とにかく、はまりました。こんなに傑作は久しぶりです。競馬好きの人なら尚更、競馬を知らない人でも十分に楽しめる本です。
登場人物・馬の個性的な面々。もう最高です。1500円損はさせません!
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ジョッキー
松樹 剛史
価格: ¥1,575 (税込) 単行本 出版社: 集英社 発売日: 2001/12 ASIN: 4087745678 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 463011位 発送可能時期: 通常3~5週間以内に発送 ![]() |
競馬ファンでもあり、小説すばる新人賞受賞作として読み始めるまで非常に楽しみにしていましたが、その内容も期待に応えてくれた物語です。所属厩舎の様々なの実情も重なり、同期のスタージョッキー生駒とは違い、乗り馬にも恵まれず30歳を目前としている中島八弥が物語の主人公。少ない騎乗でギリギリの生活をする八弥の元へ、馬主の思惑なども重なってGIレース天皇賞への騎乗が依頼され、レースはスタートするが……。
著者が丹念に取材したのでしょう、調教師や厩務員、兄弟子や弟弟子との人間関係も物語の中では人間ドラマをしっかりと演出しており、騎手の裏事情まで展開の中に織り込んでいるのは、競馬ファンとしても面白く読むことができました。欠点を挙げれば、レースの描写をもっと細かくしてほしかったのと、レース前後の関係者の複雑な心理まで描けていれば、更に物語は奥深くなったこととは思います。またラストの天皇賞の結末後の主人公・中島がどのように成長したかも読みたかっただけに、やや物足りなさも覚えましたが、全体を通しても競馬ファンのみに関わらず、人間ドラマを描いた物語として面白く読むことができました。
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