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さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)
ロバート・J. ソウヤーRobert J. Sawyer内田 昌之
価格: ¥672 (税込)

文庫
出版社: 早川書房
発売日: 1996/10
ISBN: 4150111642
おすすめ度:4
Amazon ランキング: 34390位
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4恐竜の繁栄と絶滅に関する珍説
 このとんでもないストーリーはどこから生まれたのだろうかと想像すれば、やはり恐竜の繁栄と絶滅に対するひとつの大胆なSF的仮説が基ではないかと思える。そのためには異星人に登場してもらわねばならず、そこでもう一つ、異星人の正体(故郷の星と彼等の特性)に関するアイディアを組み合わせて、だとしたらタイムマシンが必要だとか、恐竜にあることをさせることができるとか、論理的にひとつの小説世界を組み立てていったのだろう。それだけに、様々な謎が最後にすべて解決されていく収束感、カタルシスは見事である。
 作者自身も影響を認めているというJ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』にも通じる上出来のSFパズラーだ。
4恐竜絶滅論争終結。
タイトル(邦題)からして、ハートフルな、人間と恐竜のふれあいドラマかな?
と思いましたが全然違いました。(多少はそういう面もありますが)
結構トンデモ話なんですが、現代でも諸説論争されている恐竜の繁栄と絶滅
のストーリーに、作者は鮮やかな解決を与えてくれます。
よくよく冷静に考えればありそうにない仮説ですが、一方そうであっても納得
してしまうような、アイデアにあふれた夢のあるストーリーです。
主人公の妻との不和、パートナーの学者とのヒューマンドラマが絡まって進み、
やや話が重過ぎて素直に楽しめない感もありますが、全体としては、合格点以上
の優れたエンターテイメントです。
4ソウヤーで一番読みやすい
ソウヤーのデビュー作にして全世界にソウヤーという素晴らしい作家の存在を知らしめた出世作。
恐竜絶滅の謎を解いてしまうが、
私はそのメイントリックもさることながら、
ガジェットの使い方が巧いと思いました。
SFは未来予測小説とイコールではないが、
SF作家が予測したテクノロジーは次々と現実のものとなった。
だが、SF界が読み違えたテクノロジーもある。
それはパーソナルコンピュータの普及である。
本書の主人公は常にノートブックPCを持ち歩き、
ラストの大アクションは、プログラムの打ち込みという素晴らしい現代的な冒険SFである。
導入部はギャグかよ!
と叫びたくなるすんごい描写から始まるし、
ソウヤーで一番読みやすい作品ですな。
3アイデアの増幅
 二人の古生物学者が、タイムマシンで白亜紀末期にタイムトラベルをする。二人が旅立った世界には、恐竜と私が予想もしていない物が待っていた。最後に、恐竜の絶滅の謎が解ける。
この物語を読んでいて、知らない言葉に何度も当たりました。そのたびに、PCで検索していました。作者は、科学的な知識だけでなく、サブカルチャーから政治経済まで、幅広い知識を持っているなと検索するたびに思いました。知らなかったことが意味だけでも知れて知識が増えた気になりました。

 アイデアが凄い。恐竜の肉の味まで描写されてます。一つのアイデアが別のアイデアを生み、恐竜がなぜ滅亡したのかの回答を導き出しています。また、途中で別の謎の回答も用意されてます。

 話の構成が素晴らしかった。主人公の抱えている個人的な問題までが、ストーリーと密接に関わりあっているのが、後半に解り思わずニンマリしました。アイデアの見せ方は、理路整然としていて良かったです。けど、最後が無理やり収束させました。という強引さを感じてしまいました。

4アイデアが面白い!
もともと恐竜好きなのもあったのと、話に引き込まれたのとで一気に読んでしまいました。(主人公の個人的なこまごました話の部分はとばし気味にしてしまったけど・・)なぜ恐竜は絶滅したかとか、その他のことも最後に謎が解けて、しかも現実とすべてつじつまが合うのですっきり。発想が面白いなぁと思いました。

文章が硬くないので子供でも読めるのでは。恐竜好きにもSF好きにも楽しめそう。




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