山岡荘八も五味康祐も山田風太郎 も、
柳生十兵衛二人説を採っていたが、
先達を越えるべき荒山徹 は、なんと三人説である。
そんなもんで驚いてはいけない。
柳生十兵衛の父柳生宗矩は四人出て来るw
史実では有り得ない、親子や師弟の戦いはもちろん、
本人同志の戦いも展開される凄さ。
本人が増殖するのは朝鮮妖術のせいである。
オリキャラ柳生友景ものも2編収録された短編集である。
友景ものとしては『柳生雨月抄』 より前のエピソードになる。
しかし、荒山先生って美少年剣士が好きねぇ。
腐女子の皆さんは瞠目せよ!
エラリー・クイーン ネタもトルストイネタも民明書房ネタも埋まっている、
時代小説の枠を超えた傑作である。
十兵衛両断 (新潮文庫)
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豊臣政権の末期から江戸幕府三代将軍徳川家光の時代まで、柳生新陰流を伝える柳生一族と、朝鮮からの敵との死闘を描いた短編五作からなる連作短編集。
なぜ、柳生と朝鮮?と、少しでも興味を持った方は、ぜひ一読を。決して損はしない内容です。著者は韓国に留学経験があるそうで、朝鮮の歴史などにそうとう詳しいようで、まるで関係のないような二つのことを見事に結び付けていて、剣術あり妖術ありの極上の伝奇物語を紡ぎ出しています。
特に興味深く読めたのは、柳生十兵衛二人説について。隆慶一郎の諸作品などで徳川家康二人説は知られるようになりましたが、柳生十兵衛二人説は本作で初見、著者が作品内容にあわせて都合よく考え出したものかと思ったら、自分の独創ではないと断って、十兵衛二人説を唱えた韓国の考証史家、黄算哲氏なる人物を紹介しています。が、この黄氏も実は著者の創造した人物であるとかないとか・・・。なんとも楽しい藪の中ですね。
著者・荒山徹の作品は、この『十兵衛両断』が初めてだったのですが、好きな作家、気になる作家がまた一人増えました。朝鮮や柳生一族を題材にした小説を発表しているようなので、これから読んでいくのが楽しみです。
なぜ、柳生と朝鮮?と、少しでも興味を持った方は、ぜひ一読を。決して損はしない内容です。著者は韓国に留学経験があるそうで、朝鮮の歴史などにそうとう詳しいようで、まるで関係のないような二つのことを見事に結び付けていて、剣術あり妖術ありの極上の伝奇物語を紡ぎ出しています。
特に興味深く読めたのは、柳生十兵衛二人説について。隆慶一郎の諸作品などで徳川家康二人説は知られるようになりましたが、柳生十兵衛二人説は本作で初見、著者が作品内容にあわせて都合よく考え出したものかと思ったら、自分の独創ではないと断って、十兵衛二人説を唱えた韓国の考証史家、黄算哲氏なる人物を紹介しています。が、この黄氏も実は著者の創造した人物であるとかないとか・・・。なんとも楽しい藪の中ですね。
著者・荒山徹の作品は、この『十兵衛両断』が初めてだったのですが、好きな作家、気になる作家がまた一人増えました。朝鮮や柳生一族を題材にした小説を発表しているようなので、これから読んでいくのが楽しみです。
現時点での荒山小説における最高傑作と称して問題なかろうと
思われる稀代の問題作でアリマス。
この作品を一言で語れといわれれば、
「朝鮮柳生」
と言うのみで砂。
ここから全てが始まったのでアリマス。
基本的に短編集なわけですが、5つの短編が、どれもこれも
本来ならば長編化できるだけのネタであるだけに、
無理矢理短編化することによって発生した"もやもや感"が
読者の妄想機関を全開にするわけであり、
その結果が、「俺柳生」の嵐吹き荒れる
「ブシドーMMO/柳生」 なわけでアリマス。
全5作の短編は、それぞれ十兵衛・石舟斎・宗矩・純厳・六丸と
全部柳生が主役であり、おまけに脇役まで柳生がしめ、
ついでに敵まで柳生(&朝鮮妖術師)という、まさに柳生尽くしの
逸品でありま砂。
そして、荒山世界最大の問題妖術であるところの
「朝鮮妖術ノッカラノウム」もコレが初出であります。
タチの悪さで言えば、忍法魔界転生以上のこの妖術、
物語暴走装置としてはまたとない逸品なわけですが、
二重使用で救いようがない領域へ旅立たせてくれるので
使用には注意が必要なのですが、我らの荒山先生がそんなものを
気にするわけがないじゃないか、馬鹿だなあ(満面の笑顔で)
ともあれ、荒山世界を堪能したければ、
まずはこちらからお読みなさるのをオススメするですよ。
ええ、是非是非。
思われる稀代の問題作でアリマス。
この作品を一言で語れといわれれば、
「朝鮮柳生」
と言うのみで砂。
ここから全てが始まったのでアリマス。
基本的に短編集なわけですが、5つの短編が、どれもこれも
本来ならば長編化できるだけのネタであるだけに、
無理矢理短編化することによって発生した"もやもや感"が
読者の妄想機関を全開にするわけであり、
その結果が、「俺柳生」の嵐吹き荒れる
「ブシドーMMO/柳生」 なわけでアリマス。
全5作の短編は、それぞれ十兵衛・石舟斎・宗矩・純厳・六丸と
全部柳生が主役であり、おまけに脇役まで柳生がしめ、
ついでに敵まで柳生(&朝鮮妖術師)という、まさに柳生尽くしの
逸品でありま砂。
そして、荒山世界最大の問題妖術であるところの
「朝鮮妖術ノッカラノウム」もコレが初出であります。
タチの悪さで言えば、忍法魔界転生以上のこの妖術、
物語暴走装置としてはまたとない逸品なわけですが、
二重使用で救いようがない領域へ旅立たせてくれるので
使用には注意が必要なのですが、我らの荒山先生がそんなものを
気にするわけがないじゃないか、馬鹿だなあ(満面の笑顔で)
ともあれ、荒山世界を堪能したければ、
まずはこちらからお読みなさるのをオススメするですよ。
ええ、是非是非。



