ひとつ前に戻る

ファウスト (第2部) (新潮文庫)
ゲーテ高橋 義孝
価格: ¥700 (税込)

文庫
出版社: 新潮社
発売日: 1968/02
ISBN: 4102015043
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 91035位
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

amazonの詳細ページへ
大作の後編
頁量は、500ページ弱にもわたる。

かのドイツの文豪ゲーテの有名な作品。
世界でいきて、晩年にまでわたった人生をいきた大作家の集大成的作品。

世界が描かれているといっていい。現代のように世界中につながる情報ネットワーク機器がない時代、個人が経験や見聞き、本などから知りえた世界というものを作品化。

古来からの神話伝承なども盛り込まれている。
一人の人間の内心の描写は少ないが、演劇がすきなら読みたい作品。

宗教、神など取り扱っている問題は大きい。森羅万象にわたる。
一週間で読み終わった
戯曲的なものを読むのは初めてで、一語一句にすごい魂がこめられてるのが感じられた。が、2部に入ってギリシアの話について行かれず;漢字の読み方にもついて行かれず;諦めようかと思ってたとこでやっとギリシア脱出。全部を通してメフィストフェレスは人間に憧れを抱いたんじゃないかな。恋愛は成就しなくて、それについての話がやや後味わるかったけど、それも含めて人生ってこんなもんかなぁと。。
女性的なもの あるいは 神秘の合唱
私は、あまり一度読んだ本を二度三度と読み返さない方なのだが、高橋義孝訳の「ファウスト」は、多分、中学生で一度、高校で二度、大学で一度、社会人で最低一度は読んだ。読むたびに、自分に迫ってくる個所が変るように思う。また、読書という体験から伝えられるメッセージも変る。なにか教養というものに対して幼いあこがれがあったから、最初の頃は単に名作として無理矢理読んだ。あるいは、手塚治虫の「百物語」などとの関連で読んだのかもしれない。青春のころは、グレートヒェンとの恋物語として読んだように記憶している。自分の恋と、ゲーテの恋を重ねていた。ゲーテが恋多き人生だったと、解説にあったことで安心した。

そして、今回読了して、最後の最後は女性的なやわらかいものなんだと、肩に力が入っているようじゃなにごともと成就できないんだと、感じた。今日読み終わるまで、ファウストの最後のシーンはキリスト教的な救済なのだと固く固く信じてきたのだが、それだけではないものを感じた。ファウストの魂が価値を持ちうるのは、死んでしまった後だったんだ、これは自分にとって大きな発見であった。

難解だ
第一部は非常に読みやすかったが、第二部では話の内容がギリシャ神話なども登場
するようになり難解になってきて読むのに苦労した。
一読しただけではこの作品のよさはわからないのではないだろうか。
「ファウスト」第2部
「ファウスト」の物語には重要な二人の女性が登å 'ã-ます。1部のグレートãƒ'ェンと2部のヘレナです。でも、最終å '面でファウストã‚'天国へ導くのはグレートãƒ'ェンですから、それならヘレナはなã‚"のために描かれたのか、と言うより、そもそも2部が書かれるå¿...要があったのか、というç-'問が起ã"ります。私はã"の、「永遠に女性的なるもの」とはç›'接é-¢ã‚ã£ã¦ã„ない(と思われる)2部が、「ファウスト」とゲーテã‚'考える上で重要だと思います。

マイナスの条件でもãƒ-ラスに逆転させてç"Ÿã‹ãã†ã¨ã™ã‚‹äººãŸã¡ãŒã„ます。ニーチェが<è¶...人>とå'¼ã¶ã‚¿ã‚¤ãƒ-。æ­'史はそのような人たちがつくってきたのかもã-れませã‚"。彼ら選ばれた人たちの中には、自分が知力もä½"力も財力も権力もé­...力もすべて与えられているせいか、自分のようにç"Ÿãã‚‰ã‚Œãªã„<弱è€...>ã‚'本質的に思いやるã"とができないのではないか、と思わせる人がいます。そã-て、2部で描かれている精力的なファウストもまた、æ'»å‹•家であるがゆえに弱è€...のå'に立つã"とができない<権力è€...>のように感じられます。もã-「ファウスト」という作å"ã«å¼±è€...のè¦-点があるとã-たら、それはグレートãƒ'ェンがいたからで、と言うのも、ヘレナは絶ä¸-の美女で<è¶...人>のå'にいる女性ですが、グレートãƒ'ェンのほうはただのå 'æ!œ«ã®å¨˜ã«éŽãŽã¾ã›ã‚"。2部がどã"かいわゆる<巨人主義>の物語のように感じられるのは、ã"のせいではないでã-ょうか? 最終å '面でファウストã‚'天国に導くのがヘレナだった、と想像ã-てみてください。

ゲーテâ†'ニーチェâ†'ハイデガーという、ドイツæ-‡åŒ-ã‚'代表する<力(への)意å¿->の流れがあると思います。ドイツæ-‡å­¦ã«ãŠã'るゲーテの影響力は、おそらくはイギリスにおã'るシェイクスãƒ"アã‚'ã-のぎます。




本のみちしるべ Powered by Amazon Web Service
PR: FS研究室