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トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)
マーク・トウェイン大久保 康雄Mark Twain
価格: ¥500 (税込)

文庫
出版社: 新潮社
発売日: 1953/10
ISBN: 4102106014
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 108321位
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トム・ソーヤーは少年時代を通りすぎた男の憧れ。
この作品は言うまでもなく世界的な名作であり、古典に属する傑作である。男はトム・ソーヤーが好きである。トム・ソーヤーの元気で、空想好きで、悪戯好きで、純情さは大人となって振り返った少年時代への憧憬なのだろう。少年らしい少年というのは、こうやって物語の中には描くことができるが実際には存在しないだろう。きっと、男はこの作品の中に一つでも自分を重ね合わせられる部分を見つけて得意の空想に耽るのであろう。トム・ソーヤーに憧れているのは大人の男たちなのだと思う。自分の中の少年の部分を刺激されるのかもしれない。少年文学といわれるが、むしろ大人の男性の方にお勧め。
大人のための少年
 言わずと知れた名作。子供のころにアニメを見ていた記憶もある。インジャン・ジョーの恐ろしさにトムやハックと一緒になってビクビクしていた。「冒険」という言葉に胸を躍らせていた。
 こうして少しは年齢をかさねて、あらためて読んでみると、これは大人に向けた物語だということが分る。

 トムやハックの魅力はやはり「純粋」であるということにつきる。悪さばかりして怒られているが、神様を畏れたり、友達や好きな子がピンチの時にはどうあっても自分で助けたいと思う。見返りなんて関係ない。そうあるべきことを考えることもなくやってのけることは「大人」にはできない。

 だからといって子供が読んでも意味がないといったら、そうではない。子供が読み、それを頭に焼き付けておくことこそが大事なのではないだろうか?
 宮澤まゆき・待井たかし著「ぼくらをゆめみて」を読んでいたらこの物語を思い出した。

代表的な青春小説
あなたがもし、この小説に冒険を求めているのなら、
それはおそらく期待はずれに終わるだろう。
この作品は冒険の要素も少しだけ入ってはいるが、
やはり青春小説なのである。
この作品は、子供が読んでも、良さがわからない。
大人が読んでこそ、本当の価値がわかる、小説ではないだろうか。
大人になって読む少年物語
この物語の主人公トム・ソーヤーがいたずらや冒険が好きな少年だと多くの人が知っています。あまりに有名なので、改めてこの本を手に取る人は少ないかもしれません。主人公が子供というだけで、いまさら大人が読む内容でもないと考える人も多いでしょう。ところがこの物語はもともと大人向けに書かれていたんだそうです。出版の際に子供が親しめるよう修正されましたが、その本質は損なわれることなく大人が読んでこそわかる面白さがあります。それは経験済みの子供世界を客観的に覗くからなのかもしれません。
これは子供なら憧れを抱き、大人なら共感を覚えるそんな宝物だと思います。



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