『質屋の女房』です。表題作の他に、芥川賞受賞作の『陰気な愉しみ』『悪い仲間』などを含む短編集です。
いずれの作品も、作者の人柄が出ているというべきか、主人公の小市民ぶりがよく描かれています。
いつもより多く年金をもらってしまって、どうするか。ワルと知り合って、朱に交わって赤くなりかけて、どうなるか。質屋の奥さんと親しくなって全集の整理を手伝ったりした主人公に運命が訪れた時…
現代とは舞台設定が違うとはいえ、いつの時代も小市民の心理というのは、大差ないらしいです。
親近感がわきますし、ユーモアを交えた文章も読みやすいです。
質屋の女房 (新潮文庫)
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