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県庁の星
桂 望実
価格: ¥1,365 (税込)

単行本
出版社: 小学館
発売日: 2005/09
ISBN: 4093861501
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 76350位
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読んでから、観ればよかった・・・
 映画を観たのが先で、かなり経ってからこの原作本を読みました。
そこそこ面白くはありましたが、映画のデキが良すぎたせいで少々肩透かしの感が・・・。
こってりクリームや豪華トッピングてんこもりの美味しいフルーツパフェを堪能した直後に、
山形直送の桃をそのまま食べたときのかんじとでも言えばいいのでしょうか。
めまぐるしいストーリー展開やどんぴしゃキャスティングの役者陣の軽快な会話などにもより、
終始まったく飽きることがなかった映画に比べてしまうと小説はどうにも地味でかったるく、
読み続けるのが途中で億劫になってしまいました。順番が逆だったらよかったのかもしれませんね・・・。
県庁の星
映画になったということは知っていたので、いろいろ事件が起きて
華やかさのあるストーリーだと思っていた。意外と地味で驚いた。
漫画みたい
良い意味でやっすい文体にやっすいトリビアにやっすい感動が散りばめられた秀作。小ぢんまりとまとまった小さな事件や心の動きが収束していく様が心地よい。
文体はちょっと戸梶っぽくて、ひたすら読みやすい。ご存知映画の原作本だが、このコミック感は映画にしたくなる気持ち、分かるなぁ。キャラクター設定はかなり違いましたが映画も面白かったです。
「コミカル」というよりは「漫画感覚」で一気に読めるお手軽娯楽作品です。娯楽作品はこうでなきゃね、と無駄に充足感を味わえる一品でした。
自分だったら何が出来る?
人は表向きは平身低頭でも、面従腹背、無意識ながらも自分が行なってきた
ことが一番正しいと思い、たとえ間違いであったとしてもそれを突き通そう
とする。何故なら何だかんだ言っても、問題が先送りになっても、それは
それで今まで何とかやって来れたからだ。それを変えるには、残念ながら
本当に追い詰められないと動くことが出来ないし、人はそこまで強い生き物
ではない。
一歩間違えれば、時が流れるのをそのままやり過ごしても構わない立場の
人間である県庁からやってきた野村。熱意を持って仕事をしても空回りして
しまい、何かを諦めてしまっていたスーパーの裏店長的なパートタイマーの二宮。
スーパーの他の面々も『シンプソンズ』や『サウスパーク』の登場人物の
ように腐っている人たち。この人たちもまた、消防と食品衛生の査察そして
リストラの恐怖に追い詰められるような形で野村や二宮に協力していくという
流れに、自分の置かれている状況に関係なく、自分の動きや考え次第で何とでも
なるのだということを改めて感じさせられた一冊だった。

ただ、小節によって野村と二宮の目線が変わるのは一向に構わないのだが、
同じ登場人物を苗字で呼ぶのか名前で呼ぶのかでの統一が取られていないので、
少し混乱してしまったので星0.5減点なのだが、四捨五入で1つ減点。
身近なテーマが親近感そそります
生まれ持ったものや育った環境によって人の考え方や価値観は出来上がる。
水と油は絶対に混じりあわないかもしれないけれど、
仮にそれがうまく混しったら強大なものを生み出すのかも。

そしてどこに行ったって「頑張ってる姿」は必ず伝わる。
ちゃんと誰かが見ていてくれて、認めてもらえるものなんだ〜。

スーパーは主婦の私にはとっても身近なテーマであり、
親近感を抱きつつ読めました。

しかし、会話の部分でこれが誰のセリフかわかりにくい部分が多かったり、
登場人物がほとんどすべて苗字で記してあるので、
誰が誰なのかがいまいち把握できないなど小説としてはマイナスの部分も多い。
おそらく著者のテクニック不足でしょう。
これからもっともっと書いて腕を磨いてくれることを期待します☆

人とのコミュニケーションにおいての新しい発見、
働く上でのノウハウも学べる学びの多い本でした。
なのに難しいことを考えることなく、
数時間でスイスイ読めちゃう気軽さがヒットの要因でしょうね。



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