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六番目の小夜子 (新潮文庫)
恩田 陸
価格: ¥540 (税込)

文庫
出版社: 新潮社
発売日: 2001/01
ISBN: 4101234132
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 104930位
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豪腕
ネタバレあるので、イヤな方は読まないで下さい。


初期の作品ということもあって、所々に表現が怪しいところが見受けられますが面白いと思います。 ラストのすっきりしないなぜ? という終わり方は好みが分かれると思います。それも作中で語られていた「答えが用意されている問題ばかり考えてきた」弊害なのかもしれません。 黒川先生の行動の意味は、やはり学校をコマに例えて話すシーンに集約されていたのでしょうか? 何にせよ、力技感のある終わり方には違いありませんでした。 厳しい意見も多いですが、売れた瞬間注目されて批判が増えるのはお約束です。 作品を楽しむという意味では楽しめます。批判精神むき出しで読んだら楽しめません。これはそういう作品。

黒川先生、幽霊と幽霊に操られた(?)野犬、小夜子の三人の意志が複雑にからまっているのがポイントなんでしょうね。
一部だけは〇でも恩田陸はどうも好きになれない。
中盤、生徒全員での芝居の空気感は実によく出来てると思う。 しかし作品全体としてはひどく幼い。この作者の特徴なのかキャラクター設定はまるで子供むけ小説なのに、それを純文学ぶっている。
文学としては☆
内容としては☆☆☆程度。
伝説のモダンホラー
六番目の「サヨコ」の正体が明かされた後は、津村沙世子は何者なのかが謎の中心となる
のだが、結末に至っても、すっきりしない点がいくつか残ってしまった。
そこがファンタジーらしいと言えばそうなのだが…。

ただし「夜のピクニック」と同様、高校生(達)を主人公とする青春群像劇は、
現在も作者の得意とするところであり、そういった点は十分楽しめると思う。



読んだあと、サヨコ伝説をじっくりと、考えてみたい…
深夜のドラマをたまたま見る機会があって、気になっていた作品でした。
ドラマは最初の回しか見ていません。
ですが、学校伝説と謎の転校生というスリリングな設定に、すぐに引き込まれたことはいうまでもありません。小説も「サヨコ伝説」にぐいぐい引き込まれます。

ところが、多くの方がご指摘の通り、オチがありません。フランス映画を観たあとと同じ気持ちになります(「海辺のポーリーヌ」とか)。フランス映画はそのあと観客同士の話題提供のため、あえてオチがないそうですが、作者もそれを狙ってのことでしょうか。

どっちにしても読んだあと、あれこれ考えたいという人にはオススメ。しっかりとしたオチがないとイヤだという人はツラい作品かもしれませんね。
学生生活についてのとらえ方が良い。
ミステリーとか、ファンタジーとか、青春小説とか
そういうくくりのなかで読むと、物足りないのかもしれないな、と思います。
それよりも、学生生活についての捉えかたや表現の仕方・・・そういった物語の根本にある部分について、私はとても興味深く読みました。
デビュー作だけあって、全体的なまとまりはないけれども、読んだ後になんとなく心に残る作品です。



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