(1)どんな本か
著者は、NPO法人遺言相続サポートセンター副理事長。多くの遺言作成や相続をサポートしてきた経験をもとに、本書を著している。
・ 遺言書があると、相続手続が簡単になる(たとえば、銀行預金の場合、遺言書がないと、引き出すには相続人全員の同意書や遺産分割協議書が必要。一方、「妻に○○銀行の預金をすべて相続させる」という遺言書があれば、妻はその遺言書を銀行に持参するだけで済む。)
・ 遺言書がないと、相続争いが生じる可能性が高くなる(たとえば、子供のいない夫婦の夫が死んだ場合、夫の親がすでに死んでいると、兄弟にも相続権がある。遺言書がないと、残された妻は相続財産の4分の1を渡さなければならない。)
などなど、多くの事例を解説している。
また、遺言書は死ぬことに備えるものであるのに対して、寝たきりやボケなどに備えて「財産管理の委任契約書」「任意後見契約書」「尊厳死の宣言書」の「生前3点セット」も必要であると説明している。
(2)読む価値があるか
「生命保険だけではダメ。遺言書と生命保険の両方が必要」、「財産が少なくても、相続の大変さに変わりはない」などの、著者の主張には説得力がある。とても参考になる本であり、ある程度以上の年齢の人は、財産の多寡にかかわらずぜひ読むべき本と思う。
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その死に方は、迷惑です―遺言書と生前三点契約書 (集英社新書 393B)
本田 桂子
価格: ¥735 (税込) 新書 出版社: 集英社 発売日: 2007/05 ASIN: 408720393X おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 66354位 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() |
本の内容自体は啓蒙的でとても参考になる。
しかし、せっかく公正証書できちんとした遺言書を作っても
今わの際に
「すべてを長男に譲る。何某」
と走り書きしたら、そちらが有効になるのではないか?
という疑問は解決できなかった。
しかし、せっかく公正証書できちんとした遺言書を作っても
今わの際に
「すべてを長男に譲る。何某」
と走り書きしたら、そちらが有効になるのではないか?
という疑問は解決できなかった。
足かけ3年連続で身内に不幸があり、ただいま、いつくかの相続手続を平行してやっているところです。第1章の「相続手続は思ったよりも大変!」の記述を今まさに体験しています。ほんとに、遺言があるのとないのとでは、手続き作業の煩雑さが大きく違ってきます。
相続なんて一生に一度あるかないかの作業ですよね。だからあちこちで不慣れな専門用語にぶつかり右往左往していますが、この本を一読して、霧が晴れてきました。
今取りかかっている作業が一段落したら、母にも一読を勧めようと思っています。また、今回、親切な行政書士さんに出会えたので、いろいろな手続き作業手順が頭に入っているうちに、私も遺言書と生前三点契約書を作成しようと思いました。
「遺言なんて私には関係ないわ」と思っている方も是非、読んでみてください。既婚・未婚・財産の有無・年齢にかかわりなく、必ず得るところがあると思います。
相続なんて一生に一度あるかないかの作業ですよね。だからあちこちで不慣れな専門用語にぶつかり右往左往していますが、この本を一読して、霧が晴れてきました。
今取りかかっている作業が一段落したら、母にも一読を勧めようと思っています。また、今回、親切な行政書士さんに出会えたので、いろいろな手続き作業手順が頭に入っているうちに、私も遺言書と生前三点契約書を作成しようと思いました。
「遺言なんて私には関係ないわ」と思っている方も是非、読んでみてください。既婚・未婚・財産の有無・年齢にかかわりなく、必ず得るところがあると思います。
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