あまりに濃密にして、壮大な群像小説の第一巻。
「悔い改めよ。神の国は近づいた」
しかし、そんな「悔い改め」とてそうそう容易には受け入れられぬところこそがまさに、
「神の国」からは今なお遠いこの世界の風景。
悔い改め、名を変え、民のために奉仕する男、マドレーヌ。
しかし、そんな善良さを瞬く間に打ち砕いていく、過去に犯した、ほんのささいな、悲しい
ボタンの掛け違い。わずか40スーのために、ジャン・ヴァルジャンの名の下に、赤の他人が
裁かれようとしている。
本来ならば、その罪によって裁かれるべきはわが身。すぐさま名乗り出るべきか、このまま
黙殺すべきか。
たとえ名乗り出たところで、それがいったい何になろう。
彼がその肩に背負うのは村人の生活、そして彼らのささやかな幸福。裁きとともにすべてが
終わってしまうのだ。
そのために犠牲になるのはただひとり、ただし男は無辜の者。
良心の呵責に苛まれ、うなされるマドレーヌはある悲壮な賭けに出る。
その肉薄の描写たるや、引き込まれずにいられない。
レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)
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人生の厳しさと、素晴らしさ、美しさ、人の弱さと強さ・・・これらがユゴーの筆力により見事に描き出され、魂を強く揺さぶられる経験ができた。
読む前に想像していた悲惨な物語の印象は、間違いで、これは暗闇にも光を求める希望に満ちた人間賛歌だった。
深い人生の仮想体験ができた上に、19世紀初頭のフランスの歴史の勉強にもなった。
読む前に想像していた悲惨な物語の印象は、間違いで、これは暗闇にも光を求める希望に満ちた人間賛歌だった。
深い人生の仮想体験ができた上に、19世紀初頭のフランスの歴史の勉強にもなった。
良きにつけ、悪しきにつけ、「人間」というものが様々な登場人物に姿を変えて描き出されている。ジャンバルジャンという1人の男の一生と、それを取り巻く人々の生活や環境。心理。時代背景。その描写はすばらしいの一言。最後、ジャンバルジャンがこの世を去る時..涙が止まりません。号泣です。まだ、未読の方はぜひ。一度は手に取って欲しいなと思う作品です。難を言えば、全5巻で、それぞれ厚みがあるので集中力を維持するのがちょと大変な事でしょうか。人によっては、途中退屈に感じられる所もあるかもしれません。でも、本当に素晴らしい作品なのでおすすめです。
主人公ジャンバルジャンの数奇な運命。
時代に迫られ落ちた闇、そこから彼を光に導いた司教ミリエル。
彼に救われ、彼を救ったコゼット。
改心したジャンバルジャンを認めない法の施行者ジャンベール。
彼を陥れようとするテナルディエ。
ジャンバルジャンからコゼットを奪っていくマリユス。
ユゴーの博愛主義の思想があふれている本書。読んでみる価値はある。
時代に迫られ落ちた闇、そこから彼を光に導いた司教ミリエル。
彼に救われ、彼を救ったコゼット。
改心したジャンバルジャンを認めない法の施行者ジャンベール。
彼を陥れようとするテナルディエ。
ジャンバルジャンからコゼットを奪っていくマリユス。
ユゴーの博愛主義の思想があふれている本書。読んでみる価値はある。
ミュージカルで一度拝見しましたが、小説の方が非常に内容の濃い
印象を受けました。 登場人物たちの育った環境や、歴史的背景など
を含めて、読み応え十分です。 貧困と無知による絶望の果てに
犯罪へと走ったジャンバルジャン。 ミリエル司教に救ってもらった
ことで、人として、目覚しい進歩をとげます。 盗る者から、与える者へ
印象を受けました。 登場人物たちの育った環境や、歴史的背景など
を含めて、読み応え十分です。 貧困と無知による絶望の果てに
犯罪へと走ったジャンバルジャン。 ミリエル司教に救ってもらった
ことで、人として、目覚しい進歩をとげます。 盗る者から、与える者へ
と変貌したのですが、過去の過ちをひきずっているのです。
売春婦ファンチーヌを助けましたが、その後、どうなっていくのでしょうか。





