ピンポン以降、才気走る松本大洋の眩しさについて行けず、
しばらく離れていましたが、竹光侍は、そのブランクをすんなり埋めてくれました。
あえてこれまでと比較すると、
「花男」の穏やかな世界観に近い感触があります。
永福氏との共著であることが、今回は大きく影響したと思われます。
江戸の町の平穏な日々の描写や、素朴ながら、大胆に省略と空間を生かした絵、
そして人間味の豊かな登場人物やストーリーに、それが表れているようです。
このたゆたうような作風自体が、このマンガの最大の魅力にも思えます。
特に画風は、もはや絵師の風格です。
一コマ一コマが、詩情をたたえた作品のようです。
一巻目は、この先のワクワクするような予感に満ちた、充分な傑作といえるでしょう。
竹光侍 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
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話の内容としては完成度の高い王道の時代劇。
長屋に住み着いた風変わりな浪人とそれを取り巻く大人や子供といった、ある意味コテコテな時代劇であるが、完成度は高くそれだけでもお勧めに値する。
そこへ松本大洋持ち前の、子供の視点から見た現実とファンタジーの入り交じったような世界観が重なり、それが風変わりな主人公の浮世離れしたような雰囲気を一層盛り上げ、普通の時代劇とは趣の異なる変わった味わいを醸し出している。
一巻では事件らしい事件はまだ起きず、主人公とそれを取り巻く人々の日常が描かれているだけだが、それでも引き込まれてしまう不思議な魅力を持っている。
長屋に住み着いた風変わりな浪人とそれを取り巻く大人や子供といった、ある意味コテコテな時代劇であるが、完成度は高くそれだけでもお勧めに値する。
そこへ松本大洋持ち前の、子供の視点から見た現実とファンタジーの入り交じったような世界観が重なり、それが風変わりな主人公の浮世離れしたような雰囲気を一層盛り上げ、普通の時代劇とは趣の異なる変わった味わいを醸し出している。
一巻では事件らしい事件はまだ起きず、主人公とそれを取り巻く人々の日常が描かれているだけだが、それでも引き込まれてしまう不思議な魅力を持っている。
松本大洋は「鉄コン」もすごいけど、これも別の意味ですごそうだ。もちろん、ラストがどうなるかだけど…。人間の二律背反性と現実社会との関係がとてもうまく描けている。現実に生きている我々だってほとんど同じで、自己は他者(他人や社会)のなかで翻弄されながら、ときに「白」で、あるときは「黒」で対応しながら巷間をそれなりに渡っている。これは「鉄コン」と同じパターンだが、今回は主人公が1人なので、「白」と「黒」の使い分けはうまくしないと多重人格になってしまう。どう展開するか、ぜひ注目したい。
これは凄い!物語の筋といい、妙に枯れた感じの画風といい、大人向けの逸品。松本大洋さんは画がちょっと苦手で今まで読んだことがありませんでしたが、早くも次を読みたい作品です。これが好きな女性には、亡き杉浦日向子さんの「風流江戸雀」もオススメです。
こりゃあすげぇもんですよ。
大洋さんの作品だっていう理由で高評価は絶対にしたくないし
絶対にしないけど、こいつぁすごいです。
心の奥底を引っ掻き回されるような
江戸の空を見ながら歩いているような
一歩先を進んでいる大洋の世界が垣間見れます。
良作です。
大洋さんの作品だっていう理由で高評価は絶対にしたくないし
絶対にしないけど、こいつぁすごいです。
心の奥底を引っ掻き回されるような
江戸の空を見ながら歩いているような
一歩先を進んでいる大洋の世界が垣間見れます。
良作です。



