言わずと知れた夏目漱石の代表作のひとつであり、中高生にとっては必ず読む本といってもいいかも知れません。小説の入門書という感じですし、夏目漱石こそ小説家の代表でありますので、やはり、その作家の代表作であるため、日本人であれば、必ず読むでしょう。松山と言えば今は、坂の上の雲で話題となった、秋山兄弟や正岡子規が少しブームですが、決定的に有名にしたのは坊ちゃんであり、夏目漱石でしょう。最近では、「鹿男あをによし」も坊ちゃんの話をモチーフに作られています。先生と悪戯な生徒。武田鉄矢の金八先生、中村雅俊のゆうひが丘の総理大臣等のこの本の影響が残っているのでしょう。ドラマで学園ものが流行るのもこの小説の影響だとおもいます。子供の頃には、当時の時代背景等もわからないままに単に面白い学園ものの小説のように思いましたが、今は時代ものもあり、松山の当時の様子も生き生きと描いております。道後温泉はいろいろな影響を与え、市電もバンバン走っています。ひっそりとしたターナー島(おそらくそうでしょう)もあり、気がつけば、東京ラブストーリーのロケとなった駅も発見してしまいました。いろいろな逸話を想像させることがあり、夏目漱石が松山にいたことにより、正岡子規との掛け合い漫才のような時期もあったのを思い返せます。今は読み返す気もないですが、ドラマ(中村雅俊、岡本信人等)、アニメーション(モンキーパンチ原画)等もあり、楽しみました。都会から田舎へ、また手紙を読む形で物語を展開する等の手法ものちの作家にも影響を与えており、文体も生き生きとしており、ストーリーが読み切れない「吾輩は猫である」とは違い、読みやすく、単純、明快である。一部分ではサスペンス的なタッチもあり、人間の裏表もあらわし、ハッピーエンドチックでありながら、何か虚しさも残す等、辿りやすいです。子供は勝手に読むでしょうけれども。
不思議とこの本を人生の一冊とする人は見当たらないようです。「こころ」「三四郎」「草枕」等が心にしむ?のでしょうか。ちょっと気恥ずかしい感じがあるのかもしれません。位置づけが実は難しい小説かもしれません。
坊っちゃん (新潮文庫)
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大人になった今、改めて文学に挑戦しようと思いましたが 読みどころが掴めずに終わってしまいました。 表現が難しかったり、 登場人物がぐちゃぐちゃに なってしまったりと、途中何度も挫折しかけました。 いつかまたリベンジしようと思います。
今まで読んだ漱石先生の作品の中では一番好きである。
赴任した土地に全く馴染めず、人や物に不満たらたらの坊っちゃんに妙に共感した。
こんな田舎嫌いの先生に来られたら土地の人は堪ったものではないと思うが、如何せん人間田舎は嫌なのである。
適応力の有無に関わらず適応したくないのである。気持ちは凄くよく分かる。そうさせるのは江戸っ子の矜持なのだろうか。
無鉄砲な江戸っ子である坊っちゃんも、漱石先生ならではの神経質な性格を示しているが、
他作品における神経質さほど気にはならない。
むしろ今作独自の不思議な愛嬌を帯びているように感じられる。
坊っちゃんが復讐を遂げて松山を逃れる最後も哀愁漂っていて良かった。
清への細やかな情愛にも好感が持てた。
赴任した土地に全く馴染めず、人や物に不満たらたらの坊っちゃんに妙に共感した。
こんな田舎嫌いの先生に来られたら土地の人は堪ったものではないと思うが、如何せん人間田舎は嫌なのである。
適応力の有無に関わらず適応したくないのである。気持ちは凄くよく分かる。そうさせるのは江戸っ子の矜持なのだろうか。
無鉄砲な江戸っ子である坊っちゃんも、漱石先生ならではの神経質な性格を示しているが、
他作品における神経質さほど気にはならない。
むしろ今作独自の不思議な愛嬌を帯びているように感じられる。
坊っちゃんが復讐を遂げて松山を逃れる最後も哀愁漂っていて良かった。
清への細やかな情愛にも好感が持てた。
この小説は松山に赴任した中学校教師の奮闘記…なんてものじゃない。そこだけ取ったらそんなに面白くないと思う。 キーになっているのは清への思い。坊ちゃんはいつでも清を支えにしている(そんなこと坊ちゃんは言いませんが)、清を自分の中心に置いていて、いつも気にかけていて…読者もそれを常に感じとる事が出来ていつも温かい気持ちになる。坊ちゃんも読者も常に心の中で清の存在をそばに感じるからメゲないし真っ直ぐ正直でいられる。親から愛情をあまり注がれず育った坊ちゃん(漱石も同様らしいですが)を、唯一温かく見守り支えてくれたのが清で、そんな坊ちゃんのパーソナリティーを見事に描いていると思う。 そして私は不覚にも毎回泣いてしまう。 こんなにサラリと書いているのに坊ちゃんと清の事で胸を一杯にさせてしまう漱石はやはり流石だと思う。
私には残念ながら坊っちゃんの良さは分からない。
分からないから3回読んだ。
読めば読むほど分からない。
唯の金持ちの坊主が父親にも愛想を尽かされ愛媛くんだりまで流されていき、やりたいわけでもない中学教師をし生徒に同僚に、上司に、家主に近所の住人に、交通の便に、食事の風習に朝から晩まで不満ばかり垂れる。
世間知らずの中途半端な金持ちの小僧が地方を卑下し都落ちして、都落ちした自分を差し置いて周囲を卑下する。田舎の世間の狭さを罵る。
何とも建設性もなければ清逸さもない。
ガキの戯言で終始する。
唯一の救いは元の使用人の老婆へ送る大いなる脚色を含んだ(故に愛情ある)手紙だけであろうか。
時代が違い不倫に対しての感覚は変わったかも知れない。
しかしいわゆる女性を買うという行為は人類史上最初の商売と云われる位で少なくとも男性の側でその手の店に出入りすることを不浄などと云うのは「頭の固い者」という相場であった筈である。
如何にその頭の固い者であっても、暴力に訴えかけ此を以て天誅と為すと云われても理解のしようがない。
いま、現実にこんな奴が面接に来たら絶対に採用したくない。
人としての魅力をどこに見いだして良いのか分からない。
「こころ」は先生の考え方に違和感を抱きつつも結構好きな作品ではありますが。
本作は私には駄作としか写りません。
分からないから3回読んだ。
読めば読むほど分からない。
唯の金持ちの坊主が父親にも愛想を尽かされ愛媛くんだりまで流されていき、やりたいわけでもない中学教師をし生徒に同僚に、上司に、家主に近所の住人に、交通の便に、食事の風習に朝から晩まで不満ばかり垂れる。
世間知らずの中途半端な金持ちの小僧が地方を卑下し都落ちして、都落ちした自分を差し置いて周囲を卑下する。田舎の世間の狭さを罵る。
何とも建設性もなければ清逸さもない。
ガキの戯言で終始する。
唯一の救いは元の使用人の老婆へ送る大いなる脚色を含んだ(故に愛情ある)手紙だけであろうか。
時代が違い不倫に対しての感覚は変わったかも知れない。
しかしいわゆる女性を買うという行為は人類史上最初の商売と云われる位で少なくとも男性の側でその手の店に出入りすることを不浄などと云うのは「頭の固い者」という相場であった筈である。
如何にその頭の固い者であっても、暴力に訴えかけ此を以て天誅と為すと云われても理解のしようがない。
いま、現実にこんな奴が面接に来たら絶対に採用したくない。
人としての魅力をどこに見いだして良いのか分からない。
「こころ」は先生の考え方に違和感を抱きつつも結構好きな作品ではありますが。
本作は私には駄作としか写りません。



