『檸檬のころ』で大好きになった作家さん。
『青空チェリー』同作品も楽しく読ませていただきました。
なにが、好きか。
擬態語の使い方と、そこから広がる世界観。
もう、読みながら、微笑が溢れ出してしまう。
そして、時には感動、哀しみの涙が溢れ出してしまう。
今作、3篇の短編で構成されているのですが、
そのいずれも、同じことが言えるのだから、素晴らしい!!
ん〜、こうなったら、豊島さんの作品、全部読んじゃおうかな(笑顔)
青空チェリー (新潮文庫)
|
豊島ミホさんは好きな作家だけど、
なんだか私にはわからない作品でした。
「青空チェリー」に関しては
テーマそのものが「これを豊島ミホが!?」とすら思ってしまいます。
屋上で初対面の異性と一緒にのぞきをして、
ましてやその異性を好きになっちゃうなんて・・・ありえない。
18歳以下の女の子たちはこういうソフトエッチな小説が好きなの?
うーん、私もおばさんになったのか。
3つの中では断然「誓いじゃないけど僕は思った。」が好き。
何年も会ってない。何の約束もない。
特別な関係でもなかった。でも忘れられない・・・。
言えなかった後悔がそうさせるんだよね・・・。
思い出ってどんどん美しくなるものだもんね・・・。
後悔が痛くて、切なくて、しみじみしちゃいました。
なんだか私にはわからない作品でした。
「青空チェリー」に関しては
テーマそのものが「これを豊島ミホが!?」とすら思ってしまいます。
屋上で初対面の異性と一緒にのぞきをして、
ましてやその異性を好きになっちゃうなんて・・・ありえない。
18歳以下の女の子たちはこういうソフトエッチな小説が好きなの?
うーん、私もおばさんになったのか。
3つの中では断然「誓いじゃないけど僕は思った。」が好き。
何年も会ってない。何の約束もない。
特別な関係でもなかった。でも忘れられない・・・。
言えなかった後悔がそうさせるんだよね・・・。
思い出ってどんどん美しくなるものだもんね・・・。
後悔が痛くて、切なくて、しみじみしちゃいました。
文庫化にあたって大幅な加筆修正が行われ、ぐっと深みが増しています。
単行本では粗雑さや稚拙さを勢いでカバーしている印象が拭えませんでしたが、
巻頭の「ハニィ〜」は特に、文庫版の方が数倍読みごたえがありました。
単行本と比べて、著者の前進に感動するという読み方もおもしろいと思います。
単行本では粗雑さや稚拙さを勢いでカバーしている印象が拭えませんでしたが、
巻頭の「ハニィ〜」は特に、文庫版の方が数倍読みごたえがありました。
単行本と比べて、著者の前進に感動するという読み方もおもしろいと思います。
かなりの好感触です。
第一編の「ハニィ、空が灼けているよ。」は同じ出来事を男女の双方から描く手法で、
片方の視点では謎が残ったり釈然としなかったりする事情を
他方の視点から解き明かす仕掛けになっています。
その手法自体は十分に成功していますが、
個人的にはもう少し読者に想像させる余地があっても良かった様に感じました。
全般的に、登場人物が自分で自分の感情を説明し過ぎる感触を受けました。
また、背表紙の説明には「『教授』と『ダーリン』の間で揺れる心を描いた」とありますが、
ヒロインが当初に本命の恋人と捉えていたはずの「教授」の造型が
自身の視点で物語の半分を担う「ダーリン」こと幼なじみに比して
完全に影が薄くなっています。この点も大変気に懸かりました。
本編では恋愛と並んで戦争が主要なテーマです。
自分たちの住む世界が戦時下になる恐怖や
穏やかな日常が侵食されていく痛みが克明に描出されており、
作者の優れた資質を感じさせます。
特に、ヒロインの夢で、次第に砂嵐に変じていくテレビ画面の不気味さは出色ものです。
それだけにテレビの討論番組の会話等、背景の細かい部分の粗雑さが
しばしばリアリティを損なっているのが残念でした。
こうした細部にももっと目を配って欲しいと感じました。それが可能な書き手だとも思います。
二編目の表題作は、先の指摘にもある様に予定調和的な展開ですが、
それだけに安心して読めました。
書き手と主人公たちの若さが露悪的な描写の後でも性への嫌悪感や不潔感から救っています。
三編目は、ずっと会っていない中学時の同級生を切々と思い続ける青年が主人公です。
冒頭の自己欺瞞的な悪ふざけの調子はやや過剰ですが、
発展の望めない恋愛心理を感傷に溺れず客観的かつ丹念に描写する姿勢に好感を持ちました。
作者の他の作品も読んでみたいと思わせる一冊でした。
第一編の「ハニィ、空が灼けているよ。」は同じ出来事を男女の双方から描く手法で、
片方の視点では謎が残ったり釈然としなかったりする事情を
他方の視点から解き明かす仕掛けになっています。
その手法自体は十分に成功していますが、
個人的にはもう少し読者に想像させる余地があっても良かった様に感じました。
全般的に、登場人物が自分で自分の感情を説明し過ぎる感触を受けました。
また、背表紙の説明には「『教授』と『ダーリン』の間で揺れる心を描いた」とありますが、
ヒロインが当初に本命の恋人と捉えていたはずの「教授」の造型が
自身の視点で物語の半分を担う「ダーリン」こと幼なじみに比して
完全に影が薄くなっています。この点も大変気に懸かりました。
本編では恋愛と並んで戦争が主要なテーマです。
自分たちの住む世界が戦時下になる恐怖や
穏やかな日常が侵食されていく痛みが克明に描出されており、
作者の優れた資質を感じさせます。
特に、ヒロインの夢で、次第に砂嵐に変じていくテレビ画面の不気味さは出色ものです。
それだけにテレビの討論番組の会話等、背景の細かい部分の粗雑さが
しばしばリアリティを損なっているのが残念でした。
こうした細部にももっと目を配って欲しいと感じました。それが可能な書き手だとも思います。
二編目の表題作は、先の指摘にもある様に予定調和的な展開ですが、
それだけに安心して読めました。
書き手と主人公たちの若さが露悪的な描写の後でも性への嫌悪感や不潔感から救っています。
三編目は、ずっと会っていない中学時の同級生を切々と思い続ける青年が主人公です。
冒頭の自己欺瞞的な悪ふざけの調子はやや過剰ですが、
発展の望めない恋愛心理を感傷に溺れず客観的かつ丹念に描写する姿勢に好感を持ちました。
作者の他の作品も読んでみたいと思わせる一冊でした。
読んでみました。
うーん、『青空チェリー』も爽やかな感じだったなとは思います。
あと、ちょっと長めの『ハニィ、空が灼けているよ。』では
田舎を出て上京した女の子の考えとかが豊島さんの作品に共通したもので
こちらでも見られると思う。
戦争が嫌いだってのももちろん伝わるし、
なんか、細かな描写が良かったような印象はあります。
悪いわけじゃないけど、わざわざ人に勧めるか?と言うと、それはないかなぁと私は思うので☆☆2つにしてます。
ただ、著者の作品のファンの方はそりゃ、一度読んでおいたらいいと思います。
うーん、『青空チェリー』も爽やかな感じだったなとは思います。
あと、ちょっと長めの『ハニィ、空が灼けているよ。』では
田舎を出て上京した女の子の考えとかが豊島さんの作品に共通したもので
こちらでも見られると思う。
戦争が嫌いだってのももちろん伝わるし、
なんか、細かな描写が良かったような印象はあります。
悪いわけじゃないけど、わざわざ人に勧めるか?と言うと、それはないかなぁと私は思うので☆☆2つにしてます。
ただ、著者の作品のファンの方はそりゃ、一度読んでおいたらいいと思います。



