さすが筒井氏の推理小説と言ったところである。
トリックの有無や、なぜロートレックなのかと言った意見が賛否両論あるが、決して騙されたと思って読んでも後悔はしないと思う。無駄を省いた文章や2.3日で読める長さなのでぜひとも読んでほしい作品である。
ロートレック荘事件 (新潮文庫)
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えっと、はい、私、推理ものはあまり読まないのです。ですから、この小説のトリックなるものが、もう手あかにまみれているのかどうか、その辺判断がつかないのですが、まあいわゆる「二度読まずにいられない」ってやつですかね。
もちろん、筒井先生は天才ですから、このくらい、普通に書いてしまうのでしょうが、何かある満足感がありますね…。
もちろん、筒井先生は天才ですから、このくらい、普通に書いてしまうのでしょうが、何かある満足感がありますね…。
筒井作品だからそこそこ楽しめるだろうと読み始めてみましたが… いろいろな意味で、読まないほうがよかったと後悔しました。
私はふだんあまりミステリーは読みませんが、年季の入ったファンがどう感じるか、興味深いところではあります。
ロートレックの絵は、楽しめました。
私はふだんあまりミステリーは読みませんが、年季の入ったファンがどう感じるか、興味深いところではあります。
ロートレックの絵は、楽しめました。
このトリック(と言っていいのか?)には驚きましたが、これは多くの方が触れているので、別のことを書きます。
読み進んでいくうちに、誰もが感じる大きな違和感、その最大のものは、「身体障害者である、彼が、なぜ、美女たちにこんなにもてるのか?」というものです。そう感じること自体が、身体障害者差別である、と感じながら、居心地の悪さを感じながら読み進みました。
トリックが明らかになり、この居心地の悪さすら、偽善でしかないことがわかり・・・
筒井康隆に、「ほら、これが君の心の中の差別意識だよ。」と、目の前に示されたような感じです。
読み進んでいくうちに、誰もが感じる大きな違和感、その最大のものは、「身体障害者である、彼が、なぜ、美女たちにこんなにもてるのか?」というものです。そう感じること自体が、身体障害者差別である、と感じながら、居心地の悪さを感じながら読み進みました。
トリックが明らかになり、この居心地の悪さすら、偽善でしかないことがわかり・・・
筒井康隆に、「ほら、これが君の心の中の差別意識だよ。」と、目の前に示されたような感じです。
すれば、
お決まりの舞台で、本能剥き出しの劇中人物が踊り、お定まり通りの惨劇が幕を開け進行していく訳ですが。何がどう違ったか予測しえない
結末が待ち受けています。神秘的な構成力。最後まで著者の施した仕掛けに気づかなくても身震いするだろうし、途中でトリックに気づいても
同じように身震いするでしょう(ちなみに僕は後者、、別に自慢じゃないもん)。どちらの読者になっても幸せだろう。
そして、ただ欺瞞において前人未到の開拓を達成しただけではなくて、筒井らしい攻撃精神はジャンルが変われど存在していて、いや寧ろ
男と女の生々しい愛情劇を扱ったミステリーだからこそ、より痛烈に顕在しているのかも。愛や恋を無味乾燥なものにしてしまった社会に
対する批判・風刺じゃなかろうかこの絶望的なオチは。。ロートレックも真っ青です。
推理小説という手法を借りて出来た筒井康隆の一大芸術をご堪能あれ。
お決まりの舞台で、本能剥き出しの劇中人物が踊り、お定まり通りの惨劇が幕を開け進行していく訳ですが。何がどう違ったか予測しえない
結末が待ち受けています。神秘的な構成力。最後まで著者の施した仕掛けに気づかなくても身震いするだろうし、途中でトリックに気づいても
同じように身震いするでしょう(ちなみに僕は後者、、別に自慢じゃないもん)。どちらの読者になっても幸せだろう。
そして、ただ欺瞞において前人未到の開拓を達成しただけではなくて、筒井らしい攻撃精神はジャンルが変われど存在していて、いや寧ろ
男と女の生々しい愛情劇を扱ったミステリーだからこそ、より痛烈に顕在しているのかも。愛や恋を無味乾燥なものにしてしまった社会に
対する批判・風刺じゃなかろうかこの絶望的なオチは。。ロートレックも真っ青です。
推理小説という手法を借りて出来た筒井康隆の一大芸術をご堪能あれ。



