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イリュージョン:マジシャン第2幕 (小学館文庫)
松岡 圭祐
価格: ¥730 (税込)

文庫
出版社: 小学館
発売日: 2004/09
ISBN: 4094037934
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 240147位
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さすがエンタメの神様。
自由といえば聞こえはいい。実際には、なんの権限も与えられていない自由は無為に等しい。

なるほどな〜と思った作中の一文であります。
犯罪への応用・実践編
前作「マジシャン」と比べてもかなり良い出来だと思いました。
主人公、椎橋彬のやっていることは決して褒められる事ではないけれど、
感情移入しやすく、底辺から成り上がる過程に興奮してしまう。
そして、桝城警部補がどの作品よりも良い。犯罪に対する厳しさと、人に
対する優しさを併せ持つ、魅力ある人物像です。
もう一人のマジシャン里見沙希は、今回はあくまで脇役にとどまっていま
すが、おいしい役割を果たしています。
生きるために身に付けたマジックに翻弄される悲しいお話ですが、最後は
さすが松岡氏、次作につながる楽しいラストを用意しています。
内容はいいけどつなぎが・・・
内容はおもしろかったですが、最後のところは次回作を作るために
強引に作ったエンディングのような気がして、素直に読み切れなかった感じがします。なんか次回に続くみたいで・・
まさにテレビドラマ向き
あまりに国家プロジェクトのように大きくなってしまった内容の岬美由紀シリーズにくらべると身近というか接しやすい。文章もさほど複雑にしていないところも松岡氏のいいところで、読者の幅が広いのもうなずけるしさすがだ。

このマジシャン第2幕では、前回の舛城が引き続き追いかける役に徹し、沙希もいい具合で鍵を握っている、ただあくまでも主役は犯人である椎橋。考え方の子供っぽい部分がところどころにあらわれ、本が進むにしたがって成長へと変わっていくところが読者を惹きつける。また彼の境遇などはあながちフィクションとはいえない部分もあるし、破綻した親の姿は痛々しい。

後半の一部分、椎橋と舛城とのメールのやり取りがいい。時折現代文化をいい形でとりあげるのが松岡作品の妙。ラストの「期待もたせ」などは読者にはたまらない部分かもしれない、ちょっとサービス過多かもしれないけど。

はらはら
椎橋君が万引きGメンになることを思い立ってから、息もつけない
スピードで展開する圧倒的なクライムノベル(笑えるところも多く
て、楽しいんです)に、はらはらしながらも惹きつけられます。そ
して前作の刑事、枡城が犯行に気づいてからの知能戦、沙希の揺れ
動く心、いつにも増して人物がよく表現されてます。ラストの一章

は、ハードカバーには入ってなかった書き下ろしですね。前作の続
きっていうより、この1本で読んだほうがいいかもっていうぐらい
完成されてます。サキ&アキラのその後が気になるなぁ




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