岩館真理子自選集 (5) (集英社文庫―コミック版)
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森子の思い悩むこと、それは父親の違う弟妹たちの世話、すぐに好きな人の子供を作ってしまう母、好きな男子のこと。これらが徐々に進展し、なぜか気に入らない白い洋館を中心に絡み合って最後にひとつの結末に収束する。このストーリーの展開と構成が見事である。一途な森子、食べ物(特にハンバーグ)のことしか考えない草太、おしゃれのことしか考えない花子と緑の確執がそれぞれコミカルに描かれほほえみを誘う良品である。
ちょっと暗い雰囲気のする物語です。高校生の森子は、複雑な家庭で働く母親に代わって主婦業をこなす毎日。そんな森子には大切な夢があって、それを支えに過ごす日々が淡々と描かれています。ほんのり笑えて、そして番外編「夜汽車にのって」ではファンタジーっぽさも味わえます。



