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卒業
重松 清
価格: ¥1,680 (税込)

単行本
出版社: 新潮社
発売日: 2004/02/20
ISBN: 4104075051
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 41232位
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泣くために読んでいるわけではないが
重松清といえば、「泣ける」作家として認識している方も多いだろう。
もっといえば、「泣く」ことを期待して手に取る方も多いだろう。
私の場合、重松清に「泣く」ことは期待していない。
ただ、年齢も近く考え方が似ているから「安心」と、矛盾するようではあるが、
「そういう見方もあるか」ということを期待している。
そこで本書であるが、
「まゆみのマーチ」・・・レビューほど感動しない
「あおげば尊し」・・・それはないやろ
「卒業」・・・タイトルから受け取るイメージとちょっとちがう。『現役の友人』という考えには賛同できるが。
と、めずらしくいまいちだなぁと思っていた。
そこに「追伸」である。
『参りました』
この話、どう収束させるのだろうと思っていたけど、こう来ますか。
最後の数ページで涙してしまいました。
本当にうまいなぁ、重松清。
やっぱり泣いちゃう
普段は、犯罪、事件、歴史ものにしか興味なさそうな友人が
初めて勧めてくれた、ハートウォーミングストーリー。
似合わないぜ、友よ。(笑)
そして、私にも、もちろん似合わない。
案の定、特に泣けない。

ところが・・・
「追伸」
がかなり良かった。
さすがの直木賞受賞作家です。
もう、どこまで素直になれね〜んだ!!このっおっさん!!
ってイライラしつつも、
でも、どうしてもうまくいかない家族関係。
まわりの気遣いも、お互いの気遣いも、うまくいかずに空回り。
あるよね。

でも最後に少しだけ、素直になれる瞬間を描いてくれる。
泣くよね。
仕方ないよね。これは。
どういえばいいのか
人は何からか卒業する。その卒業を短編で描いた作品だ。

中でも、最初の作品「まゆみのマーチ」は秀逸。
まさか短編で泣くとは思わなかった。
子供を卒業する日
子供がいつの間にか大人になり、親になる。そのときに初めてわかる自分の親の気持ち。40代の,子を持つ親にとっては琴線に触れる内容です。
「まゆみのマーチ」「追伸」は、号泣に近い状態に陥り、参りました。
ストーリーの展開に全く無理がなく、さらさらと流れていくのですが、私たちがうまく言葉では言い表せない感情を、作者はピタリと探り当て、「あ〜そこ、そこ!」と、まるで痒い背中に手が届いたような感覚でした。
「その日のまえに」も泣けましたが、本書のほうがより身近で、誰にでも起こりうる「死」との関わり方のように思えました。
よかった
読む前から皆さんの感想を参考にして購入しましたが、「はい」いい内容でした。大人だけではなくて子供にも是非勧めたい本でした。
よかった。購入して失敗ではない本でした。



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