ひとつ前に戻る

君たちに明日はない
垣根 涼介
価格: ¥1,575 (税込)

単行本
出版社: 新潮社
発売日: 2005/04/01
ISBN: 4104750018
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 159918位
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

amazonの詳細ページへ
文庫の値段なら絶対買って損は無い
データベース見て、くだらなさそうと思いつつ読んでみたら、

予想に反して大変おもしろかったよ。

こりゃ、首になって当然って人から、あれまあ不運なって人までいろいろですが、

なんていうか、妙に後味がいいです。

山本周五郎賞というのもうなづけます。

単行本はとにかく、文庫の値段なら絶対買って損は無いと思います。

この作者のほかの作品と比べて、万人むけと思います。
ダラダラと無意味に長く、男が胸毛剃るにゾゾゾ・・・
何これっ?!山本周五郎賞???どーなっちゃってるの〜?
こんなダラダラとした、つまらない話に300ページも付き合わされて腹が立ちました。

真介の過去のバイクの描写と、トヨハツ自動車のリストラの件は特に必要ないんじゃない?

初セックスの時に、真介が胸毛を剃ってきたっていうのも気持ち悪かった。
クビ切りの面接官のお仕事
文章が読みやすい上に主人公のクビ切りの面接官の仕事に対する姿勢にも共感がもてた。どの話も考えさせられる話だが、一番興味をもったのが「旧友」の話。旧友にリストラを勧める主人公の気持ち、それを屈辱的に思いつつも自分の本当の気持ちに気付いていく池田。池田の妻「彰子」の考え方にも好感がもてた。また、真介のパートナーであり、リストラ面接に同伴する感情を表に出さない女性「川田美代子」の位置づけ、役割もとてもよいと思う。
湘南ダディは読みました。
このタイトルで想像されるようなライトノベルではありません。主人公の村上真介の勤める会社は日本ヒューマンリアクトといういわばリストラ屋、人員削減が必要な会社の委託を受けて会社側が退職させたい社員と面接を行い、転退職をすすめる企業です。本来であればその会社の人事部や総務部がやるべき仕事ですが、このような代行会社を利用した方が社内摩擦も起こりにくく、情実も入りにくいというメリットがあります。こんなビジネスが労働基準法的に許され実際に存在するのかどうか知りませんが、このアウトソーシングの世の中、いかにもありそうなビジネスモデルで、これを作品化した著者の着目点はなかなかフレッシュだと思います。
お話は各章毎に建材メーカの営業部長や企画推進の課長代理、玩具メーカの開発主任、大手銀行の為替電信部員、自動車者企業向け派遣企業のイベントコンパニオン、レコード会社のプロデューサと5種類の企業のリストラ話となっており、それぞれの企業がおかれた産業構造や、リストラが必要となった会社の事情がよく調べられているリアリティに富んだストーリーになっています。しかしながらこの書名にしても、あるいはACT1からACT5とされる横書きの目次やカバーのイラストにしても作者はあえてそうしたのでしょうが、一見ライトな感じに演出されています。別に深刻ぶった小説が好きなわけではありませんが、本書は手軽によめるビジネス小説などと一括りにされるようなもの以上の中身があります。文章も味わいは別として表現に破綻はありません。
リストラ面接対象者であった8歳年上の陽子との恋愛が各章をつなぐ縦糸として描かれており、少し描写が生臭さすぎるとの評価もあるようですが、私は小粋な都会風の映画のラストシーンのような仕上がりの本書の最後を読むと、この陽子とのエピソードは作者が最初から綿密に仕組んだ見事な起承転結になっているのだと感心しました。
早期退職者の心の葛藤をうまく表現している
本小説は、五編の短編で構成されている。
その内訳は、建材メーカ、玩具メーカー、メガバンク、コンパ
ニオン派遣会社、音楽プロダクションのリストラである。
主人公の村上真介は、33歳の若者でリストラを専門に
請け負う日本ヒューマンリアクト株式会社に勤めている。
話の内容は、リストラを請け負った面接官(村上)と早期
退職を受け入れざるを得ない状況に追い込まれる被面接者の
話であり、重いテーマであるリストラを小説としてうまく
まとめているのに感心した。
読んでいて、被面接者がこのまま会社にすがりつくべきか、
早期退職を受け入れるべきかの選択に悩んでいる、切ない
気持ちがとても良く表現されていた。



本のみちしるべ Powered by Amazon Web Service
PR: FS研究室