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娼年
石田 衣良
価格: ¥1,470 (税込)

単行本
出版社: 集英社
発売日: 2001/07
ISBN: 408775278X
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 265448位
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切なく、やさしい。
石田衣良さんの作品の持つ文体の美しさが際立ち、透明な清んだ水色を思わせる作品でした。
少年の男娼の話ですが、やさしくほろ苦い胸がキュンとなるような青春小説を読んだような読後感です。

キャラクター設定も魅力的でした。特に主人公の少年は適度に美少年で知性と清潔感があり、この物語が清んだ水色でいる事の基本です。
この主人公の心や知性、雰囲気が行為を性的な意味だけでなく、愛情や優しさを感じさせるもににさせています。
また、もの言えぬ少女、咲良さんや主人公が恋する男娼のクラブのオーナー等の心の内面を書き出す作者の筆力に感動。
石田さんの作品内では私のベストワンです。
セックス観
ホストではなく娼夫?娼年?最初は不思議に思って読み始めましたが、途中から石田衣良さんらしい世界に引き込まれました。人を愛する方法や癒す方法は、お金が絡んでもこんなにあるのかと思いました。『エンジェル』とは違った作者らしい愛情表現に感動です。
素晴らしく良いエロさです
要するに出張ホストなんですね。
でも俗なものじゃ感じがしなくて、もっと穏やかにエロい「娼夫」のお話です。

淡々とお客の女を抱くリョウくんの静かな優しさとエロさがたまりません!
この人の描く男の子って、いつも底抜けに優しいんですね。
現実にはきっといないと思います、こんな人。
身をよじりたくなるくらいはまり込んでしまいました。
ずいぶん前に買った本ですが、まだリョウくんに恋してます。
ひと晩10万の値も全然高くない。

男性が読んで面白いかどうかは疑問です。
さわやかにいやされました
自分は小さい頃から自覚していました。自分が、子供なりに細工したボロを纏って生きていること、このボロ着に不納得であることに満足しながら生きていること、を感じてました。格好ワルイナ、と思いながらも、ボロを着ていることを肯定しないと挙動不審な変な人になりそうだから、ボロ着の存在自体に知らないふりをしてきた。職場にちょっと自信過剰な男の子がいます。先日その子は私のボロ着を指摘して、お説教した後、あざ笑いました。10も年上の異性にお説教したので気分がよかったのかもしれません。自分はそんな風な人間じゃなくて良かった、と軽く嫌味まで付け加え、満足気でした。自信喪失というより、ショックを受けていた私は、娼年リョウ君の台詞に目が釘付けにななりました。-黄金の心を持つ正しい人間だけ裸で外を歩けばいい-自分は裸は嫌だからボロを纏うって。そうだそうだ!と味方を得た気分になり、得意になっていましたが、読後暫くして、職場の自信過剰な男の子は、本気の裸の王様じゃなくて、彼もまた「裸」というボロ着を纏わないと歩けない、ただのふつうの人なんじゃないかなと思えてきて、ちょっとかわいそうになりました。今回はリョウくんにふんわりと癒されたなあ。
う~む、エロい!!
単純に純粋に面白かったです。
主人公が会う、それぞれの女性の性癖、世間にはいろんな人がいるけどこればっかりは仕方ない。癖なのだから。
そんな女性達をやさしく書き綴る作者の能力に完敗です。
電車の中で読んだのですが、Hな描写がでてくると、ちょっとまわりを気にしてドキドキしちゃいました(笑)



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