世渡り作法術 (集英社文庫)
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茶道や華道にみられる日本古来のマナーではなく、現代社会におけるマナーを教えてくれる。テクノロジーの進展にともない、便利さだけを追求するだけではなく、他者への気配りを忘れるなというメッセージか。環境の変化にともない人々のマナー意識も変化するのだということ。
社内恋愛、合コン、コンビニ、飛行機のエコノミークラス……等々、12の
シチュエーション&12のエリア、計24の場面で必要とされる・求められる
マナーを酒井風に切り込んだ当世マナー本(但し少し毒有り)。
本書で俎上に上がった場面で遭遇する問題については誰もが一家言を持って
いると思いますが、それを読者を楽しませるネタまで押し上げる筆芸は流石です。
日常で遭遇すること故に読者はそのネタに親近感を覚え、時には勝手に自己投影
までしてしまう。
著者が前書きで述べているように「日本一無責任なマナー本」かもしれません。
かといって前述した場面を解説した「真面目なマナー本」は多分ありません。
ならば笑いながら、且つためになる(かもしれない)本書を読んでみるのも有り
なのでは?と思う次第です。
マナーは役に立たないかも知れませんが、少なくとも笑うことで精神上の
効能は有ると思います。
シチュエーション&12のエリア、計24の場面で必要とされる・求められる
マナーを酒井風に切り込んだ当世マナー本(但し少し毒有り)。
本書で俎上に上がった場面で遭遇する問題については誰もが一家言を持って
いると思いますが、それを読者を楽しませるネタまで押し上げる筆芸は流石です。
日常で遭遇すること故に読者はそのネタに親近感を覚え、時には勝手に自己投影
までしてしまう。
著者が前書きで述べているように「日本一無責任なマナー本」かもしれません。
かといって前述した場面を解説した「真面目なマナー本」は多分ありません。
ならば笑いながら、且つためになる(かもしれない)本書を読んでみるのも有り
なのでは?と思う次第です。
マナーは役に立たないかも知れませんが、少なくとも笑うことで精神上の
効能は有ると思います。
この作者は感覚が鋭く、他の作品を読んだ印象からかなり期待していたんですが、これはあんまり・・。 それなりに面白いし鋭い部分もあるのですが、ユーモアを強調しすぎて、かえって読者におもねるようで、面白さも半減しました。
勤め先や友達付き合いや家庭で、どうやって切り抜けばよいかわからない状況は多々ある。私は、勤め先でなにか浮いてる存在かしらと自分のことを疑ってどうしようと漠然と考えてたときに酒井順子さんの「世渡り作法術」に本屋の店先で出会った。目次を見ると『そうだよね。みんなどうしてるのかな?』という疑問、例えば女友達と海外旅行に行くか?とかお隣さんに挨拶しますか?という見出しが列挙してある。友達同士の会話で、女同士で海外行く?なんて話題があがると、楽しいよねというコもいるけど、一人のほうが気楽だなとか旦那をおいてけないわねと遠回しに女同士の旅行はめんどうくさいと言ってるコもいる。でもそれ以上は話題にならず、女同士だとどこが悪いんだ?!ということにはふれない。この手の話題をしてしまうと、『女友達と旅行するとチンタラされるから困るんだよね、私は一人でも目的地に行けるのに、友達を待ってると予定が狂っちゃってさ、なんかイライラしてかえってストレスがたまっちゃうんだよね』なんて言ってしまうと、その輪の中にチンタラ遅い系のコがいた場合はどうなってしまうんでしょうね。そんなこともあって、深く入り組んだ会話は大人の付き合いでは無くなっていくものと思う。そして、私のように勤め先での微妙な会話のやりとりに疲れてしまっている方ってけっこういるんではないでしょうか?この作品は、そんな会話の社会的背景の裏側について鋭く書かれてますから、世間って面倒くさいなと思ってたのって私だけじゃ無いんだ、イヤそれ以上にすごい人(酒井さん)もいるんだ(失礼!)とわかって肩の力が抜けるし、酒井さんの切り口が絶妙で文の構成も簡潔明瞭なので、読むのも疲れないでサクサク読めます。ただ後半のエリア篇は前半のシチュエーション篇に比べてピッチが落ちちゃってます。でも完読すると次の日から職場に行くのに憂鬱になる度合いが軽くなるのでお勧めです。



