これは『サイコサスペンス』なのか?、『サイコアクション(?)』に分類されるのか?
いままでの松岡シリーズからは明らかに脱皮している。
『事件』としての推理の部分は、限りなく予測可能にしている。事件の推理以上に引き込まれるのは
岬、伊吹が『人間』としてどのような成長をしていくかに対する期待。もともと、『人間』を扱うことがうま
い松岡ではあるが、今回は これを最前面に押し出して、『事件』そのものは脇役にしている。
このシリーズが続いてほしい。
35歳の岬美由紀、45歳の岬美由紀にも会ってみたい。
ヘーメラーの千里眼 (下) 小学館文庫 ま 2-16
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1作目から読み続けているが、「運命の暗示」あたりからダレダレ感を感じていたが、今作で見事復活!
いやぁ〜良かったです。久しぶりに手に汗握りました。岬美由紀の葛藤、歪んだ信念を持った敵、思いもしなかった人物の活躍と、1作目にあったワクワク感、スピード感が戻っていて、なおかつ美由紀の過去も明かされ、青春物語も味わえるという、1度で2度も3度もおいしいという、最高傑作になっていると思います。
いやぁ〜良かったです。久しぶりに手に汗握りました。岬美由紀の葛藤、歪んだ信念を持った敵、思いもしなかった人物の活躍と、1作目にあったワクワク感、スピード感が戻っていて、なおかつ美由紀の過去も明かされ、青春物語も味わえるという、1度で2度も3度もおいしいという、最高傑作になっていると思います。
上下に分れた作品の、下巻。評価としては星5つに
なったが、可能ならば8個は付けたいところ。それくらい
に面白かった。
なったが、可能ならば8個は付けたいところ。それくらい
に面白かった。
上巻は、物語の下地である。読んでいてもどかしい
くらい、テンポがゆっくりだった。しかし、下巻では、
一気に加速し事件に立ち向かってゆく。その勢いは、
やはりこの作家ならでは。
この作品のメインはカウンセリング、というよりは
軍事アクションであろう。その様子は、以前に
流行った映画・トップガンを彷彿させる。勿論、
あの爽やかさも充分味あわせてくれる。
筆者がかなり入念に調査をして仕上げたと思われる箇所
が多く、文章もこれまでよりも数段、骨がある。
内容、文章能力という面から見ても、最高傑作である。
今回は心理面重視ではないという。松岡圭祐の新境地!というふれこみで手にした新刊。確かにこれまでの心理ものにあらず、かといって軍事ものにあらず、昔の恋人が登場するもラブストーリーにあらず、下巻まで読みとおしてなんともすがすがしい気分になれる内容だった。
汗臭さや友情という普通で言えばくさいものも、スマートにさえ感じさせる。作者の資料熟読による男の少年心をくすぐる要素があちこちにあるからか、惹きこまれる部分が多分にある。岬美由紀のして甘酸っぱいものもいやらしくもなく青春そのものだ。
心理カウンセラーから臨床心理士になった岬のアクティブさが満載の作品。ただ下巻では、今回はアクションシーンがいままで岬のサブだった自衛隊要素がメインになった。いままでなら話は心理学+α(パイロット)の要素、今回は戦闘機パイロット+α(心理)な構成でマンネリ化にならず楽しめたのかもしれない。
ちょっと残念なのは誤爆事件の真相としては弱いし、敵対になる「アルタミラ精神衛生」は友里やメフィストコンサルティングと比べれば岬の敵ではなかったということかな。一方うけたのは岬美由紀の「お見合い」シーンが笑えます。岬の様に「まっすぐに生きる」っていうのはかっこいいよ。
以前の千里眼シリーズでも二巻に分かれた話がありましたけど、今回も上巻を読み終わるとすぐに下巻が読みたくなり、読めないと欲求不満になるので手元に置いておいたほうがいいです(笑)。
見鏡季代美があれだけフェラーリを誇示しておいて、美由紀とドライビングテクニックを競わないなんてとハードカバでは思いましたけど、この下巻でちゃんと書き加えられてて、敵との対決に火花が散るようになりました。そこが一番の大きな違いです。
他にも防衛作戦の細かいところが直ってて、なぜ小松基地でなく百里基地を使ったのかとか(恐らく自衛隊関係者か専門家のアドバイスを受けたんだと思います)リアリティが増してます。とにかくオススメします!
見鏡季代美があれだけフェラーリを誇示しておいて、美由紀とドライビングテクニックを競わないなんてとハードカバでは思いましたけど、この下巻でちゃんと書き加えられてて、敵との対決に火花が散るようになりました。そこが一番の大きな違いです。
他にも防衛作戦の細かいところが直ってて、なぜ小松基地でなく百里基地を使ったのかとか(恐らく自衛隊関係者か専門家のアドバイスを受けたんだと思います)リアリティが増してます。とにかくオススメします!



