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20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹
価格: ¥530 (税込)

コミック
出版社: 小学館
発売日: 2000/01
ISBN: 4091855318
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: ランク外
発送可能時期: 在庫あり。

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設定は好きだけど
今さらですが、完読。
熱い。おもしろい。でも、微妙。
謎が謎として残るのは良いんだけれど、何か中途半端な感じが。
みんな言うように、5巻までは最高。その後も面白い箇所もあるんだけれど、通して見ると盛り上がりに欠ける。
設定もキャラも非常に良いのに。
年代的にドンピシャの人たちにとっては何とも言えないんだろうけど。
まあ、おもしろいんですけどね。
読者の興味牽引のための二転三転をやり過ぎた
全巻の評価。

少年時代のノスタルジーを味付けに、自分探しのテーマに直結させた着眼点は良かったけど、やはり広げ過ぎた風呂敷を畳めずに終わった感じ。最終的に何が一番言いたかったのかすらぼやけてしまっている。

序盤は色々な伏線の張り方と、情報の小出しのバランスが良く、5〜6巻までは読んでいて先が気になる怒涛の展開だったが、後半は伏線の回収に必死で、先延ばしによる同じような展開の連続にグダグダ感が出まくっている。

それと、「MONSTER」もそうだが、もともとこの作者の漫画の描き方は、良くも悪くも非常に「商業的」と言うか、「テクニック的」と言うか、「ここで新たな謎を出せば読者の興味を持続させられる」とか、「ここで家族愛を強調(もしくは悪人を改心)させてからそのキャラを殺せば泣ける」といったように、ある意味パターン化されたプロットの切り張りで作品を描いている印象が強く、その小器用なやり方が鼻に付く時がある。

とにかく今作の最大の過ちは、「読者の興味牽引のための二転三転による引き延ばし」をやり過ぎた事。これに尽きる。十数巻で潔く終わっておけば傑作となっていたのに残念。
最初の5巻はめちゃめちゃおもろいっ!!でも・・・
構想も斬新でよく練ってあるし魅力のあるキャラクターも多く実にワクワクドキドキでした。でも、その後だんだんストーリーにテンションがなくなって最後の方はもうダラダラ。読んでるのが苦痛だったんで飛ばし読みしたぐらいでっせ・・・(せっかく全部いっぺんにかりたのに〜)

多分、途中から連載の締め切りに追われて無理やり話しをでっちあげたせいではないでしょうかね〜、だとすれば実にもったいない。出だしが素晴らしいだけに「もうちょっと頑張れんかったんかいな〜」と思ってしまいます。 

こういう悪い点は東野圭吾さんをはじめとする最近の推理小説とそっくりです。つまり、最初はめちゃおもろいと期待させるけど(゜o゜)!構想力がないのでストーリーに緊張感が持続しない・・・ダラダラダラ・・・ついには破綻してしまう・・・読者はガッカリ(>_<)

マンガでも小説でも映画でも名作は「だんだん面白くなって最後はもう異次元世界に連れて行かれ自分が本を読んでいることさえ忘れる・・・」と、いったものなのに。(手塚治虫のシュマリなんかはまさにそうですね、読み終わったとき自分の部屋にいるの忘れてましたぜ)

えらそうに言うのもなんですが、浦沢さんはもう十分成功したんだし、もう少し余裕をもってじっくり作品をかきあげ、とことん自分の納得いくものができてから発表してはどうでしょうか。これだけの実力のある作家ですから物凄い名作がかけるんとちゃいますか? 原作は別の人でもいいじゃん・・・ちょっと無責任かな(^^ゞ
マイランキングナンバー1
謎だから…おもしろい
謎だから…怖い
謎だから…読み返す
謎だから…話題になる
謎だから…

伏線やふろしき広げたまま
という事だけれども、描こうと思うば描けるはずで
描いてしまったら読者に考える楽しみがなくになってしまったと思う
こんなおもしろい漫画はじめて読みました。
おすすめします。

サダキヨが恩師に会ったシーンはさすが浦沢!!!とおもいました。
人生の午後3時。でも日没までにもう一仕事
 「21世紀少年」も含めて、全巻通しての感想なので、ここに書きます。(そういう人、多いみたいですけど)

 先に映画を見て、興味を持ったので、原作にあたりました。わたしはこの主人公たち(作者もそうですね)より一つ学年が下です。なので、たいへん懐かしく、思い入れたっぷりに、読みました。全編を通じて時代の空気がぷんぷん匂ってくるし、万博に対する憧れは、とってもよく理解できます。そう、あの時代のキィワードの一つに「万博」があります。シンボルの太陽の塔を作った岡本太郎という人を知り、その太陽の塔を占拠した赤軍派を知った。そもそも“本格科学冒険漫画”という触れ込み自体が、あの時代のもの。SFのことを「空想科学小説」とわざわざ副題をつけていた、あの時代の。
 だから、あの時代のことが分かる人はおもしろいだろうし、そうでない世代ではおもしろみが薄いかもしれない。つまり、作品が読者を選んだということになるか。いや、作者というべきか。同時代者へ向けてのメッセージ。59年生まれ±2つの学年(つまり中学で重なる学年)。人生、まだまだ片付けちゃいけないよ、て。

 風呂敷を広げすぎて畳みきれなくなった、という批判が多いようだが、まあそれは、勘弁してもいいのではないかと思う。なぜか。それはたぶん、わたしがおもしろいと思ったからだ。伏線を回収しきれなくても、尻すぼみに終わっても、おもしろかったんだからいいじゃないか。ということは、おもしろくなかった人には、やっぱり消化不良のままなのだろう。やはり、万人向きではなく、読者を選んだということだろう。

 つまり中年バンド大会の「オヤジバトル」の漫画版なのだ。だから共鳴できる世代はとことんおもしろいし、そうでない年代層は、サッパリ、ということになるのだろう。
 ただ、話がしつこい、とは思う。まあ、週刊誌連載の宿命なのだろうけど、単行本化するときにもう少しまとめられんかったものか。たとえば小説なら、連載を加筆修正しました、と断るように。あと、悪役の双子がヤン坊マー坊というのは、ちょっと違うのではないか。あそこはやっぱ、ブルーザーとクラッシャーとか、ブルート・バーナードとスカル・マーフィーとかでしょう。



20世紀少年―本格科学冒険漫画 (2) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹
価格: ¥530 (税込)

コミック
出版社: 小学館
発売日: 2000/05
ISBN: 4091855326
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: ランク外
発送可能時期: 在庫あり。

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空想の現実化することの奇妙な感じが良いです。
ユキジ、姉貴と主要な女性キャラクターが小学生の頃の姿と交錯させながら作品に登場します。一人ひとりの個性の印象を強くするためか、エピソードを十分に織り交ぜて物語が進行します。その最中にも、着々と運命の歯車が回り始めた事件が差し込まれてきます。ともだちマークが事件を引っ張り、遂に預言者としてのケンヂに行き着きます。ごく普通の暮らしをしている人が、子供のときに思い描いたことが、現実に起きていることへの奇妙な感じがとても良いと思います。じっくりと話が進められているのもとても良いと思います。
不気味な事件だった
「ともだち」の正体が次第に明かされていく。主人公ケンジの女の幼友達だったユキジ、神様と呼ばれるホームレスの老人、ケンジの姉貴らが登場し、「ともだち」の団体とゆっくり関わっていく。読み進めるとどうしてもオウムの事件を思い出してしまい、首謀者は死刑になって当然だとあらためて思う。
我々の時代を代弁する劇画家
私は、浦沢直樹氏の大ファンである。『パイナップル・アーミー』に出会った頃から、氏の作品を深く愛して来たが、『20世紀少年』を単行本で読み始めたのはつい最近の事で、この作品の深さに感嘆して居る。この作品を読むと、浦沢直樹氏の感性の鋭さ、幅広い教養、そして、自らの少年時代に対する思ひの深さを感じずに居られない。私は、浦沢直樹氏の名が、私達の時代を代弁するスポークスマンとして日本の文化史に残る事を確信して居る。

(西岡昌紀・内科医/『マルコポーロ』廃刊事件から13年目の日に)
疲れます
この後に延々に続くストーリーの長さを予想させます。筋立ては、多くの読者が評価されている通り、複雑で、多くの伏線があります。現実社会を鋭く指摘する論点も数多、仕組まれています。 ところで、昔、大ヒットした《幻魔大戦》シリーズが、《新・幻魔大戦》シリーズや《真・幻魔大戦》シリーズを派生し、読者が少なからず混乱したことがありました。平たく言えば、ストーリーの拡がりは魅力的なのですが、結論をみないで終わる散漫さを予感させ始めたのです。この20世紀少年という作品にもそれと同じ匂いがあります。読者に疲労感を催させる可能性があるのです。 それだけ「重い」テーマを扱う作品なのだという好意的な評価も出来るでしょうが、私にはどうしても、疲れ果て散漫に終わる可能性の高い作品は好ましいとは思えないのです。

ユキジの登場
本作の特徴のひとつに、主人公たちがすごした60年代後半から70年代の子ども時代が鮮やかに再現されていることだろう。その扱いが絶妙。
本巻はいよいよ「ともだち」を中心とした団体の暗躍がケンジの前にあらわれてくる。だんだんと登場人物もそろい、この巻ではヒロイン「ユキジ」が登場。

また行方不明になっているケンヂの姉の思い出も描かれる・・・。またまた敷かれた伏線・・・。




20世紀少年―本格科学冒険漫画 (3) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹
価格: ¥530 (税込)

コミック
出版社: 小学館
発売日: 2000/08
ISBN: 4091855334
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: ランク外
発送可能時期: 在庫あり。

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疲れる漫画で、私は、ここで力尽きました。
 この後に延々に続くストーリーの長さを予想させます。 筋立ては、多くの読者が評価されている通り、複雑で、多くの伏線があります。 現実社会を鋭く指摘する論点も数多、仕組まれています。 
・・・・・ところで、昔、大ヒットした《幻魔大戦》シリーズが、《新・幻魔大戦》シリーズ や 《真・幻魔大戦》シリーズを派生し、読者が少なからず混乱したことがありました。
 平たく言えば、ストーリーの拡がりは魅力的なのですが、結論をみないで終わる散漫さを予感させ始めたのです。
この20世紀少年という作品にもそれと同じ匂いがあります。 読者に疲労感を催させる可能性があるのです。
 それだけ「重い」テーマを扱う作品なのだという好意的な評価も出来るでしょうが、私にはどうしても、 疲れ果てた上に、散漫に終わる可能性の高い作品は、好ましいとは思えないのです。
       Oct.10 '08
ロック・スピリッツへの思い。
70年代は、ロックの黄金期といえるでしょうか。若者の代弁者と言われ、ベトナム反戦活動やアメリカの公民権運動などにも主要な役割を果たしました。当時のロック・スピリッツというものへのこだわりが、主人公のケンヂに重ねあわされているように思います。作者の思い入れが感じられます。徐々にこの物語も、縦横に走っている線が形を作り始めたようです。ともだち、姉貴が預けていった姪のカンナ。ケンヂが半ば強引に事件に巻き込まれます。そして預言の書の在り処が・・・。一気に読みたい感じです。
のめり込めるかというと・・・
ここから「ともだち」を中心とする謎の組織とケンヂら仲間との本格的な戦いが始まるわけだが、話にのめり込めるかというと・・・。サンフランシスコとロンドンに細菌をばらまき、羽田空港を爆破するということはアメリカ、イギリス、日本国家そのものを敵に回すことで、幼なじみが集まってどうこうという話じゃないだろうって考えたくなる。警察や政府の中に「ともだち」の一味がいるにしても、国家権力が手をこまねいて何もしない、できないっていう設定はつらい。しょせんマンガなんだからっていわれたらそれまでだが。
時代のスポークスマンとしての浦沢直樹
私は、この劇画の主人公たちより、少しだけ(笑)年上であるが、この劇画に描かれた昭和40年代の日本の光景を見ると、自分の小学校時代に重なる事は、驚くばかりである。原っぱに秘密基地を作るとか、やったなあ。(笑)その回想の中の昭和40年代と平成の光景の重なり合ひが、素晴らしい。浦沢直樹氏は、私達の時代のスポークスマンである。

(西岡昌紀・内科医/『マルコポーロ』廃刊事件から13年目の日に)
ドンキーの遺言、信者たちによる襲撃
大人になったケンヂたちを少年時代の描写を交えながら、「ともだち」を中心とする宗教団体の不気味な動きを並行して描いてきた本書。いよいよ「ともだち」の団体が公然と動き出す・・・。
この巻より本格的に登場する「ともだち」の団体の代表者、万丈目のすごいこと・・・。

かつての友人ドンキーの死と、彼が残した遺言に突き動かされるケンヂ。そんな中、「ともだち」の信者たちはケンヂのコンビニを襲う・・・。その不気味な描写は現実感を伴い、すごい・・・。
すごい、すごいばかりだが、エンタテーメント性とここまでの凄みをもった作品はなかなかお目にかかれない。必読。

住むところを追われケンヂたちはカンナを連れ、身を隠す・・。




20世紀少年―本格科学冒険漫画 (4) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹
価格: ¥530 (税込)

コミック
出版社: 小学館
発売日: 2001/01
ISBN: 4091855342
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: ランク外
発送可能時期: 在庫あり。

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残念ながら、疲れます。
 この後に延々に続くストーリーの長さを予想させます。 
筋立ては、多くの読者が評価されている通り、複雑で、多くの伏線があります。
現実社会を鋭く指摘する論点も数多、仕組まれています。 

・・・・・ところで、昔、大ヒットした《幻魔大戦》シリーズが、
《新・幻魔大戦》シリーズ や 《真・幻魔大戦》シリーズ が並行して出版され、
読者が少なからず混乱したことがありました。
 
すなわち、ストーリーの拡がりは当初は、引き付けるものがあるのですが、
結論をみないで終わる散漫さを予感させるのです。
この20世紀少年という作品にその匂いがあります。 
読者に非常な疲労感と消耗を催させる予感があります。

それだけ「重い」テーマを扱う作品なのだという好意的な評価も出来るでしょう。
しかし、私にはどうしても、 疲れ果てた上に、散漫に終わる可能性の高い作品は、
好ましいとは思えないのです。
       Oct.20 '08
東洋の神秘性。
タイにショーグンと呼ばれる日本人がいます。彼が秘密基地のメンバーオッチョでした。彼は、タイで不可思議な事件に巻き込まれてゆきます。その間、ともだちが勢力を拡大しています。子供の頃のよげんは着々と進められています。日本に戻ってオッチョはケンヂとの再会。秘密基地のメンバーが、ともだちに吸い寄せられていくようです。東洋思想はビートルズも影響を受け、ロック世代はその神秘性に惹きつけられるものがあります。オッチョにはそんな思いが投影されているのではないかと思いました。
『地獄の黙示録』の様な光景
『20世紀少年』を読んで居ると、浦沢直樹氏は、相当映画が好きなのではないかと思ふ時が有る。ヒッチコックの『サイコ』を想起させられる箇所、フランソワ・トリュフォーの『華氏451℃』を想起させられる箇所など、浦沢直樹氏が影響を受けたのではないかと思はれる映画を想起させられる場面が、この劇画には、オマージュの様に散りばめられて居るが、この第4巻では、『地獄の黙示録』の後半(カーツ大佐が独白をする場面)を想起させられる部分が有った。深い作品である。

(西岡昌紀・内科医/『マルコポーロ』廃刊事件から13年目の日に)
昭和40年代の子供時代を引きずっている者たち
昭和40年代に子供時代を送った者にとって、大阪万博というものは、ある意味、「象徴」ではなかったか。
それは、子供たちにとって、本人の実力・努力・人望などに関わりなく、理不尽なまでに、「行ける人」と「行けない人」を区別した。
やがて、それは、昭和40年代の子供たちが大人になって知った現実ではなかったか。
いくら努力しても、実力があっても、「行ける奴」と「行けない奴」が存在するという現実・・・。
この物語のすべては、そこから始まっているような気がしてならない。
おもしろいとしか言いようが無い。
どんどん読んでいくにつれてその世界にひきこまれていく。あんまりネタバレするのもどうかと思うんでこれ以上は・・・!あ、あと細かいところにその時代の人じゃないと気づかないところがあったりします。とにかく読んで!
なんとなく手塚治虫さんを思い出しました。



20世紀少年―本格科学冒険漫画 (5) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹
価格: ¥530 (税込)

コミック
出版社: 小学館
発売日: 2001/04
ISBN: 4091855350
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: ランク外
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この巻までは面白い。
宗教的なマインドコントロールを利用して政治や行政に入り込み、国を乗っ取ろうとする「ともだち」の計画は、ある程度リアリティがあって面白いと思います。テロの過程をもっと丁寧に描いてほしかったけど、その計画はこの巻であっさり終結してしまうようです。
どんな結果になったか...はともかく、もう少しリアリティ(現実味)を出せなかったものか...
2000年大晦日。
世界滅亡ののろしがあがり、2000年大晦日に何かが起こる、よげんの書にあります。秘密基地の20世紀少年は地球滅亡の危機を守るために顔を揃えます。そこから一転、時代は進み21世紀。カンナは高校生になり、再び運命が動き始めます。アーノルド・シュワルツェネッガーの「ターミネーター」を連想しました。ターミネーターは未来から過去にやってきますが、過去から未来にこの物語は進行し、その間の空白期間を振り返り、登場人物の過去と現在を結びつけながら後を追いかけることになります。面白いです。
1995年冬のイメージ
この劇画を読んで強烈に感じられる事は、1995年(平成7年)に起きた幾つもの出来事が、フラッシュバックの様に、織り込まれて居る事である。先ず、この「ともだち」と言ふ集団のテロには、誰もがオウム真理教による地下鉄神経ガス事件(1995年3月20日)を想起させずに居ないし、「血の大みそか」の光景には、阪神大震災(1995年1月17日)の光景に重なる物が有る。更に、続く6巻以降の物語には、『マルコポーロ』廃刊事件(1995年1月30日)を連想させられる部分も有る。私には、浦沢直樹氏は、1995年と言ふ年を非常に意識して居る様に思はれる。凄い劇画である。

(西岡昌紀・内科医/『マルコポーロ』廃刊事件から13年目の日に)
昭和40年代の子供たちがよく描かれている。
昭和40年代に子供時代を送った者にとって、大阪万博というものは、ある意味、「象徴」ではなかったか。
それは、子供たちにとって、本人の実力・努力・人望などに関わりなく、理不尽なまでに、「行ける人」と「行けない人」を区別した。
やがて、それは、昭和40年代の子供たちが大人になって知った現実ではなかったか。
いくら努力しても、実力があっても、「行ける奴」と「行けない奴」が存在するという現実・・・。
この物語のすべては、そこから始まっているような気がしてならない。
奇才
最初1巻を読んだときは、コンビニ店長(ケンヂ)
が宗教団体と戦うわけわかんない物語だな~と思っ
ていました。しかしこの5巻まで読んでやっぱり浦
沢さんはすごいと思いました。普通にコンビニ店長
やサラリーマンがロボットに立ち向かうなんて話を
聞いたらギャグに聞こえます。しかしこの20世紀
少年の場合、ロボットに立ち向かっていくケンヂ達
が本当の英雄に見えました。1巻だけ読んでも面白
くないのでまずは5巻まで読んでみてください。1
~5巻(1997年~2000年の大みそか)6~
15巻(2014年~2015年世界滅亡)16巻
~(ともだち暦元年~)と話がだいたい3つに分か
れています。



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