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読む人間―大江健三郎読書講義
大江 健三郎
価格: ¥1,470 (税込)

単行本
出版社: 集英社
発売日: 2007/07
ISBN: 4087748650
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 145874位
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ノーベル賞作家の本の読み方
大江さんが池袋ジュンク堂書店で毎月1回6ケ月にわたって行った連続講演が元になっている。大江さん自身は「読む人間として生きた」と、子供時代からの読書体験と感動、翻訳作品を読む際に原文と辞書を横に置いての精確な読み方、3年間1人の作家を集中的に読むこと・併せてその作家に関する良い研究書を1冊読むこと、等を実例を挙げながら楽しげに語っている。といっても例に挙げているのは、ブレイクの預言詩やダンテの神曲等で、私にはどれほで理解できたかは分からないし、読書のハウツーについても簡単に真似ることはできない。ただ大江さんが「書く人間」として真摯に読書を続けてきたこと、また言葉と文体を大切に扱っていることはよく分かった。本書は単なる講演記録ではなく、周到な講義準備と出版に際しての大幅な加筆があるようで、密度の濃い内容を易しくユーモラスに述べている。
大江健三郎氏の読書観
本書で大江健三郎氏は、「ある時期に古典を読むことを始め、そこから枝葉をひろげて読み続けながら生きてきた、そういう長い日々、読書にはどのような効果があったか、とくに小説を書く人間として、職業にどのような影響があったかということ」について述べています。

実際にご自分が影響を受けた作品を推薦、引用し、どのような内容なのかを事細かに説明しており、翻訳本の読み方や辞書の使い方から、引用の仕方までご自身の読書に対するこだわりを書かれています。

しかし、古典には疎く、また文章を読むときに結論から考えてしまう私には読みづらかったです。
雑誌で再読を薦める本として紹介されており、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏はどのような本を書くのか興味があったために読んでみましたが、再読を薦めているのは一部分であり、その部分にはある程度共感できたものの、大江健三郎氏の読書観にはあまり興味を感じませんでした。
古典が好きな方や、大江健三郎氏の文章のファンの方は楽しめる内容なのかもしれません。



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