唯川さんの本はほとんど読破しています。が、この本が一番心が動きました。ドキドキしました。
なんだかわかりませんが脚本家になってこの本をドラマ化したいと思いました。そして、読み終わった後は暫くボーっとして本の世界に入り込んでいました。
世の中の全ての人がこんな激しい恋が出来るとは限りません。行き着く果てなんて関係ない。自分の気持ちを貫き通す、それほどの恋。主人公に嫉妬の気持ちすら沸きました。
気持ち新たにもう一度読み直したいと初めて思わせた本です。
あなたへの日々 (集英社文庫)
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心に傷を持つ人の世界と持たない人の世界を対照的に表した作品。自分が原因で兄を失った曜子は、精神的に母親も失っていた。愛人の子久住は女性に媚びる事はなく、人を愛せない渇いた生活を続けていた。一方幸運で屈託のない二人の友人との交遊は表面的で満たされることの少ないものでもある。毅然とした曜子に、傲慢だった久住の心境にも変化をきたし、愛する人に求められるという幸せを追い求めるという結論にいたる。読み終えると不思議なことに、ちょいと不幸になりたくなります。
私の今の状況と全く同じ設定なので、つい自分と重ねて読んでしまいました。愛されることは楽だから、ついそれに甘えてしまう。でもそれは恋愛じゃないんですよね。主人公の気持ちが痛いほど伝わってきました。この本を読んで、私も自分の気持ちに素直になろうと思うことができました。
唯川先生の作品の中で一番のお気に入りです。自分がどうあるべきかを常に考え夢中に過ぎていく時間の中で彼女が出会った切なく真っ直ぐでちょっと複雑な恋。様々な心の葛藤をどう切り開いていくのか、そしてたどり着いた答えは・・・。



