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雨恋 (新潮文庫)
松尾 由美
価格: ¥540 (税込)

文庫
出版社: 新潮社
発売日: 2007/08
ISBN: 4101280525
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 169877位
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帯・・・
これほど帯で損している本もそうはないんじゃないか、と。

個人的には泣けるだとか、衝撃をうけるだとかではなく
ただ単純に“綺麗だな”と感じました。

帯が持ち上げすぎてはいますが、非常に心洗われるいいお話なのは確かです。
若いうちに読んでおきたい一冊でした。


帯にだまされるな
この本は帯のせいで相当損をしている。
この本は、泣くために読む本では決してない。
結果的に泣けたというのならうなずけるが。
もっと、よみやすい、流れるような文体を味わってほしい。

編集者も、ミステリー仕立ての内容や、発想の奇抜さを前面に出して売り出すべきではなかったか。。
それが、結果的にこの作者を育てるということになると思うのだが。
昨今の「泣ける本」ブームに乗っかって一発というのでは、この本を手に取った読者は、もう二度とこの作家の本を手に取ることはあるまい。
そうすると、作家は育たない。

この作者は、純文学の作品を相当数書いた末に今の作風にたどり着いたのだろうと思わせるところがたくさんある。
例えば、180ページの「ひさびさに小糠雨が・・・」で始まる段落などはそうだろう。
こういう、文章修行の上にたどりついた、
「バックボーンがしっかりしていて、どこか透明感を感じさせる文体」を味わってほしいと思う。

主に女性向きの作品だと思うが、透明感のある作品が好きな男性にもお薦めしたい。
でも、最もお薦めしたいのは、作家あるいは物書き志望の女子大生や女子高生かな。
雨の夜には・・
一人で過ごす雨の夜には、おすすめな本かも。
別に泣けるかどうかはどうでもいい。きれいな文章でさらさらと読み進める。
ちょっと間違えば気持ち悪くなったり、あるいは滑稽に思えてしまうかもしれない出来事を、とても気持ちよく、読ませてくれる。文章が透き通るようで、きれい。さわやかに読めるのに、そして無理やりな感動なんか必要としない本なのに、
「ラスト1ページ涙が止まらない」とか「奇跡のラブストーリー」とか、帯にしょうもないこと書きすぎだと思う。この帯のあおり文句を書いた人は、この本をまともに読んでないのか?とさえ思った。
もっと静かに読ませてほしい本だと思う。
泣けませんでした…
透明だった幽霊(千波)が、事件の真相に近づくにつれて少しずつ見えるようになってくる…って状態だったので、次は?次は?という感じで一気に読めました。
本の帯に、ラスト1ページ、涙が止まらない。と書いてあったので、かなり泣けそうな話だと期待してたんだけど… そうか…って感じで終わってしまいました。
一気には読めるけど、読後感が物足りない…って感じの本でした。



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