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ブラック・ジャック・キッド
久保寺 健彦
価格: ¥1,365 (税込)

単行本
出版社: 新潮社
発売日: 2007/11
ISBN: 4103059710
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 171195位
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人生の半分を過ぎた人が読むと感慨もひとしお
だと思う。
おそらく若い人の評価は辛いものが多いのでは?
私も人生の半分をとっくに過ぎていますので、最後は自然と涙腺が緩くなってしまいました。
過ぎ去った少年少女時代を回顧させてくれる本です。
ファンタジーって?
何か賞を取ったらしいので読んでみました。
ストーリーはぶつ切りで、場面や時代の変化がしっくりきません。
急に大人になったかと思うと、○○は早くに亡くなっていたなど
展開が「は?」です。
これは私だけかもしれませんが、どうも風景というか情景の描写が上手くないと思います。
すんなり頭の中でイメージ出来ない感じです。
私には、他の著作も読んでみたいと思わせるような本ではありませんでした。
団地系、第二弾。可もなく不可もなく。
一作目に続く独特の風味。
しかし、ブラック・ジャックを知らないと
魅力半減(というか多分、意味が分からないのでは?)。
一作目のようなドッシリ感がない。
習作のつもりで書いたものか。
但しこの作家、今後は大いに期待できるだろう。

キーワード
公団、給水塔、小学校の仲間達、演劇、泉、
愛すべきお釜君、読書、図書室、ファミレス、川の精霊、急逝する才能。
むしろブラックジャックに詳しくない人向けか
読み物は概してそうだが、いろいろと伏線が張ってある前半は冗長に感じるものの、物語中盤を過ぎると引き付けられて読むのをやめられなくなる。
そしてラストに期待し、思った以上の感動がないと味気なく感じる。

この本を読むのに、良くも悪くもブラックジャックのファンである必要はない。むしろ知らないほうが良いかもしれない。この辺りが読者を選ぶと思うが、気にしなければ中盤の盛り上がりをもたらす文章力は十分に新人離れしているといって良いだろう。

そして、ラストのあっさりした終わり方も私はちょっとがっかりした。これも決して美しいものばかりではない中盤の後ではこの方が良いと思う人が多いかもしれない。

個人的には、掴みはOK。前半やや中だるみしたが中盤から終盤にかけて一気に読ませるところは満点、ラストで減点1といったところ。

他の本と読み比べると、あるパターンにはまっていると感じる。
このパターンを著者がいつ打破できるのか、あるいは突き詰めて昇華させることができるのかが楽しみ。
あまりにも高い評価に違和感が。。
これだけ高い評価が与えられている作品に星1つというのは、勇気が要るのですが(汗)
私はブラックジャックは好きだし、子供が主人公、成長物語といったテーマも好きなのですが、この作品は正直、つまらなかったです。
主な理由は、以下の4点です。
・物語中の各エピソードが、そこまで印象に残るものではない(どこかで読んだことがあるような話ばかり)
・ブラックジャックというキーワードが、そこまで魅力的には働いていない(ブラックジャックの漫画エピソードを羅列していますが、別にBJである必要性は無い気が。。BJで駄目な理由も無いですが)
・中盤のめぐみの話が、無理やりファンタジー要素を追加したようで浮いている("あとでめぐみに又会うことになる・・"みたいな複線っぽい文がありますが、この後全然登場しないし)
・ラストの大人になった場面が、いかにもわざとらしい(唐突な印象)

あくまでも個人の感覚なので、それぞれの裏付けをロジカルには説明出来ませんが。。
ただ、ブラックジャック・ファンでもこんな感想を持つ場合もあるんだな、という参考にしていただければ幸いです。
(ちなみに、久保寺さんの他作品はまだ読んでいません)



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