地主の家の嫁・てると、旅役者の女形との不倫
しかもその女形が両性具有なんです。
ホラーなのか?と思ってたら、ホラーというよりは、
もう、どろどろの情念の世界
1円でこんなすごいもん読ませてもらって、申し訳ないです。
ちょっとあまりにどろどろで、気色悪いって人もいるかと思いますが、
そういうの平気な方には、是非に読んで欲しいです。
山妣〈上〉 (新潮文庫)
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直木賞受賞作.
描かれている時代が時代だけに古臭いかと思いきやそんなことはなく,だかといって強引に現代風にアレンジしたチャラチャラしたものかといえばそんなことはない.
すれ違う登場人物達の思惑,そこに自然の驚異が加わったときに物語は破局を迎える.三部構成で描かれる物語を読み終えたとき,生きていくということの意味が分かるかもしれない.
描かれている時代が時代だけに古臭いかと思いきやそんなことはなく,だかといって強引に現代風にアレンジしたチャラチャラしたものかといえばそんなことはない.
すれ違う登場人物達の思惑,そこに自然の驚異が加わったときに物語は破局を迎える.三部構成で描かれる物語を読み終えたとき,生きていくということの意味が分かるかもしれない.
坂東真砂子の著作は、この作品を読むまでに何冊か読んでいて、特に『狗神』や『桃色浄土』は傑作だと思いました。そんな彼女の直木賞受賞作だったので、期待して読んだのですが、彼女にしては並みの作品です。作品の世界の中にぐいぐい引き込まれる魅力をあまり感じませんでした。
彼女に限らず、直木賞受賞作は必ずしも、その作者のそれまでに発表された最高の作品でないことが多いように思います。直木賞と言うものは、ひとつの作品と言うより、作者のそれまでの功績に与えられているように思うのですが、『山妣』もたまたま、選考対象期間に発表されただけだったのではないでしょうか。
(これは上下巻併せてのレビューです。)
彼女に限らず、直木賞受賞作は必ずしも、その作者のそれまでに発表された最高の作品でないことが多いように思います。直木賞と言うものは、ひとつの作品と言うより、作者のそれまでの功績に与えられているように思うのですが、『山妣』もたまたま、選考対象期間に発表されただけだったのではないでしょうか。
(これは上下巻併せてのレビューです。)
この本を読んだ時、こんなに面白い本があって良いのだろうか!と思った。1ページ1ページが宝物のようで、長さを全く感じず、まだ終わらないで!と心で叫びながら読む進めた。「めくるめく読書体験」を味あわせてくれた貴重な本だった。
特に心を奪われたのは、主人公の一人、いさ。火のように激しく、自分の運命を自分で切り開く強い女。この物語は設定が衝撃的だが、ストーリーはその設定に頼ることなく、何気ない一人一人の登場人物の心情に共感が持てる。
ラストシーンで彼女が涼之助に話した”里の掟、山の掟”の話には今後も通じる真実があると思う。



