映画を中心としたエッセイ集です。
年齢が近いせいか、ウンウンと頷きながら読んで笑っていくうちに、ホロリとさせるような家族との関わりを描いたものもあり、読後感のいい一冊でした。
私は好奇心の強いゴッドファーザー (講談社文庫)
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映画の批評でもあり日記の要素もある、著者独特の映画エッセイ。
映画を通して時代背景や文化が見えてくるようで楽しい。
映画を通して時代背景や文化が見えてくるようで楽しい。
中学生の時以来、映画の(主に洋画の)面白さにハマっていった著者が語る、「俺の人生で、これはちょっと外せないなあ」と振り返る映画エッセイ集。コミカルでユーモラスな語り口の行間から(ほんと、あちこちで、ふふふと笑える)、取り上げた映画へのなかなかに熱い思いが伝わってきて、「おっ! うまいこと言うやないか」などと頷きながら、一気に読んでしまった文庫本。格別、印象的でいい味わいとして心に残ったのは、著者がその人生の途上、リアルタイムに映画館で見たその映画との出会いや面白味について語るくだり。映画館で上映された当時の社会と著者を取り巻いている状況が、生き生きと、嬉々として活写されていたところ。そこんところが、このエッセイ集で一番よかったな。
全部で十六の章のなかでも、特に読みごたえとインパクトがあったのは、タイトルにもなっている「私は好奇心の強いゴッドファーザー」。1972年(昭和47年)、著者が中学二年生の時、新宿プラザで観たという映画「ゴッドファーザー」鑑賞日記。父親の運転する車で新宿に向かう少年(=著者)の心境を、ヘミングウェイのある短篇小説になぞらえて語るあたりから、エッセイの展開の妙に、ずずずいっと引き込まれました。
また、さる公共の場所で読んでいて思わず、にやにやしてしまい、あたりをそおっと伺う羽目になったのが、「リンチのやり方」の一章。デヴィッド・リンチ監督の某映画のワン・シーンを描写したくだり。危うく、ブワッハッハ〜と大笑いして、その場の注目を集めてしまうところでした(笑)
全部で十六の章のなかでも、特に読みごたえとインパクトがあったのは、タイトルにもなっている「私は好奇心の強いゴッドファーザー」。1972年(昭和47年)、著者が中学二年生の時、新宿プラザで観たという映画「ゴッドファーザー」鑑賞日記。父親の運転する車で新宿に向かう少年(=著者)の心境を、ヘミングウェイのある短篇小説になぞらえて語るあたりから、エッセイの展開の妙に、ずずずいっと引き込まれました。
また、さる公共の場所で読んでいて思わず、にやにやしてしまい、あたりをそおっと伺う羽目になったのが、「リンチのやり方」の一章。デヴィッド・リンチ監督の某映画のワン・シーンを描写したくだり。危うく、ブワッハッハ〜と大笑いして、その場の注目を集めてしまうところでした(笑)



