週刊少年ジャンプ〈1976年(昭和51年)42号〜〉において現在も連載中の長寿的人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』30周年と日本推理作家協会60周年の記念による史上空前の超豪華企画として、日本推理作家協会の代表する七人の作家が国民的マンガ『こち亀』の世界を描いた空前絶後のコラボレーション小説である!
『新宿鮫』の大沢在昌氏を筆頭に、『池袋ウエストゲートパーク』石田衣良氏、『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』京極夏彦氏、『御茶ノ水警察署』逢坂剛氏、『白夜行』『容疑者Xの献身』東野圭吾氏を含めた七人の作家がそれぞれの持ち味を活かしながら『こち亀』の世界観を描いている。
大沢在昌作の第一話「幼な馴染み」では、『新宿鮫』でお馴染みの鑑識課・藪が両さんと幼な馴染みという設定を設けて、主人公・鮫島警部とその恋人・昌が藪を連れ添って浅草に出かけた事から両さんと出会う共演が嬉しい(最近でも北条司氏の『エンジェル・ハート』で冴羽リョウとの共演が記憶に新しい)。
個人的には「決闘、二対三!の巻」で逢坂剛氏が描く『こち亀』キャラ・秋本麗子婦警の表現力にドキドキしました(豊満な胸の谷間を強調した胸元の開いたスーツと眩しい太ももを露にしたミニスカートの成熟したボディーラインを強調する麗子の容姿に梢田巡査長でなくともぴったりした柔道着(上のみ)を着させて、横四方固めやあらゆる寝技で押さえ込みたい気分になるのは当然?だろう)。
最後のトリを飾る直木賞作家・東野圭吾氏の「目指せ乱歩賞!」が唯一オリジナルキャラのみによる物語構成で最も『こち亀』の世界観を熟知していると同時に乱歩賞選考の裏側を皮肉った内容が描かれており、大変面白かった。
追記:今回の競作で残念ながら『こち亀』初期からのメンバーである白バイファイター・本田巡査が登場されなかったのでまたの機会に期待したいものである。できれば星逃田と新宿鮫・鮫島とのコンビを組んだ短篇をぜひ読みたい!
小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所
|
もう七年ほど原作から離れているが、見つけた時の好奇心で購入。
どの作家さんの作品も実力は折り紙付きなので読みやすく、またこち亀の持っていた承から転、転から結への粘りのある楽しさが小気味よく込められている。
中でも、今野敏氏の「キングタイガー」には男心に息づく物作りへの情熱や没頭する事の輝きを垣間見せてもらい、
柴田よしき氏の「一杯のかけ蕎麦」には、原作同様のハチャメチャな展開に潜む両さんなりの人情を花咲慎一郎のキャラクターが上手くフォローしていて、
それぞれ短いながらも良い物を見せてもらったと気分が晴れやかになった。
もちろん他の作家陣の作品も、存分にファンを楽しませてくれる構成となっている。
もし、少しでも両さん達のド派手な面影が心の中に残っているならば、ぜひ読んでみてほしい。
どの作家さんの作品も実力は折り紙付きなので読みやすく、またこち亀の持っていた承から転、転から結への粘りのある楽しさが小気味よく込められている。
中でも、今野敏氏の「キングタイガー」には男心に息づく物作りへの情熱や没頭する事の輝きを垣間見せてもらい、
柴田よしき氏の「一杯のかけ蕎麦」には、原作同様のハチャメチャな展開に潜む両さんなりの人情を花咲慎一郎のキャラクターが上手くフォローしていて、
それぞれ短いながらも良い物を見せてもらったと気分が晴れやかになった。
もちろん他の作家陣の作品も、存分にファンを楽しませてくれる構成となっている。
もし、少しでも両さん達のド派手な面影が心の中に残っているならば、ぜひ読んでみてほしい。
私は大沢・石田・柴田・東野の4作品がお気に入り♪
でもタイトルにしたように、素晴しい企画だし
作家陣も揃っているし、価格も手にしやすいですよね!
しかし、『こち亀』毎週連載30年…って本当にすごい!!
これに続き、恋愛小説家や官能小説家もコラボしてほしいな(^_^.)
でもタイトルにしたように、素晴しい企画だし
作家陣も揃っているし、価格も手にしやすいですよね!
しかし、『こち亀』毎週連載30年…って本当にすごい!!
これに続き、恋愛小説家や官能小説家もコラボしてほしいな(^_^.)
本書は超長寿漫画「こち亀」の連載30周年を記念して出版されたノベライズだ。日本推理作家教会に所属する中堅から大御所までの作家7名が寄稿している。シリーズ小説として人気の高い「新宿鮫」や「池袋ウェストゲートパーク」の登場人物とこち亀の主人公両津勘吉の競演が本書のウリのようだ。しかし読んでみると、鮫島やマコトとドタバタを繰り広げる両さんよりも、京極夏彦や東野圭吾描く両さんのほうが原作のイメージに近いし、純粋に面白かった。
京極夏彦「ぬらりひょんの褌」は大原部長が学生時代に遭遇した妖怪ぬらりひょんの正体が、数十年の時を経て暴かれる話だ。京極夏彦の十八番である妖怪談とこち亀ワールドがみごとにミックスされていて面白い。
東野圭吾「目指せ乱歩賞!」これは乱歩賞の賞金と印税に目がくらんだ両さんが乱歩賞へ応募すべくめちゃくちゃな勢いで小説を書き始める話なのだが、その様子がとにかくスゴイ。両手両足で4つのキーボードを操り、用紙やインクの補充が間に合わないほどのスピードで印刷を実行、ついにはPCが火を噴いてしまうほどなのだから、両さんの人間離れぶりは原作にも引けを取らない。さてこの話。オチは賞選考の過程や曖昧さを熟知しているベテラン作家ならではのもので、なかなか興味深いものになっている。
それにしても連載30年ってちょっとスゴイ。
30年の間、原作者の秋元治は1度も休載せずに描き続けたというのだから頭が下がる。
京極夏彦「ぬらりひょんの褌」は大原部長が学生時代に遭遇した妖怪ぬらりひょんの正体が、数十年の時を経て暴かれる話だ。京極夏彦の十八番である妖怪談とこち亀ワールドがみごとにミックスされていて面白い。
東野圭吾「目指せ乱歩賞!」これは乱歩賞の賞金と印税に目がくらんだ両さんが乱歩賞へ応募すべくめちゃくちゃな勢いで小説を書き始める話なのだが、その様子がとにかくスゴイ。両手両足で4つのキーボードを操り、用紙やインクの補充が間に合わないほどのスピードで印刷を実行、ついにはPCが火を噴いてしまうほどなのだから、両さんの人間離れぶりは原作にも引けを取らない。さてこの話。オチは賞選考の過程や曖昧さを熟知しているベテラン作家ならではのもので、なかなか興味深いものになっている。
それにしても連載30年ってちょっとスゴイ。
30年の間、原作者の秋元治は1度も休載せずに描き続けたというのだから頭が下がる。
『ぬらりひょんの褌』が読みたくて購入したが、正直期待はしていなかった。タイトルだけを見る限り、『こち亀』の作風に合わせたギャグ主体の作品だろうと勝手に思っていた。個人的に京極作品にはギャグは不要だと考えている方なので、『こち亀』とは水と油かと・・・。
すみません。間違ってました。食わず嫌いでした。
数十年前、中野で起きた部長の人生の転換点となった「ぬらりひょん」による事件。それを解決へと導く古本屋の老人。そして、その意外な犯人とは・・・?
すみません。間違ってました。食わず嫌いでした。
数十年前、中野で起きた部長の人生の転換点となった「ぬらりひょん」による事件。それを解決へと導く古本屋の老人。そして、その意外な犯人とは・・・?



