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負けた者がみな貰う―グレアム・グリーン・セレクション (ハヤカワepi文庫)
グレアム グリーンGraham Greene丸谷 才一
価格: ¥630 (税込)

文庫
出版社: 早川書房
発売日: 2004/12
ISBN: 4151200304
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 412781位
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シェークスピアの喜劇のように
陳腐なたとえだけど、ギャンブルと恋愛って似てる。自分の大切なものを賭けて、どきどきしたりいらいらしたり、いくら最善をつくしてもなかなか自分の思い通りには行かなくて、大事なところでちょっとした偶然に左右されて、もしもうまくいけば、そのよろこびは何物にも代えがたい。だから私たちは、どうしてもその魅力には打ち克てない。恋愛とギャンブル、どちらにも興味ないなんて人、いないでしょ?
さてこの小説、主題が「ギャンブルと恋愛」なんだから、面白くないはずがない。ごく普通の会社員、中年の会計係が社主の気まぐれに乗せられてモナコで結婚式を挙げることに。そしてよんどころない事情からルーレット賭博に手を出して‥‥。
はたして主人公は勝負に勝てるのか、愛する若妻の心をつなぎ留めることはできるのか。
なーんて、こういうお話はハッピーエンドに決まってる。それをどういう風に話のオチをつけるのか、そこが名手グリーンの腕の冴え。話の流れに乗っかって、気軽に楽しんでください。シェークスピアの喜劇でも眺めるようにね。
システムって何?
中篇の読み物といった内容。愛する女性が「貧乏でもハート重視」というタイプであった為、
男がある選択をします。
結論は個人的にはちょっと惜しい気がします。
この作品には「システム」という言葉が何度も出てきます。
確立をはじき出す計算機か数式のようにも思えるのですがハッキリしません。
いずれにしても、ギャンブルに勝つ為に考案されたスーパーマシンというのはいつの時代にも
夢のシステムだったようです。



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