愛に似たもの
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唯川さんという作家は、「恋愛のカリスマ」といわれているだけあって、本当に、物語一つ一つが決して似通っている、とか、ワンパターンだ、とかいうのが無く、どれもバラエティーに富んでいて、先が読めない良さがある。この本にある物語も、どれも、とても面白い作品で、読後には、どきっとさせられることもあった。最終章の「帰郷」の父親は、自分の父親にかぶるところがあり、何となく、主人公に同情してしまい、こみあげてくるものがあった。
相変わらず唯川恵の文章は読みやすく、どの物語もさくさくよめてしまいます。
オムニバスドラマを見るような感覚ですね。
さえない姉に頼ったところ、いつの間にか自分の存在を脅かされる女、よき姉のようなつもりで付き合った年下の男性だったが、やがてストーカーまがいの行動に出てしまう女、夫との死別という不幸に出会ってしまう親友を支えるつもりが、立ち直っていく彼女に嫉妬を覚えてしまう女、などなど、女なら誰しも「私もそんな要素、持ってるかも」と思わずにはいられない内容です。
読後感は正直どろりとしているけれど、世間話のように「私の友達にさぁ〜こんな人がいて…」と誰かに話したくなるような書でした。やはり女は不幸ばかりを数えたがる生き物なんでしょうね。
オムニバスドラマを見るような感覚ですね。
さえない姉に頼ったところ、いつの間にか自分の存在を脅かされる女、よき姉のようなつもりで付き合った年下の男性だったが、やがてストーカーまがいの行動に出てしまう女、夫との死別という不幸に出会ってしまう親友を支えるつもりが、立ち直っていく彼女に嫉妬を覚えてしまう女、などなど、女なら誰しも「私もそんな要素、持ってるかも」と思わずにはいられない内容です。
読後感は正直どろりとしているけれど、世間話のように「私の友達にさぁ〜こんな人がいて…」と誰かに話したくなるような書でした。やはり女は不幸ばかりを数えたがる生き物なんでしょうね。
8篇ともあまり後味のいい話ではない。がさがさとしたもので気持ちを
逆撫でされたような感じ。
余韻にひたったり、イメージを反芻したりできにくいタイプの短篇集だ。
なのに、「絵空事」として一蹴してしまえない。
立ち去りがたく、ぐずぐずと思っている。
唯川恵という作家のリアルを描く手腕は、つまりそういうところにある。
ここに描かれた8人の女たちを愚かだと哄うことはたやすいが、
多かれ少なかれ、嫉妬やコンプレックス、偏狭な心など、
誰にもあるもの。
「愛」と「愛に似たもの」はぞっとするほど違うけれど、本当のところ
突きつめて考えないように回避している自分がいるのも確かなこと。
ああ、なんとも後味のいい話ではない。
逆撫でされたような感じ。
余韻にひたったり、イメージを反芻したりできにくいタイプの短篇集だ。
なのに、「絵空事」として一蹴してしまえない。
立ち去りがたく、ぐずぐずと思っている。
唯川恵という作家のリアルを描く手腕は、つまりそういうところにある。
ここに描かれた8人の女たちを愚かだと哄うことはたやすいが、
多かれ少なかれ、嫉妬やコンプレックス、偏狭な心など、
誰にもあるもの。
「愛」と「愛に似たもの」はぞっとするほど違うけれど、本当のところ
突きつめて考えないように回避している自分がいるのも確かなこと。
ああ、なんとも後味のいい話ではない。
人の幸せを羨ましくてもそんな素振りも見せず、男に逃げられても涼しい顔して・・・生きて行かなきゃいけないのか、女は。女って面倒な生き物だなー。自分でもあのときあの人と別れていなければ、今のつらさはなかったかもしれないとしみ〜じみ思った。なんだか読めば読むほど身につまされて、悲しくなってきちゃった。今は幸せ?自分の後ろ姿に問いかけてみる。この先は幸せが待っているのか?道はまだ遠く先は見えない。案外もう崖っぷちに立ってたりして。
自分を含め、周りの友人の恋や結婚・離婚のことについてもふっと考えてしまいますね。
人生いろいろな形があることを唯川恵さんの小説でいつも感じてしまいます。
「女は不幸ばかりを数えたがる」という帯の言葉にも、心の中ではうなずいてしまいました。
家族のこと、今まで付き合った人のこと、友人の恋愛話について考えちゃうものがありました。
人生いろいろな形があることを唯川恵さんの小説でいつも感じてしまいます。
「女は不幸ばかりを数えたがる」という帯の言葉にも、心の中ではうなずいてしまいました。
家族のこと、今まで付き合った人のこと、友人の恋愛話について考えちゃうものがありました。



