていってしまった若者の方にお灸を据えてもいいんじゃないのか。金にものを言わせて人を食い物にするのが悪いなら、フーゾクなんか最たるものじゃないか。

 あたりまえすぎてネタとしては難しいかもしれないけど、ネットに蔓延するセックス映像関連産業にたかる寄生虫たちの方が、もっとタチが悪いんじゃないのか。どこに良識の線引きをするんだ。

 …マコトに文句言ってもしょうがないか。ごめん。




本のみちしるべ Powered by Amazon Web Service
PR: FS研究室