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氷の接吻 (ハヤカワ文庫NV)
Marc Behm(原著)/富永 和子(翻訳)
価格: ¥693 (税込)

文庫
出版社: 早川書房
発売日: 2000/02
ASIN: 4150409404
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 868689位
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5切ない純愛小説です。
主人公、探偵「アイ」がなぜか男を殺し、金品を奪ってアメリカ中を逃げまくる女殺屋ジョアナ・エリスを追ってどこまでも影のようについていくというストーリー。梨を食べ、ジタンを吸い、コニャックを好み、占星術を信じる女、ジョアナ。彼は次第に、自分の行方不明の娘と女殺屋を重ね合わせるようになります。そしてジョアナも幼少の頃、父親に捨てられたという過去をもつことがアイの調査で判明します。孤独にさいなまれ、正気さえ失い欠けるふたり。ジョアナが男に暴行を受け、病院で意識不明の時、「アイ」は彼女に約束の指輪をはめます。けっして見捨てないと。女殺屋はだんだんと老けてゆき、美貌さえ失います。ラストまで決して会わないふたり。この小説は池上冬樹さんが、「リレテールことし読む本いち押しガイド」でお勧めしていたぐらいで話題にものぼりませんでしたが、初めに探偵小説から始まり、そしてストーカーに、最後には純愛小説で終わるというかなりの変化球ですが、傑作です。
3A Little Ersthy...
「EYE」(主人公)は調査会社Watchmenの社員。彼はHugo靴屋社長夫妻の息子の行動監視という仕事を言い渡され早速行動を開始が、問題の人物Paul Hugoは謎の美女に殺されてしまう。そこで「EYE」は犯人の美女に奇妙な変装癖があることから彼女を今は行方不明となっている彼自身の娘と同一視してしまい…。奇妙な美女と其れ以上に奇妙な主人公との追跡劇を個人的且つ感情的な文章で描いたMarc Behmの1981年作です。Behm自身がパリ在住のアメリカ人であることから英語圏では全くと言えるほど無視されてきた作品ですが、1999年にStephan Elliott監督・脚本で映画化された為に注目を浴びました。映画版では主人公が探偵ではなく在米英国大使館情報部所属のスパイという設定になっている等々変更点が多々あるので比較してみるのも良いかと思います。

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