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終戦のローレライ〈1〉 (講談社文庫)
福井 晴敏
価格: ¥490 (税込)

文庫
出版社: 講談社
発売日: 2005/01
ISBN: 4062749661
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 23208位
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

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良作
面白い。まだ2巻までしか読めていないが先が楽しみだ。
戦記物という事もあり取っ付き難いかもしれないと心配したが、アクション感覚で楽しめた。
映画観た後でも楽しめます!
映画化された『ローレライ』の原作本です。私は映画を見てから原作を読み始めました。これは文庫本で4冊組のうちの最初の巻ですが、ここではローレライはまだ日本に着いてません。つまり、映画が始まるまで話が1巻では進まないんですね(^。^;)
原作ではローレライがどれだけ苦労して日本に到着したかが克明に描かれてるのですが、映画ではすべてカットです。これだけでも映画になりそうな話ですが、映画の設定とはかなり違う部分がある事がこの1巻目を読むだけでも分かります。ストーリーもかなり映画と異なる部分があって、映画を観てても楽しめると思いました。
原作の場合、映像が無いのでローレライという秘密兵器がどの様なものかという謎解きも楽しめるのがいいですね。できれば、映画を観る前に読みたかった本です。
魔女ローレライ
 面白いけれど,小説向きの作品ではない.
 超大作であるがゆえの4巻というよりは,書きたいことを全部書いたらなってしまったといった印象を受けるた.細部にこだわりすぎてしまった(脇役の人物描写,兵器に関するうんちく等)ために,熱さを感じながらも一気に読ませるほどの勢いは私には生まれなかった.結局のところヤマトやガンダムといったアニメに近い作品(悪い意味ではなく).小説という手法ではなくより適した表現を用いればよいと感じた.
泣きました
福井作品は「亡国のイージス」「Twelve Y.O」「川の深さは」と一通り読んだ私ですが、彼の作品で読みながら泣いたのは初めてです。
ついつい福井パターン(向こうっ気の強い少年、熱い中年、心に深い傷を持つ中年etc.)に当てはまる人物を捜しながら読んでいましたが、読み進んでいくうちにそれぞれの登場人物が魅力的で本当に感情移入してしまっていました。
第二次大戦末期という舞台設定上、彼らがみんな生き残るハッピーエンドなど有り得ないと知りながらも死なないで欲しい、と強く願うほどに。
最後の戦闘シーンではまさに手に汗握る展開続きでハラハラしながら頁を繰りました。あれだけの危機的状況の中で、誰一人恐慌状態にならずにがむしゃらに持ち場での作業に徹し結果的に米海軍の大艦隊のはなをあかし目的を遂げたときには快哉を叫んでいました。本当に守るべきもの、信じるもの見つけた人間というのはこのように強くて美しいのだなと思わせられましたね。
最終的に生き残ったのはほんの一握りの…。伊507とともに沈んでいった彼らを痛ましいと、生き残れた彼らには良かった、と単純に思いましたが、エピローグを読み生き残った彼らこそ辛かったのだなと思い直しました。そして、辛くとも(もちろんそれだけではないけれど)充分に生きたのだから、先に逝った彼らに恥じることは何もないだろうと。
読み終わって数日、余韻が残りあれこれと考えていました。
この作品自体はフィクションですが、戦争の悲惨さや命の大切さは充分に伝わってきます。平和ボケといわれる今の日本について考えさせられることもたくさんありました。
難しい書評については皆様がたくさん残してくださっていますしもう初版から随分経っているので、私は本当に感想だけですが。
文章が難しくてついていけなかった
中2の今頃にこの本買いましたがどうにも話しが難しくて付いていけませんでした。それに分からない単語もいっぱい出てきた(汗)しかし今は高一なので今なら大丈夫かな。
話しが難しいが第一印象でしたがおもしろいとも感じました。原作の方がいろいろ丁寧に描かれていますので☆3にしておきます。



終戦のローレライ〈2〉 (講談社文庫)
福井 晴敏
価格: ¥730 (税込)

文庫
出版社: 講談社
発売日: 2005/01
ISBN: 4062749718
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 11479位
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

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映画を観た後でも楽しめます!
映画化された『ローレライ』の原作本です。文庫本で4冊組のうちの第2巻です。1巻で日本に向かっていたローレライ搭載の潜水艦UF4が、アメリカの執拗な追撃で切り離してしまったローレライの回収から始まります。

ローレライが切り離された事に気づいたアメリカが執拗な索敵をする中でのローレライの回収作業、それによって窮地に立つUF4改め伊507と2隻のアメリカ軍潜水艦との死闘が行き詰まる描写で描かれてます。そしてローレライ開発の謎もここで明かされます。なんでこの部分を映画化しなかったの?って思うくらい面白いしシーン映えする部分だと思うのですが、この巻の内容も全く映画には出てきません。

絹見艦長と高須先任将校との間で交わされる、開戦の是非と戦争の終わらせ方についての会話も見所です。
『圧倒的な国力の差を知りながら、米国に仕掛けた軍。時局に鑑みて、やむを得ない開戦だったと断じた政府。神州不滅を哀しいまでに信じた国民…。すべてが愚直でありすぎた』愚昧でも蒙昧でもない、愚直。意志して悪を為そうとした者、国を滅ぼそうとした者などひとりもいない。愚直に己の節を通さんと欲し、刀折れ矢尽きても退く術を知らず、引き返せないところにまで来てしまったこの国の人々−。『しかし、いまの我々はそれを否定も肯定もできない立場にいる』『だから、ただやり通す。それだけだ。そうすることでしか、我々は次の世代に己を示す術を知らない』
絹見艦長、格好良すぎます。この様な台詞が言える場面が人生の中にあれば、とも思いますが、逆に何でも肯定も否定もできる今の時代に生まれてこれて良かったな、とも思えるのでした…

とにかく長いです。この2巻は500ページ近くあります。でも、緊迫する戦闘シーンは一気に読みたい部分です。時間がある時に一気読みがお勧めです。
胸が熱くなりました!!
 第24回吉川英治文学新人賞受賞作品
 第21回日本冒険小説協会大賞受賞作品
 「宝島社 このミステリーがすごい!」 2004年度 第2位
 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 2003年 第5位
 「ミステリチャンネル 闘うベストテン2003」 第2位
 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 総合ランキング 第16位
 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 ミステリー&エンターテインメント部門 第25位

 全4冊中の2冊目。

 いよいよ潜水艦が大海原へと繰り出します。

 様々な人生や思いを乗せるにはあまりにも小さすぎる潜水艦。

 そんな潜水艦が実際に乗っている人数の何十倍、何百倍という人々の思いを賭けて死闘を繰り広げます。

 潜水艦の乗組員は、それぞれ階級が高かろうが低かろうが1人の人間です。

 また、それぞれ家族や恋人等の思いを背負っています。

 人間の命や思いに軽重の差はありません。

 というか、あるはずがありません。

 死闘を繰り広げる潜水艦の乗組員1人ひとりのことを考えると、胸が熱くなりました。

 ソレデハ…

惜しむらくは、少々非現実的
その若さにも関わらず、人の心を動かすまっすぐな言葉を持つ人物。修羅場をくぐって学んだ訳でなく、狡猾に動き回って生き延びてきた訳でもない。むしろ、世間というものを味わう前の若い人物が、周到に用意したわけでもない言葉を使って、人の心を動かす瞬間があります。「ブラックジャックによろしく」の斉藤医師とかですね。
わずか17才の折笠征人が、伊507の乗組員の心を動かすシーンが、この巻には収められています。過酷な境遇に翻弄され続け、人間としての心を閉ざしてしまったドイツ人兄妹さえも、この青年と知り合って眠っていた心が徐々に解けていく。自分でも気付かないほどわずかずつではありますが。
謎に包まれた秘密兵器「ローレライ」の正体が明らかになる、重要な第2巻ですが、私はそれよりも、征人が全員の心を動かし、みんなの心が一つになるシーンが好きです。そしてそれにより、絹見艦長が決断を下し、見事に艦を操って敵を叩くシーン(まるで「沈黙の艦隊」みたいです)は、少々非現実的ですが、痛快です。
う~ん、羨ましい。
皆さん、何だか大変感動しておられる様で、私などとても羨ましいです。
他の何人かの方が書いておられますが、個人的には用語の誤りはまだ耐えられました。
しかし、環境や場面のやや無理のある設定、特にウェーク島の士官連が全員?米軍スパイと言うくだりは、説明が一切ないまま話がどんどん進み、何故ウェークが米軍のスパイだらけなのか?、どうやってここまでやってきたのか?、それ以前に彼らは日本人なのかアメリカ人なのか?、さっぱり理解できませんでした。
結局私は、この設定の説明箇所が発見できず、また何故なのか理解できなかったため、3巻で脱落してしまいました。(全巻購入していたのに、勿体無い・勿体無い(笑))
最後まで読破されて、尚且つ感動された方は、この難解な件を理解されたのですね。
まったく羨ましい限りです。

で、また他の方の引用で恐縮ですが、この本『第二次大戦と潜水艦と女』をだすという条件を出されて、執筆された作品とのなのですか?
う~ん、ちょっとびっくりですねぇ。
でも、強引な設定も、これを聞けば納得。
というか、こういうことを平然と解説に書かれているのを知ると、ちょっと興ざめです。
最後まで読まずに居て、良かったのかも?(笑)

この本で感動された方、下記の書籍をお読みになられると、もっと感動できると思いますよ。
もっとも、一種はコミックですが・・・。

・楳本 捨三氏 著 『井坂挺身隊、投降せず―終戦を知りつつ戦った日本軍将兵の記録』
・赤羽 礼子氏,石井 宏氏 著 『ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子』
・高橋 慶史氏 著 『ラスト・オブ・カンプフグルッペ 正・続』
・牛島 秀彦氏 著 『消えた春―特攻に散った投手石丸進一』
・土井 全二郎氏 著 『歴史から消された兵士の記録―無名戦士が語る最前線の実相』
・佐藤 和正氏 著 『最後の関東軍―勝どきの旗のもとに』
・天沼 俊氏 著 『戦空の魂』『戦空の魂-21世紀の日本人へ』

何れも、荒唐無稽な作り話ではなく、事実又は事実に基づいたフィクションです。
是非ご一読頂きたい。

ところで、このローレライという装置、滝沢聖峰氏のデビュー作『キ-108改・帰還セズ』にかなりヒントを得ているように思うのですが、私の勘繰り過ぎでしょうか?

あ、書評ですよね。(笑)
上に記した様に、設定の説明が不足している上、用語誤りや強引な設定等々、読むのにかなりの労力を要します。
しかし、用語誤りや強引な設定を気にしなければ(笑)、2巻までは結構わくわく出来ました。
と言うことで、ちょっと甘めに☆2つ。

最後に、かなり強行に自分の考え方を押し付けるカスタマーが居られる様ですが、私など心が死んでしまっているのですね。(笑)
上記の書籍を読むんで、かなり感動したのですが・・・。
反省・反省(笑)

読書の喜びを実感できた作品
第24回吉川英治文学賞受賞2004年度 このミス2位、文春2003ミステリーベスト10で5位。

本作品をまだ読んでいない方のためにあえてジャンルを分けると、「女王陛下のユリシーズ号」に代表される、「海洋冒険小説」というのが一番近いだろうか?(異論もあると思うが・・・)。しかし、戦争の意味を我々に問いかけ、閉塞した現代社会へエールを送る本作品は、そのジャンルにとどまることのない大作である。 1945年8月、終戦を間近に控えた日本では、未だにあるべき終戦の形が見えないでいた。その中で、ドイツが開発した秘密兵器「ローレライ」の存在が明らかとなり、一足早く敗戦したドイツから、「ローレライ」が極秘裏に日本に運ばれることとなる。本編中で主人公・折笠征人の叫ぶ、「戦争だからって、なんでも許されるわけじゃないでしょう」ということが、本作品のメインテーマのひとつであろう。 先に書いた「亡国のイージス」だが、私にとっては文章を読みづらく感じ、世間の評判ほど面白いとは思わなかった。しかしながら、私と同様の感想を持った方も、心配することなく是非購入して頂きたい。最初の51ページ(序章)は、前作同様若干読みがたいが、ここをすぎるとあとは本を置くことが困難になる。(ただし一晩くらいの徹夜では読み終わらないと思うが・・・)このような素晴らしい作品に出会えるから、読書はやめられない。久しぶりに読書の喜びを実感できた作品であった。




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