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十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
価格: ¥730 (税込)

文庫
出版社: 講談社
発売日: 2007/10
ISBN: 4062758571
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 86735位
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間違いなく日本ミステリー史に残る大傑作!
新本格ムーヴメントを巻き起こすきっかけとなったのがこの「十角館の殺人」。

帯にはこう書かれている。
「たった一行で世界が変わる!」

たった一行で・・・?そんなことがありえるのだろうか?
そう思われた方は、是非一度読んでみてください。
本当に「世界が変わり」ます。
その1行を読んだ時の衝撃は決して忘れることが出来ません。
あまりにも痛快などんでん返し。見事です。

ミステリー好きなら必読です!
新本格?
この作者の作品は初めて読みました。

誰が探偵役かわからないまま読み進め、
最後は犯人の回想で説明終わりというのは肩透かしでした。

衝撃の一行とやらも私からすれば、
「え?ここで犯人わかっちゃうの?」とがっくりです。
探偵役がみんなの前で推理を披露するのが、一種のカタルシスだと思うのですが。

他の方も書いてますが犯人の動機も弱すぎますし、
そもそもが被害妄想っぽいのがあいたたです。
(それなのにあまり被害者たちに同情できないのは何故でしょう)

ただ、小説としてはそれなりに楽しめたので、他の作品も読んでみようかとは思いました。
メイントリックの発案者は……
《孤島》ものの嚆矢である、クリスティ『そして誰もいなくなった』の本歌取りが
目指された本作では、当然オリジナルにはない新しい試みが盛り込まれています。

そのひとつは、孤島での連続殺人が描かれる「島」のパートと交互に、
事件の背景や真相を捜査・解明していく「本土」のパートを展開している点です。

これは、探偵役を事件の外部に配置することで解決を担保し、その上で
「島」におけるサスペンスを最後まで途切れさせない工夫といえます。


また、作中において、ある人物が事件を推理する際に口にする
〈バールストン・ギャンビット〉という言葉もじつに暗示的。

〈バールストン・ギャンビット〉とは、容疑者の枠から犯人を「死者」に偽装することで事前に
締め出しておく手法のことなのですが、そこでの推理は直接、真相には繋がりません。

しかし、読み終えてみると、この言葉がメイントリックの
重大な伏線であったことに気づかされるのです。



▼付記

  本作のプロトタイプである『追悼の島』は、著者の妻で作家の
  小野不由美氏との共同作業によって完成させられたもの。

  しかも、本作のキモともいえるメイントリックの発案者も、じつは
  小野氏であったことが新装改訂版あとがきで明かされています。
端的につまらない
とにかく楽しめる肩こらない面白い小説を、ということで
殆ど読んだことのなかった最近(?)の日本の推理小説を
よんでみようかと思いました。
「新本格派」なるエポックが90年代にあったことや、そ
の中でも綾辻氏の本作や、島田氏の「占星術殺人事件」な
どが金字塔として絶賛されてるのも始めて知りました。
で、期待を胸に手にとりました。

結論からいうと、なんでこの程度のものが絶賛されている
のか全く理解できませんでした。
何十年も昔のアニメでしか出会えないような類型化した薄
〜い登場人物や、文字にすると幼稚にしか感じられない設
定でとたんつまづきました。

サークルメイトを「エラリイ」とか有名推理作家名で呼び
合うなどありえない違和感。サークルの伝統とかいうとっ
てつけた説明で納得しうるのは、本当は推理ものパロディ
である「名探偵コナン」か、メタフィクショナルなライト
ノベルでのみ通用する手法。

なので、トリックも、犯人もすぐにアタリがつきました。
但し、ずっと「んなわきゃねーよなー」と思ってたので、
本当にそれがトリックで、しかも殆どそれがしたいだけの
為に書かれた小説だと分かったときには脱力感が物凄かっ
たデス、ハイ・・・。
特に、どうしようもないなとおもったのは「動機」設定の
つまらなさです。求めるものが違いすぎたのかな・・・

デビュー作らしく他も読んだことないので、☆は1つおま
けです。

二番煎じ?いやいや・・・
最初の第一章を読んだだけで、「そして誰もいなくなった」を意識していることが明確に伝わってくる。何だ、「そして誰もー」の二番煎じか。そして横溝正史ほかで使い古された感のある「見立て殺人」、「隠された血縁関係」を思わせる振り・・・どこからどう読んでも、素直な、そして読者にものすごく親切な推理小説にしか読めないのである。

しかし、そうでないことは、この作品が始めて発表されてから何年もたった後で再販され、高評価を得ていることからも、明らかであろう。ぜひ、この本は素直に読んでほしい。そして最後で息を呑んでほしい。

注意。この小説のテキストは非常に癖がない。それはするする読めるということでもあるが、するする読めすぎるという感も無きにしも非ずである。見立て殺人の元ネタも非常にあっさりと処理されているし、登場人物もこぎれいにまとめられている。しかし、この小説の最大の見所である「突き落とすようなあっけない結末」を実現するには、こういう癖のない書き方でなければなかったのだ、と思う。もし、もっとドロドロネチネチしたのを読みたいという人は、横溝正史の「悪魔が来たりで笛を吹く」でも読むといい。しかし、それだけの理由でもし「十角館」を読まないというならば・・・これほど勿体無いことがあるだろうか?



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