性的人間 (新潮文庫)
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もう何度目かもいつ以来かも判然としない読み返しの後で、いま自分のなかに残っているのは漠然とした手触りだ。はじめて読んだ時の解った感じとはまた違う解り方で、いまぼくはきっと理解しているのだろうけれど、構造とか構成とかを超えたところでそれ以上分解できないイメージとして自分のなかにたしかに残っているものがあることだけは確かで、それがつまりかつて世代の代弁者と呼ばれ、その世代とは違うぼくのような者にも世代や時代を代弁しているように機能していることがつまり、読み継がれるということだと思った。
変です。
私が女だからそう思うのかもしれませんが。
文体などから考えると文章能力はある作家さんだと思うのですが、物語の内容が変の一言です。
異常な性倒錯者という印象です。
それとも男性って実態はこんなんなのでしょうか?
私が女だからそう思うのかもしれませんが。
文体などから考えると文章能力はある作家さんだと思うのですが、物語の内容が変の一言です。
異常な性倒錯者という印象です。
それとも男性って実態はこんなんなのでしょうか?
青春小説の極北セブンティーン。
私が読んだ版では芽むしり〜と一緒に収録されており、性的〜は併録されてなかったのですが、この作品を読んだときの衝撃は忘れがたく、感想をアップした次第。
主人公は、自意識過剰の学生、「グミチョコレートパイン」の健三のように肥大化する自意識と、ち、ち、ち、ちっぽけなおれとの間でさまよっている。
ある日かいた赤っ恥。そこからはじまる日章旗への疾走。終始、信じられないほどのドライブ感をもってぐいぐい進んでいく文章に圧倒され、ジェットコースターの角に登り詰めたときのように一気にラストへと急降下してゆく・・
青春時代は非常事態といったほむらひろしの名言をこの一作でかみ締められる。
間違ったアクセルとブレーキでどこへ向かおうというのか。
けどけどけど、その軌跡に魅せられるんだ!
しかしこのモデルにされた少年こんな風に描写されてショックだっただろね〜。
この丸尾末広のカバーで見てみたい掌編はゴンブローヴィチの作品にも似ているが、彼の作品は小説の態をなしてないので、本作のほうが数段上。
読んだ後は「こ、こいつが(←この作品では受賞してません。念のため)ノーベル賞。ノーベル賞ってのはあれだ、非常に頭のいい人が書いた小説に何か差し上げるもんだと思ってたが・・文章で現実をどれだけぐらつかせるかがポイントか。そう、つまり狂気への招待状!マルケスもクンデラも川端もだ!ならみ、三島や筒井にあげたっていいじゃん〜・・」
とノーベル賞への理解も深まりました。
私が読んだ版では芽むしり〜と一緒に収録されており、性的〜は併録されてなかったのですが、この作品を読んだときの衝撃は忘れがたく、感想をアップした次第。
主人公は、自意識過剰の学生、「グミチョコレートパイン」の健三のように肥大化する自意識と、ち、ち、ち、ちっぽけなおれとの間でさまよっている。
ある日かいた赤っ恥。そこからはじまる日章旗への疾走。終始、信じられないほどのドライブ感をもってぐいぐい進んでいく文章に圧倒され、ジェットコースターの角に登り詰めたときのように一気にラストへと急降下してゆく・・
青春時代は非常事態といったほむらひろしの名言をこの一作でかみ締められる。
間違ったアクセルとブレーキでどこへ向かおうというのか。
けどけどけど、その軌跡に魅せられるんだ!
しかしこのモデルにされた少年こんな風に描写されてショックだっただろね〜。
この丸尾末広のカバーで見てみたい掌編はゴンブローヴィチの作品にも似ているが、彼の作品は小説の態をなしてないので、本作のほうが数段上。
読んだ後は「こ、こいつが(←この作品では受賞してません。念のため)ノーベル賞。ノーベル賞ってのはあれだ、非常に頭のいい人が書いた小説に何か差し上げるもんだと思ってたが・・文章で現実をどれだけぐらつかせるかがポイントか。そう、つまり狂気への招待状!マルケスもクンデラも川端もだ!ならみ、三島や筒井にあげたっていいじゃん〜・・」
とノーベル賞への理解も深まりました。
『性的人間』『セヴンティーン』『共同生活』の3編を収めた中編集。
表題に惹かれて面白そうだと思って読んでみたけど、表題作の『性的人間』と『共同生活』は個人的にはあんまり好きじゃなかった。
それよりも『セヴンティーン』、これだけでいい。どこの集団にも帰属できない人間の不安、それが解消された時の喜び・・・・・面白い。
続編の『政治少年死す』は、当時発禁処分になって未だに出版されていないらしいが、ネット上で公開されているのを読んだ。
たしかに内容的には1960年頃に出版するのキツいと思う。が、やっぱり面白い。
映画化して欲しいなあ。
表題に惹かれて面白そうだと思って読んでみたけど、表題作の『性的人間』と『共同生活』は個人的にはあんまり好きじゃなかった。
それよりも『セヴンティーン』、これだけでいい。どこの集団にも帰属できない人間の不安、それが解消された時の喜び・・・・・面白い。
続編の『政治少年死す』は、当時発禁処分になって未だに出版されていないらしいが、ネット上で公開されているのを読んだ。
たしかに内容的には1960年頃に出版するのキツいと思う。が、やっぱり面白い。
映画化して欲しいなあ。
3つの短編が収められている。「性的人間」は人間の根源を描こうとしたチャレンジングな作品。廃退の先に希望があるということはなんとなく、生理的に理解できるが、ここまであなた達はやりますか。やれますか。と問いかけられている。中途半端ならやらないほうがいい。今までの生活を行なっていたらよい。特に後半が考えさせられる。「セヴンティーン」は少年が右翼化する、つまり変化する瞬間を切実に描いている。本当にこんな瞬間があるのだろう。「共同生活」は前記2編に比べたらちょっと落ちるかな。ただ「性的人間」「セブンティーン」は高校生男子必読であり、本書で人生を変えられると思う。



