ハードカバーで「水の通う回路」、文庫で「バグ」のタイトルで出版されていた松岡圭祐の2作目(「催眠」と「千里眼」の間)を、大幅に書き直した作品。
出版時から編集者との間に確執があったことが前書きに記されている。大きく変わったのは(1)事件の真相(2)犯人(3)舞台となっている時代、の3点。(3)については刊行された今年(2006年)になった。しかしそれよりも、当時と変わらない設定(未成年者に残酷表現を含むゲームが制限されることや海賊版事情など)が未来を先読みしていたという事実に驚かされる。「バグ」よりずっとよくなった。
バリア・セグメント 水の通う回路 完全版 (小学館文庫)
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