不倫状態にある女性心理を、赤裸々に、ある部分では冷静に、素晴らしい文章で書き連ねてあります。
不倫自体はお勧めしませんが、しているのなら共感できる部分が多いかもしれません。
文学として良い作品です。
シンプルな情熱 (ハヤカワepi文庫)
アニー エルノー/Annie Ernaux/堀 茂樹
価格: ¥609 (税込) 文庫 出版社: 早川書房 発売日: 2002/07 ISBN: 4151200207 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 33598位 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() |
もしかすると、今日のこの瞬間で消えてしまうかもしれない情熱・・・その恋が長くなく終焉することを、彼女はわかっていながら、あえて気づかぬよう、考えないよう・・・そんなせつなさにあふれている。
本の中の主語は、「私」ではあるのものの、書いている文体は決して、そのときの「愛していた」「苦しかった」という私直球ではなく、もう一人の「私」が淡々と情熱が生み出す様々な事象〜不安や嫉妬、焦燥、喜び〜を判断している。
ここでは、相手がどんな男性で彼女をどう思っていたかなどは、全然重要ではない。それよりも、自分に発生した‘情熱’で自分自身がどのように突き動かされたかに作品のテーマが置かれている。
知的大人のための作品。
本の中の主語は、「私」ではあるのものの、書いている文体は決して、そのときの「愛していた」「苦しかった」という私直球ではなく、もう一人の「私」が淡々と情熱が生み出す様々な事象〜不安や嫉妬、焦燥、喜び〜を判断している。
ここでは、相手がどんな男性で彼女をどう思っていたかなどは、全然重要ではない。それよりも、自分に発生した‘情熱’で自分自身がどのように突き動かされたかに作品のテーマが置かれている。
知的大人のための作品。
盲目なまでに一人の男を情熱的に想う隠微な女心が余すところなく描かれている。
痛々しいくらいに現実味があって生々しい女の本音が剥き出されている。
痛々しいくらいに現実味があって生々しい女の本音が剥き出されている。
不倫の話ですが、ドロドロとしたものではなく
主人公の想いが正直に、客観的に綴られています。
自分の立場をわきまえ、相手にこれ以上を求めることなく
また諦めるでもない、苦しい恋。
相手から終わりを告げられることを恐れながらも
その日がきたら静かに受け入れるところに、彼女の決意や強さを感じました。
主人公の想いが正直に、客観的に綴られています。
自分の立場をわきまえ、相手にこれ以上を求めることなく
また諦めるでもない、苦しい恋。
相手から終わりを告げられることを恐れながらも
その日がきたら静かに受け入れるところに、彼女の決意や強さを感じました。
彼女の飾りもてらいもない、率直でシンプルな文章にどんどん惹き込まれるように読んだ。
恋愛をする、ということについて何か目を覚まされたような気がしたよ。
僕は男だけれど、ここまで思われたことはないのでは。
また、ここまで没頭できる恋愛を僕はまだ経験したことがない。
恋愛は駆け引きや打算ではないんだ。
もっとシンプルなものなんだよね。
僕も、ココロがただ一筋に打ち込める、そんな恋愛をしたいものだ。
そして、そうしたココロを持っている女性といつかは巡り遭いたいと思う。



