4年も大学へ行くというので、しょっぱなから牧歌的なアヴォンリーのおばさん連中からの非難や偏見にめげそうになるアン。モンゴメリは田舎の人々のよさと欠点を余すことなく正直に描いている。
でも都会に出てきてアンは初めての世界を知る。たとえばアヴォンリーには決していなかった、享楽的で社交家のフィリパという親友。田舎育ちとはいいつつもアンは器用にその中に溶け込み、大学生活を謳歌する。友達4人と暮らすパティの家の下宿生活は、本当にあこがれたものだ。現代の大学生から見たら、信じられないぐらいの贅沢である。
大学時代を扱ったものながら、学校での出来事や教授や学友たちとのストーリーはほとんどない。時々試験前に苦労しているくらいで、ほとんどが順調そのものなのだ。
アンの出生の地であるノヴァスコシヤに生家を訪れる場面がある。そこが泣けた。
アンの愛情―第三赤毛のアン (新潮文庫)
モンゴメリ/村岡 花子/Lucy Maud Montgomery
価格: ¥580 (税込) 文庫 出版社: 新潮社 発売日: 1956/05 ISBN: 4102113037 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 252244位 発送可能時期: ![]() |
大学生活を謳歌するアンの様子が描かれます。
3人の親友とお目付け役のおばさんも一緒に、一軒家を借りて住むくだりなど、まさに佳境!
デパートの包装紙で包まれたような美男子の王子様や、真面目でおとなしそうだけど野性味にかけるギルバードとのドライフラワーみたいな恋愛話よりも、拾った猫に話かけるアンの表情の方がずっと生き生きしている。
3人の親友とお目付け役のおばさんも一緒に、一軒家を借りて住むくだりなど、まさに佳境!
デパートの包装紙で包まれたような美男子の王子様や、真面目でおとなしそうだけど野性味にかけるギルバードとのドライフラワーみたいな恋愛話よりも、拾った猫に話かけるアンの表情の方がずっと生き生きしている。
頭の回転がよくて美人で華やかでお金持ちのフィリパときたら、まさに太陽の女神のよう。
初めてフィリパに出会ったくだりと、アンの黄色いドレスに一面に薔薇のつぼみを刺繍したくだりは最高。
このドレスにあこがれて、黄色いサテンのポーチに薔薇のつぼみを刺繍してみたことがあります。
結果は惨憺たるものでしたが。
またケーキやお菓子も豊富に出てきて、いろいろ想像をそそられます。
普段の衣装や家の外の様子に言及が少ないのが残念。
アンは家と教室にしか存在しないらしく、町の様子などがほとんどわからないのです。
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