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邪魔〈上〉 (講談社文庫)
奥田 英朗
価格: ¥660 (税込)

文庫
出版社: 講談社
発売日: 2004/03
ISBN: 4062739674
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 8183位
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及川恭子の追い詰められ、転落していく様
上下巻合わせておよそ800ページありますが、早くページを進めたいという気持ちになります。

140ページあたりに記載されているあるハイデックスの火災事故が起きてから、少年の渡辺裕輔、警官の久野薫、火災事故の第一発見者及川茂則の妻でパート勤めをしている恭子それぞれの喜怒哀楽の人間劇場が始まるといったところだろう。犯人捜しよりも、それぞれの登場人物の人間ドキュメントを味わってほしい。特に、及川恭子の追い詰められ、転落していく様は本書の見ものである。

上巻でいえば、久野が渡辺裕輔らを骨折に見舞ったことや花村を尾行していたのがばれたことが下巻までつきまわることになる。
転落と復活の群像劇
ありふれた日常が足元から崩れ、あれよと言う間にドン底まで転落して行く女と、全てを失った状態から緩やかに復活する刑事の物語です。
面白いと思ったのは本作のタイトルが指し示す通り、登場人物たちが悉く邪魔しあい、ともするとありがちで単調になりそうなストーリー展開に鮮やかな彩を加えている点でした。おそらく登場人物の誰かが──たとえばそれは本庁から出向いてきて面倒くさい要求をするキャリア組の刑事でも、スーパーの休憩室で怪しい水やら野菜を同僚に売って回る妙なおばさんでも、または優しさや安らぎの象徴のような、あの素晴らしい義母にしても、一人が欠けただけでこの物語は、味わい深いあのラストシーンに辿りつけなかったように思います。
改めて、物語の本質は「関係」にこそあるのだな、と実感しました。
良書です。お勧めです。
実人生の世界
とにかくリアルすぎて怖いくらいです。(作者の文章力がすごすぎ)
かんたんに引き込まれました。(幸せ?にひたれます)
義母の件は ? ですが。
一読おすすめします。「最悪」注文しました。たのしみです。
「最悪」を読む前に読むべし
どうしても、「最悪」との比較になってしまうが、
「最悪」のほうが文句なしに面白い。
この作品とて、決して面白くないわけではなく、むしろ標準以上の出来と思うが、
私は不幸にも、「最悪」を先に読んでしまったため、上記のような感想しかもてなかった。


これを読んだのは、もう5年近く前だが、
作者がこんなにBIGになるなんて、思いもよらなかった。
途中でやめられない
奥田さんの人間描写は実にすばらしい!!
多くの人達は、一生犯罪に手を染めることなどないだろうと思って生きていると思う。
けれど、この本に登場するごく平凡な主婦が、ささいな幸せ、普通の家族を守るために
自分を見失い、転落していく様子は実にリアルです。
この本を買う方は、上下巻セットで買っておかないと後悔しますよ〜



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