出版するために書かれたものではないらしく、
日々、ただ淡々と家族の様子を綴っています。
何事もない平凡な日々の記録にこんなにも幸福を感じられることに驚きました。
毎日の献立や買い物メモなどが中心で、
うどんとトーストを一緒に食べたり、
すごく食べ合わせが変な日もある。
けど、その気ままさ、おおらかさが妙に心地よくて、
その辺にこの作品の人気の秘密があるんだろうなぁと感じます。
百合子さんはさっぱりしてて気持ちのいい人。
よく食べて、面倒見が良くて、料理上手、
素晴らしい観察眼、そしてユーモアもある。
百合子さんの人間性にいつしか読者はひかれてしまいます。
周囲の人々と仲良く助け合って、
家族だけでなくみんなと生きていることの楽しさが伝わってくる。
劇的な展開なんかまったくないし、
どんどんページを読み進めたいというわけでもない。
「面白い」とかそういうんじゃなくて「なーんか好き」。
心の奥にずっと大切に抱いていたいような本です
富士日記〈上〉 (中公文庫)
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皆さんが言うように、不思議な魅力を持った日記です。読むと、とても落ち着く。なにか、宙に浮いていた足が、地に着くような(私にとって)作用があります。東京での生活が書いてないので、どうしてたんだろうと、頭をめぐらしてみたり。お勧めです。
日々が淡々と綴られている。ただ。
感情的な日記ではない。むしろ記録というのに近いのかもしれない。
文章がとても簡潔で美しい。人柄がそのまま出ており、さっぱり、きっぱり、男っぷりさえ感じる。
中でも特に好きなのは食べた物を記しているところ。
臨場感あふれ、本当においしそう。料理上手で料理好き。
よく食べるところも素敵。
ここまで冷静にただ日常を見つめられることはすごい。
そして日記の枠ではなく読み物として成り立つところも素晴らしい。
感情的な日記ではない。むしろ記録というのに近いのかもしれない。
文章がとても簡潔で美しい。人柄がそのまま出ており、さっぱり、きっぱり、男っぷりさえ感じる。
中でも特に好きなのは食べた物を記しているところ。
臨場感あふれ、本当においしそう。料理上手で料理好き。
よく食べるところも素敵。
ここまで冷静にただ日常を見つめられることはすごい。
そして日記の枠ではなく読み物として成り立つところも素晴らしい。
仕事で使うので最高に便利な本もあるし、小説として最高に面白いものもあるし、学術的に優れた本もあるけど、
「好きな本」ということで挙げていくと、はずせないのがこれかもしれない。
多くの人が書いているように、なんで面白いか分からない。いや、面白いのでもない。単に好きか嫌いか。もう大好きだ、というだけ。
小説とか実用書とちがって、書いた百合子さんと書かれた「富士日記」と、両方好きになる。文学なら、作品と著者は
違う、とか言う人が出て来るかもしれない。でもそんなのかんけえねー。
百合子さんの眼は確かに非凡で、文章もまねの出来ないすばらしさだ、生き生きとした性格、生き方がすばらしい、
などと言ってもいい。でも、それは「〜より優れている」とかじゃないし、平凡とか非凡とかを超えているというか、
そんなこととは無関係なものだ。
出て来る夫の泰淳とか、犬とか、河口湖とかも、高速道路のおじさんも。あの「司馬遷」を書き、「ひかりごけ」を書
いた泰淳がなんと可愛いことか。犬より猫の好きな私が、なんで犬が死んだくらいで泣かなくちゃいけないんだ、ちき
しょー。
「好きな本」ということで挙げていくと、はずせないのがこれかもしれない。
多くの人が書いているように、なんで面白いか分からない。いや、面白いのでもない。単に好きか嫌いか。もう大好きだ、というだけ。
小説とか実用書とちがって、書いた百合子さんと書かれた「富士日記」と、両方好きになる。文学なら、作品と著者は
違う、とか言う人が出て来るかもしれない。でもそんなのかんけえねー。
百合子さんの眼は確かに非凡で、文章もまねの出来ないすばらしさだ、生き生きとした性格、生き方がすばらしい、
などと言ってもいい。でも、それは「〜より優れている」とかじゃないし、平凡とか非凡とかを超えているというか、
そんなこととは無関係なものだ。
出て来る夫の泰淳とか、犬とか、河口湖とかも、高速道路のおじさんも。あの「司馬遷」を書き、「ひかりごけ」を書
いた泰淳がなんと可愛いことか。犬より猫の好きな私が、なんで犬が死んだくらいで泣かなくちゃいけないんだ、ちき
しょー。
いろいろの作者のを読んだが、富士という国民的に知られた
美しい山での別荘そうぞうしいたのしきかなふーふは日記である。
こんなにたのしい夫婦はそーはいない。
こんなになかが良い夫婦もそんなにみかけない。
内輪ばなしであるから、極力力はぬいてある。
わたしの夫は死の縁にいまいるのですが、どんな夫婦も歴史があり
過ぎ去りし時は美しく思い出し。
とにかく、一読推薦いたします。
二冊目を読めるかどうかいま思案中、、、
美しい山での別荘そうぞうしいたのしきかなふーふは日記である。
こんなにたのしい夫婦はそーはいない。
こんなになかが良い夫婦もそんなにみかけない。
内輪ばなしであるから、極力力はぬいてある。
わたしの夫は死の縁にいまいるのですが、どんな夫婦も歴史があり
過ぎ去りし時は美しく思い出し。
とにかく、一読推薦いたします。
二冊目を読めるかどうかいま思案中、、、






