盛岡という舞台。鉱石店という設定。
緩やかな時の流れと、限られた人間関係の中で、それぞれの登場人物の個性がのびのびと書かれているように感じます。
主人公だけでなく、他の登場人物に興味を持ち、共感しながらも、あまり話がぶれずに読み進められるのは、この設定だからなのではないでしょうか。
誰もがまっすぐに、精一杯生きている。それでも、人生いろんな事があって、悲しいこともたくさんある。
だけどそんな危機に、周りのたくさんの人が、支え励ましあっているのだということが、お説教ではなく、爽やかに感じられます。
なかなかステキな青春小説です。中高生にも、大人にも。
君に舞い降りる白 (集英社文庫)
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集英社文庫のナツイチ、2008夏の一冊に選ばれていました。
集英社のWEBには、BOOKNAVI 書籍試し読みのサイトがあり、
見出しの1ページ程度の本文が掲載されています。
盛岡が舞台であることがわかりました。
水晶、翡翠、輝安鉱、緑鉛鉱、かんらん石などの鉱物も登場するようです。
読みやすい文体であることも分かります。
君に舞い降りた「白」とは何かに興味があります。
集英社のWEBには、BOOKNAVI 書籍試し読みのサイトがあり、
見出しの1ページ程度の本文が掲載されています。
盛岡が舞台であることがわかりました。
水晶、翡翠、輝安鉱、緑鉛鉱、かんらん石などの鉱物も登場するようです。
読みやすい文体であることも分かります。
君に舞い降りた「白」とは何かに興味があります。
前の彼女との悲しい別れから,もう恋愛はできないと思っていた大学生・桜井修二。バイト先である鉱物店「石の花」に,ある女の子がやってきた。名前は雪衣。色白の肌に黒い服。消え入りそうなその姿に,修二は戸惑いつつも引かれていく。
修二と雪衣の関係を縦糸としつつ,石の花にかかわる人々が持つ切ないエピソードを横糸に織り交ぜながら進行。一風変わった舞台設定と,学生らしい生活感が表れない主人公に,前半は月9のような匂いを感じ,感情移入できなかった。
そんな印象を覆されるのが終章。ラスト付近で石の花の社長が修二に言った「悲しみの中で身につけた潔癖さ」を「桜井から感じるようになった」という言葉が際立ちます。
修二と雪衣の関係を縦糸としつつ,石の花にかかわる人々が持つ切ないエピソードを横糸に織り交ぜながら進行。一風変わった舞台設定と,学生らしい生活感が表れない主人公に,前半は月9のような匂いを感じ,感情移入できなかった。
そんな印象を覆されるのが終章。ラスト付近で石の花の社長が修二に言った「悲しみの中で身につけた潔癖さ」を「桜井から感じるようになった」という言葉が際立ちます。



