蒲公英草紙―常野物語 (常野物語)
|
「光の帝国」を楽しく読み、続編を期待していた者としては、とても残念だ。恩田さんは好きな作家の一人だが、これはいただけない。よしもとばななの「つぐみ」と同じ類の違和感が残った。要するに、「病気したことないでしょう」の世界。病人には読ませられない。加えて言ってしまえば、「体が弱い」って美点じゃないです。これは死ぬほどじゃないけど丈夫じゃない私だけの感想だろうか。
恩田陸さんの著書で初めて読んだのは光の帝国でした。
題名のあとにこの『常野物語』というワードがついていて、むむむ、っと思い買いました。
光の帝国では短編で、どちらかというとさまざまな一族の能力やそれにまつわる物語がさくっと入っている感じでしたが、今回は長編ということで、気持ちの揺れ動きやちょっとした人間関係などもかいてあり、濃いなぁ、といい意味で思いました。
内容については読んでいない方にがっかりさせないように解説すると、今回は蒲公英草紙と言うだけあって日記風な感じです。
この日記を書いた女性が時を越えて回想する、昔まだ自分が子供だった頃の話です。
子供の頃にあった切なくて、それでいて忘れることのない鮮明な記憶。
これを読み終わったあと、私は最後の終わり方について著者が強い意味を込めているんだなぁと思いました。
それを踏まえてこれからもう一度読んだりしてみようかなと思っています。
題名のあとにこの『常野物語』というワードがついていて、むむむ、っと思い買いました。
光の帝国では短編で、どちらかというとさまざまな一族の能力やそれにまつわる物語がさくっと入っている感じでしたが、今回は長編ということで、気持ちの揺れ動きやちょっとした人間関係などもかいてあり、濃いなぁ、といい意味で思いました。
内容については読んでいない方にがっかりさせないように解説すると、今回は蒲公英草紙と言うだけあって日記風な感じです。
この日記を書いた女性が時を越えて回想する、昔まだ自分が子供だった頃の話です。
子供の頃にあった切なくて、それでいて忘れることのない鮮明な記憶。
これを読み終わったあと、私は最後の終わり方について著者が強い意味を込めているんだなぁと思いました。
それを踏まえてこれからもう一度読んだりしてみようかなと思っています。
神秘的でいてかつ切ない。
こういう常野物語もありやなって思いました。
背景となっている世界がよくて、ほっこりすることができました。
ただ、最後の現代のくだりは大事な場面かもしれないけど、個人的にはいらなかったかなって思いました。
よくありがちなパターンなのかもしれないけれど、感動し泣けました。
ほっこりしたい人にはいいと思います。
こういう常野物語もありやなって思いました。
背景となっている世界がよくて、ほっこりすることができました。
ただ、最後の現代のくだりは大事な場面かもしれないけど、個人的にはいらなかったかなって思いました。
よくありがちなパターンなのかもしれないけれど、感動し泣けました。
ほっこりしたい人にはいいと思います。
評価が先行した作品と言えます。
大きなお屋敷を懐かしく思い起こす峰子さんが語るこの物語は、お屋敷で出会ったお人形のような聡子お嬢様がいまでも鮮明に妬き付いて離れない過去が主体で、ラスト現在に戻った峰子さんで終ります。
すっかり年老いた峰子さんが案ずるのは、アメリカとの戦争で変わり果てたこの国であり、未来に希望を見出せない峰子さんの心は過去に戻り問いかけずにはいられない。
つまり峰子さんの望郷物語を美しく描いただけであり、その世界に共感出来ないと何も生まれない。
それを踏まえて、評価が先行してる作品なので、期待をあまり持たずに読む方がいいと述べたい。
大きなお屋敷を懐かしく思い起こす峰子さんが語るこの物語は、お屋敷で出会ったお人形のような聡子お嬢様がいまでも鮮明に妬き付いて離れない過去が主体で、ラスト現在に戻った峰子さんで終ります。
すっかり年老いた峰子さんが案ずるのは、アメリカとの戦争で変わり果てたこの国であり、未来に希望を見出せない峰子さんの心は過去に戻り問いかけずにはいられない。
つまり峰子さんの望郷物語を美しく描いただけであり、その世界に共感出来ないと何も生まれない。
それを踏まえて、評価が先行してる作品なので、期待をあまり持たずに読む方がいいと述べたい。
好きなのは、「きなこ」と「しじみ」の下り。
先に光の帝国を読みました。
その中に出てくる、人々の記憶や思いを、自分の中に「しまえる」能力を持った家族が、
ある小さな村にやってくるお話、ですかね。
メインとなっているのは、その村に暮らす少女の昔語りです。
なので、確かに常野話を期待していると、少し肩すかしを食らう感があります。
ラストが確かにもうどうしようもないという雰囲気がただよっていますが、
同時に光の帝国のラストを重ねると、意外と違和感なくなじみます。
常野の「明」部。
常野三部作を読むのでしたら、
出来れば先にこの蒲公英を読んでから光の帝国をお読みになることをお勧めします。
先に光の帝国を読みました。
その中に出てくる、人々の記憶や思いを、自分の中に「しまえる」能力を持った家族が、
ある小さな村にやってくるお話、ですかね。
メインとなっているのは、その村に暮らす少女の昔語りです。
なので、確かに常野話を期待していると、少し肩すかしを食らう感があります。
ラストが確かにもうどうしようもないという雰囲気がただよっていますが、
同時に光の帝国のラストを重ねると、意外と違和感なくなじみます。
常野の「明」部。
常野三部作を読むのでしたら、
出来れば先にこの蒲公英を読んでから光の帝国をお読みになることをお勧めします。



